トピックス
- 2015_本田圭佑・・とても良い発展ベクトル上をひた走っている・・(2015年2月9日、月曜日)
- 今節のアウェー、ユーヴェントス戦。ACミラン本田圭佑は、先発フル出場を果たした。
果たした・・と書いたけれど、彼の「あの」パフォーマンスだったら、誰も彼のことをベンチへ下げるなんて考えなかったでしょ。
たしかにミランは「1-3」で負けたけれど、インザーギが言うように、サッカーの内容自体は、悪くなかったと思う。
相手は、「あの」ユーヴェントスだからね。だからこそ、チームの内容や選手個人のパフォーマンスを測るのに最高のシチュエーションだった。そして、だからこそ、本田圭佑のグッドパフォーマンスが嬉しかった。
というわけで、ミランは、(今の時点における!)セリエ屈指の強豪に、とても立派に「対抗した」とするのが、ただしい評価だったと思うわけだ。
また本田圭佑にしても、(結果だけを受けて評価する!?)イタリアのメディアが酷評するような内容じゃなかった。
もっと言えば、まさに、本田圭佑自身が意図する(!?)発展ベクトル上(その方向性!?)にピタリと当てはまる、グッドパフォーマンスだったと思うわけだ。
彼については、以前、新連載の「The Core Column」で「こんなコラム」を発表したし、最近でも、何度も、「ポジティブなイメチェン」という視点でコラムをアップしたっけ。
そう、攻守にわたるハードワークの量と質がアップしているプレー内容にともなって、彼のチーム内でのパフォーマンスも(そして彼の、グループ内ヒエラルキーのポジショニングも!!)着実にアップしつづけていると思うのですよ。
まあ、昨日の香川真司コラムでもそうだったけれど、攻守にわたる局面プレーを描写するのではなく、全体的な「意識(イメージ)と意志」について言及することを先行させたい。
もちろん時間が許す限り、香川真司にしても本田圭佑にしても、「5秒間のドラマ」を書くつもりではいますよ。
もちろん、彼らの「攻守ハードワーク」を絶対的なスタートラインに、(そのシーンから始まる!!)それがあったればこその創造的なスーパー(コンビネーション!?)プレー・・を中心にね。
それにしても、本田圭佑の「意識と意志」は高まりつづけているじゃありませんか。
この試合では、久しぶりに、基本的ポジションとしての「2列目センター」を任された本田圭佑。
皆さんもご存じのように、私は、トップ下だとかサイドハーフなど、攻撃陣についての「実質的なプレーイメージ」を狭めてしまうような表現は使いません。
それでも、プレーイメージを、応用、展開していくときのスタートラインとしての基本的ポジション(そのタスクコンテンツ!)は、やはり大事だよね。
その2列目センター。そこは、攻守にわたって、かなり「自由度」が高い基本ポジションでっせ。
だからこそ、優れた選手は、その自由度を「存分に活用」できる。
要は、攻守にわたって、しっかりと主体的に、仕事(ハードワーク)を探しつづけられるということです。世界トップクラブじゃ、世界トップのスターたちが、そんなハードワークに「も」勤しむんだよ。いや、「それ」を絶対的なスタートラインとしている。だからこそ、無敵。
彼らは、間違っても、その2列目センターのポジションに「フタをしてしまう」ようなプレーはしないよね。
私は、天才連中が、攻守ハードワークにも本腰を入れていることこそが、サッカー発展のバックボーンを左右する絶対的なコノテーション(言外に含蓄される意味!)だと思っているわけです。
数十年前に、ドイツサッカー史に燦然と輝く、故ヘネス・ヴァイスヴァイラーが私に言っていたようにね。
あっと、本田圭佑・・。
彼が、2列目センターでクリエイティブな「汗かきプレー」にも精進しているからこそ、味方にスペースを作り出せるし、自分で味方を使うだけじゃなく、味方に、自分を(効果的に!)使ってもらえる・・っちゅうわけだ。
その視点でも、この試合での本題圭佑は、十分に、味方からレスペクトされるだけのプレー内容を披露しつづけたと思う。
何か、彼の、攻守わたる局面プレーの具体例が欲しくなってきた。後で、ビデオを見直そう・・
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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