トピックス
- 2016_WM最終予選・・素晴らしいボール奪取デュエル(局面勝負)の積み重ねだった・・ヴァイード・ハリルホジッチに乾杯!!・・(日本vsサウジ、2-1)・・(2016年11月15日、火曜日)
- いま夜中の24時。
やっと帰宅しました。でも、まあ、先日の、雨にたたられた鹿島からの帰途に比べたら(もちろん達成感はあったけれど・・)、今日は、とても気持ちよい単車ライドではありました。
でも、疲れた。もちろん、とても心地よい疲労感だよ。
何せ、ハリルホジッチ監督が、様々な意味合いを内包する「リスクチャレンジ」をブチかまし、それを、ポジティブな進化&深化につなげてしまったんだから・・(意味は後述)。
ということで最初のテーマ。
それは、何といっても、局面でのボールをめぐる競り合い(デュエル)が内包するコノテーション(言外に含蓄される意味)ってなところですかね。
要は、局面でのボールをめぐる競り合い(デュエル)コンテンツに象徴されていたように、選手一人ひとりの闘う意志が、まさに天井知らずだったということが言いたいんだよ。
そんなだから、オランダの名将ファン・マール・ヴァイクに率いられ、素晴らしくコレクティブに変身したサウジアラビアにも、まったくといっていいほどチャンスメイクをさせなかった。
それにしても、「あの」自分勝手なサウジ選手たちを、ここまで組織的にまとめてしまうんだから、本当に、ファン・マール・ヴァイクは優れたプロコーチだ。
でも、この試合では、そんな進化プロセスにあるサウジも、日本代表の「強烈な意志」に圧倒されていたっちゅうわけさ。
たしかに後半ロスタイムに1点ブチ込まれはしたけれど、それ以外では、スペースを攻略されるような、守備ブロックがネガティブに振り回されたシーンは皆無だったんだよ。
それも、これも、選手たちの(攻守にわたる)ボールがないところでの忠実&ダイナミックなハードワークと、勇気があふれ出してくるような、忠実で粘り強いボール奪取デュエルの為せるワザだったんだ。
そんなボール奪取デュエルが素晴らしかったからこそ、ボールを奪い返してからのショートカウンターも、殊のほか効果的に機能したっちゅうわけだ。
特に原口元気。
前回のオーストラリア戦では、元気があふれ過ぎてPKを取られてしまったけれど、その痛い経験は、この試合で、とてもポジティブに活かされていたと感じた。
とにかく、彼の、相手ボールホルダー(次のパスレシーバー)への寄りの迫力たるや、まさに猛禽類そのものだったけれど、そこには、状況を見極める、とても冷静な「眼」もあったんだよ。
だから、ボールをキープする相手(次のパスレシーバー)への、とてもクレバーで大迫力のチェイス&チェックが、何度も功を奏したっちゅうわけだ。
もちろん失敗やミスすることも多いよ。でも彼は、そのネガティブ現象の悔しさを、次には、「10倍返し」にしちゃうんだ。
もちろん、そんな大迫力チェイス&チェックは、原口元気だけじゃない。
中盤のボランチコンビにしても、トップ選手たちにしても、サイドバックにしても、センターバックにしても・・
あっ・・全員か・・。へへっ・・
あっ・・そうか・・
原口元気に言及したから、やっぱり、長谷部誠も持ち上げなきゃいけない・・
たしかに長谷部誠にとっては、「いつもの冷静な実効パフォーマンス」にしか過ぎないんだろうけれど、とにかく、クレバーで美しいインターセプトから、泥臭いボール奪取デュエルまで、まさにキャプテンに相応しい「強烈な意志」の大活躍だった。
もちろん彼の場合は、ボールを奪い返してからの勝負のゲーム&チャンスメイクという視点でも、ものすごい価値を生み出している。
まあ、長谷部誠について書きはじめたら切りがなくなるから、今日「も」こんなところで・・。
とにかく、ハリルジャパンがブチかまし続けた、素晴らしい「局面デュエル」の内実には、ものすごく深〜いコノテーション(言外に含蓄される意味)が満載だったということが言いたかった。
だからサウジは、最後の時間帯でも、ゴリ押しの「力業」以外、チャンスの目はなかった。
彼らは、日本の守備ブロックのスペースを攻略してチャンスメイクするようなシーンは皆無だったんだよ。
ということで、この、強烈なボール奪取デュエル(強烈な意志のチカラ!)のバックボーンを、冒頭の、ハリルホジッチ監督の「リスクチャレンジ」へ回帰させようっちゅうわけだ。
そう、本田圭佑、香川真司、岡崎慎司という、これまでの絶対的な主力をベンチスタートにするという決断。
このところ、ハリルホジッチ監督は、様々なメディアから、「変に」叩かれまくっていたよね。
それに対してハリルも、チト、エキセントリックに反応してしまっていた。
まあ、今はそんなことはないだろう(余裕が生まれているだろう!?)けれど、とにかく、そんな、ちょっとネガティブに膨れ上がる可能性もあった(!?)雰囲気を突き崩すような、「リスクチャレンジの決断」と、確かな「成果」だったわけだ。
ところで、そのリスクチャレンジ。
それって、実際にプレーする(若手の!?)選手たちにとって、これ以上ない「激烈な刺激」であることは論を俟(ま)たないよね。
もちろん「そこ」には、ハリルホジッチが、メディアを、現場の「共通の敵」として、うまく活用しちゃったのかもしれない・・という視点もある。
もちろん彼にしても、メディアと敵対するつもりはないでしょ。
でも、チームに対して、このタイプの「勇気」を魅せれば、選手たちのやる気(闘う意志)が何倍にも膨れ上がるのは自然の摂理だよね。
そして、「あの」スーパーな、ボール奪取デュエルが、ブチかまされつづけたっちゅうわけだ。
イレギュラーするボールを足で扱うことで、不確実な要素が満載のサッカーは、究極の「意志のボールゲーム」なんだよ。もう、何度も主張しているようにね。
だからこそ、優れた組織サッカーは、攻守にわたる、クリエイティブなムダ走り(失敗デュエル!?)の積み重ね・・とも言えるっちゅうわけさ。
あっ・・そうそう。
ハリルホジッチ監督は、会見で、こんな主張もしていたっけ。
確実に「席」が用意されている選手はいない・・ってね。
でも、同時に、本田圭佑、岡崎慎司、香川真司に対する信頼には、まったく揺らぎがない・・なんていうことも言う。
もちろん、・・彼らにしても、しっかりとクラブで主力を張らなきゃいけない・・難しいならば、いつも出場できるクラブへ移籍するのも一考だ・・なんていう主張も忘れずに付け加えながら・・ネ。
いいね・・優れたチーム(心理)マネージメント。
選手たちは、ハリルホジッチ監督が内に秘めている勇気と頑固さ(強烈な自己主張!?)を体感しているでしょ。
それって、今日のゲームのように、サッカーが(闘う意志が!?)うまく連動しはじめたら、確実に(監督と選手の!)相互信頼を、より充実させるよね。
そしてチーム内に、とても健全な(心理・精神的なモノも含めた!!)競争環境が整っていく。
とにかく、それらのチームマネージメント心理ファクターという視点でも、ハリルホジッチ監督は、今日のゲームの勝者だったと思う筆者なのであ〜る。へへっ・・
ということで、ヴァイード・ハリルホジッチに乾杯!!
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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