トピックス
- 2015_J2_第31節・・関塚隆さんとジェフのツキを奪っているのは、ホントに私かもしれない・・フ〜〜ッ!!・・(ジェフvsサンガ、1-1)・・(2015年9月13日、日曜日)
- いったい、何なんだろうね。
オレが観るジェフのゲームは、ホントに高い確率で、「悔しい結果」になってしまうんだよ。
そう、完璧な「勝ち試合」が、最後の最後で同点にされちゃったり、それだけじゃなく、交通事故みたいな失点で負けてしまったり。
このゲームでも、サンガの大黒将志が87分に押し込んだ同点ゴールは、まさに交通事故みたいなヤツだった。
サンガの左サイドから、(誰だったですかね!?)ドリブラーが勝負を仕掛けてきた。それを受けるジェフのディフェンダーも、十分な体勢で対応する。
そしてゴールライン際まで持ち込んだサンガ選手が、ラストクロスを送り込む瞬間、そのジェフのディフェンダーも十分な体勢でスライディングに入っていたんだよ。
(私も含めて)誰もが、「よしっ・・止まった!!」って思ったはず。でも次の瞬間・・
そう、ボールが、どういう具合だったのか、その球際の勝負スポットから「こぼれて」きちゃったんだ。そして、あろうことか、ゴール前で待ち構える大黒将志の足許へコロコロと・・。
この試合でのジェフは、攻守にわたって、とても立派な組織サッカーを展開した。
まあ、監督が、優れたプロコーチ(ストロングハンド!)、関塚隆さんだからね・・。彼は、2014年7月から、ジェフの監督を務め、とても良いチームに仕上げていた。
とはいっても今シーズンは、様々な意味の「過渡期」が訪れたことで、少しパフォーマンスが減退がちになってしまったけれど、このところは、しっかりと持ち直していたんだよ。
要は、関塚隆さんが、様々な(過渡期の!?)工夫を凝らしながら、個のチカラや特長(またパーソナリティーも!)を、チームとしてうまく組み合わせ、バランスさせているっちゅうことだね。
だからこそ、攻守にわたる組織サッカーが、本当に、とてもハイレベルに機能しつづけるっちゅうわけだ。
特に、最前線選手たちのディフェンスへの「強烈な意志」が特筆だった。
森本貴幸、ペチュニク、井出遥也に松田力といった強者どもが、まさに額に汗して「全力でのチェイス&チェック」をブチかましつづけるんだ。
そんなハードワークで放散された「強烈な意志エネルギー」は、まさに限界レベルにあった。
そして、そんな前戦からのチェイス&チェックがあるからこそ、ジェフ守備が、とても効果的にボール奪取プロセスを機能させられるっちゅうわけだ。
サンガ攻撃が、ジェフ守備ブロックの「裏の決定的スペース」を突けたシーンは、まさに皆無に近かったよね。
でも・・
そう、でも最後の最後で「何かが弾けた・・」ように感じた。神様のイタズラ・・!? いや、そんなコトは話題にしたくない。でも、たしかにツキから見放されたようなサンガの同点ゴールだった。
試合後・・
ジェフ役員の方も含め、何人かのジャーナリスト仲間から、「湯浅さんが観にきているからですよ・・」なんて、冗談交じりに言われてしまった。
以前、記者会見で、冗談交じりに、「関塚さんにとって疫病神の湯浅ですが・・」なんて、接頭「句」を入れたことがある。
そりゃ、あれだけ勝率の高いジェフのゲームで、私が観に行ったとき「だけ」、冒頭のような悔しい結果を見せつけられ続けたわけだからサ。
たしかに「最初のとき」は、関塚隆さんも含めて笑いを取れた。でも・・サ、こんなに高い頻度でつづいてしまったら、冗談じゃ、済まなくなるよね。
そして会見室でも、監督を待っていた多くの皆さんが、ニュアンスがどんどんシリアスになっていく「そのジョーク接頭句」のことを、忘れていなかったっちゅうわけです。フ〜〜ッ・・
でも私は、あくまでも、関塚隆ジェフをサポートしますよ。
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最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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