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2015_アジアカップ(9)・・明らかにチカラが上のオーストラリアだったけれど・・まあ、あれほどのチャンスを決められなかったんだから、この結果は自業自得だね・・(オーストラリアvs韓国、0-1)・・(2015年1月17日、土曜日)

なんか、この厳しい気候にも徐々に馴れてきたような(アクリマティゼーション=身体の気候順応メカニズム)・・。

とはいっても、まだまだ猛烈に暑い。

今日は、ゲームは夜8時から(グループリーグ最終戦は同時キックオフ!)。だからチト散策しようと、朝方にホテルを出た。でも暑すぎて(37度だってサ!!)早々に退散せざるを得なかった。

とはいっても今日は、気温はものすごく高いけれど、湿度は30%を切っているらしい。昨日のマッチデイは、気温は30度そこそこに対し、湿度は90%に届こうとするくらい。

やっぱりサッカーにとっちゃ、蒸し暑さこそが最大の敵なんだね。

あっと、散策。

実は、暑さに負けて散歩から逃げ帰ってきたんじゃなく、今日は土曜日だから、朝食サービスを提供しているキャフェが閉まっていたんだよ。後から、ホテルのフロントに、土曜は休みだと聞いた。彼らに確かめてから出発すりゃよかった。

ということで、その後はホテルにこもって、サッカーだけじゃなく、社会や政治、スポーツなど、様々な情報を探っていたっちゅう体たらくでした。

WiFiは、とても快適に動くし、すべてが「込み込み」だからね。

まあ、明日からは涼しいメルボルンだから、リラックスした5日間を過ごせるはず。

ちなみに、今日のメルボルンの気候は、22度で、湿度40%程だってサ。

ということで、汗だくになってメディアセンターに到着したけれど、普段はガラガラの電車が、人でごった返していた。そりゃ、そうだ。何たって、オーストラリアが登場するんだからね。

でも、電車のなかで飛び交っている話題は、ラグビーとかクリケット、はたまたオジーフットボールばかりだったんだよ。

既にオーストリアは決勝トーナメントへの進出が決まっているから!?

いや、一位で決勝トーナメントに出れば、様々な意味でアドバンテージがあるからね。このゲームは、決して「消化試合」なんかじゃないんだ。でも巷の興味は・・。

まあ、試合がはじまれば、スタンドも盛り上がるでしょ。彼らにしても、グループリーグをトップで通過する意味は分かっているだろうからね。

とにかくオーストラリアは、勝つか引き分けでトップ当選なのです。

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さて、ということで試合。

私は、勝たなければならない韓国が、立ち上がりからガンガン「くる」と思っていた。でも、そうでもない。前へ仕掛けていこうとする意志にしても、明確に感じられない。

彼らは、行きたくても、行けない・・っていうことなんだろうか!?

まあ、確かに、両チームの間には、それだけチカラの差があった。

今回の韓国は、今までよりも明らかにチカラが劣っている。守備にしても、攻撃にしても。

そのバックボーンは、何なんだろうね・・

これまでの強い韓国代表だったら、チャンスに「なりそうな雰囲気」さえ出てきそうになれば、必ず、3人目、4人目のフリーランナーが、まさに「脇目も振らず」に必死に押し上げてきた。

でも、この韓国代表からは、そんな、ボールがないところでの優れた動きの量と質(要は、フッ切れた爆発的な意志!!)が感じられないんだ。

これじゃ、オーストラリア守備ブロックのウラに広がる決定的スペースを攻略できるはずがない。個のドリブル勝負でも、組織的なコンビネーションでも。

まあ、何度かは、ドリブル勝負でスペースへ抜け出せてはいた。そう、ゴリ押しの「個の仕掛け」。そんなシーンを観ながら、この韓国は、以前の中東チームのようだ・・なんて思っていた。

まあ、組織コンビネーションの量と質が、決定的に「劣っている」っちゅうことです。

でも、決勝ゴールは韓国がブチ込んだ。

スローインから、一瞬のオーストラリア守備のミスによって、左サイドで完璧にフリーになったイ・グノへ、キ・ソンヨンから、完璧なスルーパスが通り、そのままシュートへもって行かれてしまった。

そのシュート場面。

最後の瞬間、イ・グノのシュートに対し、ニアポストスペースへ飛び込んできた韓国選手(18番!?)の伸ばした足が、ちょっとだけ触った。それでコースが変わった。フ〜〜・・

その、ニアポストへの飛び込みアクションだけれど、私にとっては、「それ」こそが、韓国サッカーのイメージそのものなんだ。

でも、そんな「意志の飛び込みシーン」は、他には、ほとんど確認できなかった。

ところで、この失点シーンでの、オーストラリア守備の「バカげたミス」。

それは、キ・ソンヨンへボールが戻ってきた状況で、3人いたオーストラリア選手が、全員、ボールウォッチャーになり、そのボールを追い掛けちゃったこと。

だから、左サイドの最前線に、イ・グノが、まったくフリーで残ってしまった。そして・・

まあ、仕方ない。

ということで後半。

オーストラリアは、少なくとも「4本」、まさに決定的なシュートシーンを作り出した。

誰もが、「アッ・・ゴールだっ!」と、フリーズするような絶対的チャンス。でも、決め切れなかった。だから、タイトルにあるように、この結果は、自業自得。

この日のオーストラリア代表は、クルーズ、レッキー、そしてティム・ケイヒルという絶対的主力プレイヤーをベンチに置いてスタートした。

もちろん、後半になってから、3人とも出場し、それなりのパフォーマンスを魅せたし、チャンスメイクの中心としても存在感を発揮した。でも・・

まあ、ここは、韓国代表とセレッソ大阪のGK、キム・ジンヒョンのスーパーセーブを誉めるしかないかもしれない。彼は、本当に素晴らしい、勇気あふれるセービングを魅せた。

まあ、これ以上は結果論的なニュアンスになってしまうから、ディスカッションは止めにしよう。

これでオーストラリアは、蒸し暑いブリスベンでの準々決勝で中国と当たることになった。

そして順当に進めば、ニューキャッスルでの準決勝で、日本と当たる。フムフム・・

さて、明日はメルボルン。乗りが悪いから、今日は、こんなところで・・。悪しからず。

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 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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