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2016_ACL・・相手が強いからこそ見えてくる真実・・そこには、多くの、認識を新たにした発見があった・・(浦項vsレッズ、1-0)・・(2016年3月2日、水曜日)

「なでしこ」のコラムを仕上げてから、日テレプラスの録画を観戦しました。

相手は強い浦項。だから、様々な「発見」があった。いや、発見というよりも、「認識が改まった」って表現した方がいいですかね。

それでも、まずゲームについて。たしかに勝負には負けてしまったけれど、全体的なサッカー内容は、とても立派だったと思う。

攻守にわたって、しっかりと全力スプリントを積み重ね、局面(球際)でも、一歩も引かない立派な闘い(肉弾戦!?)を展開した。

相手が、「あの」強い浦項だからネ、それもまた素敵な再認識だったというわけさ。

レッズが入った予選グループは、とても、とても強いチームばかり。だからこそ、そこには、素敵な学習機会が満載されているっちゅうわけだ。

ところで、前述した「認識を新たにしたポイント」だけれど、それらの発見は、おしなべてポジティブなモノだったんだよ。

まず何といっても、アンカーに入り、素晴らしくステディーでソリッドなプレーを展開した那須大亮。いいね〜・・頼もしい。

また、これまでは、「トンコ・トンコ」っちゅう「かったるいプレーリズム」のネガティブ印象ばかりが強かった青木拓矢と橋本和だけれど、徐々に、そのイメージを払拭し、しっかりとした「意志のプレー」を展開できるようになっている・・と感じる。

また、攻守にわたって、より強く「自己主張」できるようになっている高木俊幸(まあ梅崎司もかな・・)。自己主張って、もちろんリスクチャレンジのことだよ。そう、勇気。

ニーチェ曰く・・

・・カネを失ったら、また稼げばいい・・名声を失ったら、挽回するために努力すればいい・・でも、勇気を失ったら、生まれてきた価値がない・・

あっと、蛇足・・。そう、「発見」だった。

期待の新人、駒井善成。

まだまだ、攻守にわたって甘いところ(逃げの心理!?)は見え隠れするけれど、それでも、彼が秘めるキャパの高さは感じさせてくれた。

また彼については、攻守にわたる様々なポジションを「そつなく」こなしたし、時間を追うごとに、プレー内容にも「自信と確信」があふれるようになった。

そう、ハイレベルな意識(インテリジェンス)と意志。これは、ホントに、期待できそうだ。

あっと・・交替出場した石原直樹。良かったですよ。

・・等など。

また、フォーバックをやったり、途中からスリーバックに戻したり、多くの選手が、様々な戦術タスクを、マルチに(そしてある程度の満足度で!)こなしたり。

いや、ホント、相手が強いからこそ(選手たちが強い意志で自己主張する=せざるを得ない=からこそ!)見えてくる「ポジティブな発見」ってなところですかね。

それにしても、ものすごくエキサイティングなゲームだった。互いに仕掛け合ったからこその、あふれ返るダイナミズム・・ってなところですかね。

最後に・・、レッズが同点にできなかったことは残念至極でした。

PS:これからは、「The Core Column」と「My Biography」も、注力してアップしていきまっせ。

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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