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2015_オリンピック(U22)代表_いや、ホントに厳しい闘いだった・・勝った手倉森誠だけじゃなく、素晴らしい闘いを披露したベトナム(三浦俊也)にも拍手をおくろう・・(日本vsベトナム、2-0)・・(2015年3月29日、日曜日)

さすがに、三浦俊也。

素晴らしくハイレベルな「闘う意志」を、最後までブチかましつづける良いチームを作った。

ベトナムU22代表の監督である三浦俊也は、ベトナムのフル代表も率いている。彼に対するベトナムサッカー協会の信頼の深さがうかがえるじゃないか。

でも、まあ、「あの」ベトナムのこと、闘う意志という視点じゃ、「根源的な素養」を備えているはず。三浦俊也は、その「ベーシック資質」を効果的に刺激したっちゅうことなんでしょ。

とにかく、ベトナムがブチかましつづけた、積極的でクレバー、そして粘り強いハードワークには感銘を受けていた筆者なのです。

そんなだから、手倉森誠ジャパンがベトナム守備ブロックに手こずるのも道理。

そこでは、日本代表の攻撃内容が良くなかったというよりは、ベトナムの「意志」が素晴らしかったと表現するのがフェアだと思いますよ。

ベトナムの守備。

とにかく、誰ひとりとして気を抜かない。

そして、忠実でダイナミックなチェイス&チェック(日本ボールホルダー=次のパスレシーバー=への寄せ!)を基盤に、次、その次のインターセプトやパスを狙いつづける。

もちろん、少しでも日本のボールの動きが停滞したら、すかさず強烈な協力プレスをブチかましてくる。

たしかにグラウンドの状態は悪かった。そのこともあって、日本の若武者達は、ベトナム守備ブロックを相手に、うまくスペースを突いていけなかった。

南野拓実、(2ゴールを挙げた)中島翔哉、そして矢島慎也が中心になった仕掛けプロセスだけれど、素早く流れるようなダイレクトパス(勝負のコンビネーション)を効果的に繰り出していけなかったんだよ。

だから、どうしても、ドリブル勝負を前面に押し出すようになってしまう。

たしかに、彼らのドリブル勝負は破壊力抜群だよ。でも、「それだけ」じゃ、ベトナム守備ブロックだって、効果的な「追い込み」やカバーリングなどで簡単に対処できてしまうよね。

だから日本代表は苦労した。

それでも最後は、素早いパス(人とボールの組織的な動き)と、勇気をもったドリブル勝負(個のリスクチャレンジ)が、ツボにはまった。

全ゴールを挙げた中島翔哉だけじゃなく、何度も、決定的なドリブル最終勝負をブチかました南野拓実の発展ぶりを、頼もしく感じていた筆者なのです。

まあ、次のマレーシア戦では、グラウンドの状態も好転しているだろうから、より高い次元で、組織プレーと個の勝負プレーをバランスさせられるでしょ。

前回ミャンマー戦でブチかました、素晴らしいトータルフットボールのようにネ。

あっと・・、それまでには、このゲームで明白になった、セットプレー守備での課題もクリアして欲しいね(≒勝負イメージの調整!!)。何せ、2度も、決定的なピンチに陥ったわけだからサ。

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 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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