トピックス
- 2015_クラブW杯(3)準々決勝・・またまた(勝負)強いサンフレッチェのツボが炸裂!?・・(サンフレッチェvsマゼンベ、3-0)・・(2015年12月13日、日曜日)
- ヒエ〜ッ・・!!
またまた、第一戦(クラブアメリカvs広州恒大)を観ていたときと同じような奇声が口をついた。
でも第一戦のときは、広州恒大のパウリーニョが逆転ゴールを叩き込んだ後半ロスタイムのことだった。それに対し、今度は、ゲームの立ち上がりから奇声が口をついたんだよ。
何せ、アフリカ代表のマゼンベ(コンゴ)がゲーム立ち上がりにブチかました、常識を越えたスピードとテクニック(まあ戦術能力も!)が、とてもスムーズにコラボした、危険な最終勝負をブチかまてきたんだからね。
その迫力に、「あの強い」サンフレッチェ守備ブロックが振り回され、決定的なシュートもブチかまされた。
そんなだから、奇声だって出るサ。
でもサンフレッチェは、ラッキーなことに(イヤ・・失礼・・彼らの、効果的な守備カバーリングが素晴らしい機能性を魅せつづけたことで!!)、その時間帯に失点することなく、徐々に「自分たちのサッカー」を取り戻していった。
そう、局面での、フィジカル&サイコロジカルな競り合いや「だまし合い」で、気圧されることが少なくなっていったんだよ。
たぶん彼らは、様々な意味合いで「フッ切れていった」んだと思う。
そう、「ビビったって何もはじまりゃしない・・ここは、思い切ってぶち当たるしかない・・」ってな心境になったとでも言いますかね。
そんなプロセスでも、サンフレッチェ選手たちの、強烈な「意志」を体感していましたよ。
何せ、ゲームの立ち上がりでマゼンベがブチかました、普通のイメージを超越する(様々な意味を内包する)強さ(!?)については、グラウンド上でプレーしている選手たちが、もっとも切実に「体感」しつづけているわけだからね。
だから彼らは、まず、その「異質なスピードとパワー」に慣れることが必要だったんだ。そして・・
そう、彼らは、まさに「自分主体」で、積極的にチャレンジしていったんだよ。
だからこそ、徐々にマゼンベの「異質さ」に慣れていけたというわけだ。そして、相手アクションやスペースをめぐる「間合い」を上手くコントロール出来るようにもなっていった。
そんなプロセスを経たわけだから、彼らが自信を深め、攻守にわたって「自分たちのサッカー」を積極的に表現できるようになっていったのも道理というわけだ。
その「慣れ」のバックボーンには、もちろん、局面でのスピード(瞬発力)やパワー(競り合い)では互角に抗していけない・・という体感もあった。
だから選手たちは、「間合い」や「予測」のコンテンツをどんどん「調整」していくことで、「結果」として互角に(また、それ以上に!!)立ち合えるようになっていったわけだ。
この、ゲーム序盤における、様々なコノテーション(言外に含蓄される意味)を内包する、サンフレッチェ選手たちの「調整能力」には、本当に舌を巻いた。
いや、ホント、大したモノだし、(勝負)強いはずだ。
そんな、ゲームのなかでの学習能力と調整能力だけれど、その絶対的なベースは、いわずもがなだけれど、戦術的な基本の(それを全力で遂行していく体感の!)積み重ねだよね。
このテーマについては、新連載「The Core Column」で発表した、「強いサンフレッチェ」というタイトルで書いた「このコラム」もご参照アレ。
そんな「基本の積み重ね」があったからこそ、「あの」立ち上がりにブチかまされた、冷や汗が出て、心底ビビってしまいそうな「異質な感覚」を、冷静に超越していけたんだと思う。
そして終わってみれば、3点ブチ込んでの完勝。
いや、ホント、大したモノだ。
とにかく「これ」で、あと2試合も、この「強いサンフレッチェ」に舌鼓を打つことができるじゃないか。良かった。
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あっと・・最後に「告知」をさせてください。
友人のプロベーシスト、藤原清登さんが、青山の「Body & Soul 」というライブハウスで演奏します(トリオ)。
この方は、「2000年、スィングジャーナル誌のベース部門で第1位に選ばれたモダンベースの王者(ウィキペディア)」というほどの、バカウマの人。私も、いつも感動をいただいています。
でも、そのコンサートが今週の水曜日(12月16日)ということで、私は、クラブW杯のために行けません。もしご興味があれば・・。ハッピーな心持ちにさせられること請け合いでっせ。
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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