トピックス
- 2015_東アジアカップ(その1)・・武漢に到着・・途中でバカなことをやらかしてしまった・・また空港での白タク・・フンッ!・・(2015年8月1日、土曜日)
- どうも皆さん、ちょっと疲れたけれど、青息吐息で、東アジアカップが開催される中国武漢(英語表記=Wuhan)に到着しました。昨夜のことです。
でも私は、比較的ツキに恵まれていた・・らしい。
- あっと・・掲載した写真。それは、今日の昼間に撮った、ホテルやスタジアム、ショッピングモールなどで、文章の内容とは関係ありません。悪しからず。
ということで、昨日、成田空港で出発を待っていたときのことです。突然、大住良之さんから電話が入ったんですよ。
「湯浅さん・・いま成田でしょ・・」
「エッ・・どうして大住さんは、まだ成田にいるんですか?」・・と、すぐに出発便の掲示板に目をやった。そしたら・・
「えっ!?・・大住さんが乗る予定だった便は、四時間半も遅れているっちゅうことなんですか!?」・・なんて、頓狂な声が出た。
「そうなんですよ・・荷物はチェックインしちゃったから待つしかないし、上海からの乗り継ぎ便は、完璧に乗り遅れだよね・・まあ、上海から武漢までの最終
フライト(21時発)にトライするしかないけれど、もしかしたら今日は上海泊まりになってしまうかもしれない・・フ〜〜・・」
あらら〜・・
成田を13時50分に出発する私の便も(同じく上海経由)すでに30分の遅れが表示されている。ちょっと冷や汗が出た。
「それは、ホントにアンラッキーの極みですね〜・・でも、まあ、最初のゲーム(なでしこの北朝鮮戦)は、明日のナイターだから・・」
・・なんて、なぐさめにもならない発言をしてしまった筆者だったのですが、まあ大住さんにしても、ハナシを聞かせる相手が欲しかっただけでしょ。それにしても、ついてない。
その後、大住さんは、どうなったのだろうか。後でメディアセンターで会うだろうから、そのとき「後日談」を聞くことにしよう。
______
かくいう私だけれど・・
ラッキーなことに、私のフライトは、30分遅れただけで、順調に上海に到着した。
そのとき考えた。
「まだ乗り継ぎ便のデパーチャーまでは2時間ある・・よしっ・・」
そして、まず「ATM」で、1,000元ほどの現金(1元=約20円)を調達し、めざとく見つけた「ファミリー・マート」で、今日の夜食(おにぎりとサンドウィッチ)だけじゃなく、確実に必要になるはずのミネラルウォーターを、しこたま仕入れたんですよ。
何せ、武漢の到着は21時過ぎだし、とにかく「そこ」は、とても蒸し暑いところだからね。
なんてったって、日本ブランドの「ファミマ」だからサ、まったく気を遣うことなく飲食料を調達したっちゅう次第。
でもサ・・
そう、完璧に失念していたんだけれど、国内線とはいっても、またまたセキュリティーチェックを受けなきゃいけなかったんだ。
そのことは、チェックゲートがチラッと目に入った瞬間に、稲妻に打たれたように思い出した。
バカなコトをした、ホントに・・。
そのとき、「一体何年、外国を行き来しているんだよ、オマエは〜!!」なんて、自分に対して腹が立ったものでした。フ〜〜ッ・・
「これ・・そこのファミリー・マートで、いま買ったばかりの新鮮なミネラルウォーターです・・どうぞ・・プレゼントです・・」
・・なんて、女性の係官の方に差し出したのだけれど、彼女は、差し出された三本とも、無表情でゴミ箱に放り込んだ。
そりゃ、彼女が呆れて、ユーモアで悔しさ(恥ずかしさ!)を紛らわそうとするコチラのマインドを無視するのも当然だよな。
そして、もう一度、フ〜〜ッ・・
________
そんな「刺激」を脳内にしまい込みながら到着した武漢。
ホテルは、東アジアカップの会場(武漢体育中心スタジアム)すぐ横のロケーションを選んだ。
何せ、そのスタジアムは、武漢シティーからかなり離れているんだよ。
そこまで、ほぼ毎日、それも蒸し暑いなかをバスを乗り継いで移動するなんて気が重い。だから、スタジアムへ歩いて行けるホテルを選んだっちゅうわけだ。
