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2015_香川真司・・ちょっとだけアギーレ・・そして、攻守にわたって「仕事(ハードワーク)」を積極的に探しはじめた香川真司・・(2015年2月8日、日曜日)

どうも皆さん、帰国しています。でも・・

そう、夕方、成田に到着したその日に、ハビエル・アギーレとの契約解除の記者会見が、急遽設定されたんですよ。

もちろん間に合わなかった。でも、協会から送られてきた、緊急記者会見開催のメールを見て、すぐに、こんなことを思った・・

・・そうか、アギーレとの、袂を分かつ話し合いが、うまくまとまったんだな・・

もちろん「それ」は、アギーレに対する「粘り強い話し合い」が功を奏し、アギーレに対して、日本社会の、コンプライアンスに対する、とても厳格な「許容性向」を納得させられたということ。

だから協会は、決して「八百長疑惑」の内実に触れることなく、告発が受理され、それが起訴に至る可能性を内包していること、そしてそのことで代表チームのマネージメントに支障をきたす可能性があることのみを理由に挙げた。また同時に、彼の仕事内容を高く評価した。

アジアカップ。

日本、韓国、オーストラリア、イランという「アジア4強の構図」に大きな変化はなかった。

でも、そこで魅せた日本のサッカーは群を抜いていた。その絶対的ベースは、優れた機能性(連動性!)が光り輝く組織ディフェンスにあったと思う。

そう、それこそが、ハビエル・アギーレの真骨頂。

相手にボールを奪われた次の瞬間に、素早く攻守を切り替え、相手ボールホルダーにチェイス&チェック(プレッシャー)をブチかます。同時に、ボールがないところでも、クレバーなカバーリング網や協力プレス網を、あっというまに築いてしまう。

そんなだから、日本代表がゲームをコントロールしてしまうのも道理。そして彼らは、そのハイレベルで効果的ディフェンスをベースに、素晴らしい攻撃を繰り出していくんだよ。

3人目、4人目の「人の動き」がうまく連動しつづける組織コンビネーション。そんな高度なチームプレーのなかに、タイミングよくドリブル突破もミックスする。

そう、組織プレーと個人勝負プレーの絶妙のバランス。そして数多くの決定的チャンスを作り出した。でも・・

そう、そんなチャンスのほとんどを無駄にしてしまったんだ。

私は、その顛末をスタジアムの記者席で見届け、そして思った。勝負師アギーレのキャリアのなかで、最悪の(それに近い!?)敗退だったんじゃないか・・。

ということで今は、ハビエル・アギーレの、プロコーチとしての優れたウデを体感し、それに対する期待が高まっていたからこそ、何故もっとしっかり「身体検査」をやっておかなかったのかという後味の悪さばかりが残っているっちゅうわけだ。フ〜〜ッ・・

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あっと、香川真司。昨日の、アウェー、フライブルク戦。

とても良かったじゃありませんか。

もちろん、まだまだ細かなミスはあるし、相手に、スピードやパワーで勝負できるチャンスを与えるなど、本調子とは言いがたいプレー内容だったけれど、とにかく「良くなるベクトル上にある」ことを、明確に体感させてくれたことだけは確かな事実だったよね。

そう、意識(攻守プレーのイメージ!)と意志の内実が、素晴らしかったんだよ。

とにかく、攻守にわたって香川真司が魅せつづけた、積極的に仕事(≒ハードワーク)を探しつづけるプレー姿勢からは、彼のなかで「何か」が変化していることを感じさせられた。

もちろん、ユルゲン・クロップからも、かなり言われたんだろうね。

また「そこ」では、組織パスプレーマインドに「も」優れるシャヒーンとギュンドアンで組むダブルボランチが後方からフォローアップしてくるだけじゃなく、仕掛けの流れを演出する「気心の知れたパートナー」である、マルコ・ロイスが戻ってきたことも大きいと感じた。

とにかくこの試合での香川真司は、攻守にわたって、いままでの逆風を振り払うに十分な「躍動感」を魅せつづけていたんだ。

だからこそ、周りのチームメイトからのパスも「集まる」。だからこそ、彼を中心に、組織サッカーが、創造的に「加速」していく。

この「組織サッカーの加速装置」というテーマについては、新連載「The Core Column」で発表した「このコラム」も参照してください。

さて、香川真司が、眠りから覚めようとしている。

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 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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