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2015_オリンピック(U22)代表・・攻守にわたる抜群の組織プレーとスピーディーで危険なドリブル勝負の高質コラボレーション・・手倉森誠に乾杯!!・・(日本vsコスタリカ、2-0)・・(2015年7月1日、水曜日)

手倉森誠さんは、ホントに良いチーム(サッカー)を作っている。

このゲームで、日本オリンピック代表が素晴らしいプレーを展開したことは、もう書く必要もないでしょ。

まず・・

何といっても、素晴らしいプレッシング連動ディフェンスと、積極的にタテへ仕掛けていく(強烈な意志を内包する!)組織サッカーっちゅう視点だよね。

とにかく、積極的な「前からの協力プレス」が素晴らしい威力を発揮しつづけていた。そんなダイナミック守備に、コスタリカは、まったくといっていいほど対抗できていなかった。

もちろん何度かは、我らが若武者がブチかます「前からプレス」も、うまくかわされた。

でも彼らは、間髪を入れずに相手攻撃を遅らせ、素早く守備組織を立て直してしまうんだ。

そんな、柔軟で創造的な(そして強烈な意志をブチかますような!)対処能力もまた、このチームのキャパの高さの証明だった。

その守備メカニズムで中心的な役割を果たしていたのが、言わずと知れたキャプテン遠藤航。

また、彼のパートナーとして、これまた、攻守にわたって抜群の実効プレーを魅せつづけた井手口陽介と(後半に交代し出場した)喜田拓也も、頼り甲斐のある若武者たちだ。

そんな彼らの頼もしいプレーを観ながら、「やっぱりチームの重心はボランチにありだな・・」なんて再認識していたっけ。

手倉森誠さんのチーム作りイメージのコアに、この「ハイレベルなボランチの機能性」があることは言うまでもないっちゅうことです。

もちろん前戦プレイヤーたちも、その中盤守備コアコンビに有機的に(効果的に!)連動するようにディフェンスに入ってくる。

いや、その中盤守備のコアコンビが、効果的なボール奪取プロセスをリードできるのも、最前線プレイヤー達のチェイス&チェックがあればこそ・・とも言える。

まあ、守備こそが、「互いに使い・使われるというメカニズム」を絶対的基盤にした本物のチームプレーであるべき・・っちゅうことでしょ。

そして、そんなダイナミックで創造的なディフェンスがあるからこそ、次の攻撃にも勢いが乗っていく。

その攻撃だけれど・・

もちろん人とボールの動き(組織コンビネーション)も素晴らしかったけれど、私は、このチームの特長の一つに、そんな組織プレーと個のドリブル勝負が、絶妙にコラボレートしているというポイントを挙げたいね。

スタメンに名を連ねた浅野拓磨、野津田岳人、前田直輝、後半から登場し、見事なドリブル(ミドル)シュートゴールや惜しいドリブル突破シュートをブチかま した金森健志、素晴らしいいスピードに乗ったスキルフルなドリブル突破を披露した小屋松知哉、そして言わずもがなの中島翔哉。

彼らは、日本代表の希望の星だよね。

そんな「本物のドリブラー」たちが、守備でも、フルスプリントを積み重ねる全力デイフェンスにも精進するんだよ。

そりゃ、彼らのドリブル勝負が、最高レベルの「実効」を発揮するのも理の当然だ。

ということで、このゲームでは、攻守にわたる「組織と個の抜群の高質バランス」が特筆テーマだったっちゅうことですかね。

そんなところにも、手倉森誠さんのウデを感じていた筆者なのでした。

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 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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