もちろんホテルの情報は、日本でプリントアウトしてきた。でも・・
そう、ここでもまた「やらかして」しまったんだよ。
そのホテル情報は、日本語と英語(アルファベット)表記だけだったんだ。
要は、中国語「も」表記されている「地図フォーマット」をプリントアウトしなければいけなかったということ。そして案の定、タクシードライバーの方と・・
あっと、その前に、タクシー乗り場で声を掛けられた「白タク」の運ちゃんのハナシから入っていかなければ・・。ソイツは、まさに雲助だった。
ソイツ、少し英語が出来る。だから、外国人とおぼしき私のモトに寄ってきて、強引に、手に持っていたプリント地図をのぞき込むんだよ。
そして、プリントアウトした英語表記の地図をみながら、「オーケー・・ミスター・・300元でいくよ・・オレのクルマは、あちらに置いてあるから、行こう・・」なんて手を引っ張るんだ。
そこはタクシー乗り場。
空車タクシーが、数珠つなぎに一列で並んでいるというのに、ソイツは、私を、その向こう側にある一般パーキングへ連れて行こうとするんだよ。
もちろん、すぐに、「フザケルナよ・・何が300元だ・・アンタのクルマにゃ、メーターなんて付いてないんだろ!?」と、ソイツを振り切り、スッと、並んでいる「メーター・タクシー」に乗り込んだ。
ソイツ。何かを言いに来るかな・・と思ったけれど、私がタクシーに乗り込んだら、もう何も言ってこなかった。
ソイツは、タクシー乗り場で、まさに「仕切り屋」みたいな傲慢な態度で、乗客(多くの中国人乗客はファミリーで、荷物と人でタクシーにぎゅう詰めってな感
じ・・そして、その多くが、閉まらないトランクを開けっ放しで発車していた!)を整理していたから、私も、彼のことを、てっきり「本物の整理係」かな・・
なんて思ってしまったんだよ。
でも・・
そう、ソイツが、他の「仕切り屋」に、ショバをゆずり、私を自分のクルマへ先導しはじめたとき、すぐに「私がカモになりかけている・・」って自覚したんだ。何せ、並んでいるタクシーじゃなく、その間を通ってパーキングへ行こうとしていたんだからね。
チト、アタマにきたけれど、ソイツは、日本語で「フザケルナよ〜っ!!」って声を出したこともあって(私が大男ということもあって!?)、ビビッて身を引いた。
でも、ソイツが凶器を取り出したら・・と思うと、タクシーのなかで、もっと冷静に対応すべきだった・・と、反省しきりだった。ホント、事なきを得てよかった。
あっと・・、次は、私が乗り込んだタクシー運転手の方のハナシ。
その方、まったく英語が分からない。もちろん地図を見せても、よく分からないといった風情。
でも、そのプリントした地図には、中国語で、「武漢体育中心」っていう表記だけはあったんだよ。だから彼は、取り敢えず、その方向へスタートしてくれた。
途中の料金所では、少し英語の分かる女性係員の方にも助けてもらい、取り敢えずスタジアムまでは到着したんだよ。でも・・
そう、そこからも紆余曲折があったんだ。何せ、道を聞こうと立ち寄った何軒かのホテルで「も」、まったくといっていいほど英語が通じないんだから。
ホントに、中国語表記のマップをプリントしてくれば良かった。そのとき「も」、自分の思慮の足りなさを痛感させられたモノさ。
そして、「フンッ・・人は、ネガティブなことからしか何かを学べないんだよ・・」なんて、悔し紛れの(みっともない!)捨て台詞を吐く筆者だったのでした。
フ〜〜ッ・・
掲載されている写真は、私のホテルと、その周りの(まったく予想だにしていなかったショッピングセンターや様々な店舗が軒を連ねている!)風景写真、そして「武漢体育中心スタジアム」です。
さて、ホテルで一息ついたら、スタジアムのプレスセンターで「プレスAD」をもらいにいこう。
「なでしこ」については、後で、別途レポートします。
若手主体の「チャレンジなでしこ」!? 期待しましょう。
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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