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2016_ルヴァンカップ(その2)・・レッズのチーム作りについての(代理で指揮を執った)堀孝史さんのハナシ・・(レッズvsヴィッセル、4-0)・・(2016年9月4日、日曜日)

・・え〜〜っ・・私は、堀さんが現役当時に、堀さんのファンだった、フリーランスの湯浅と言いますが〜・・

私の質問の導入部。堀さんも含めて、会見場にいた皆さんが、一様に微笑んだ(!?)。

笑いは、人をクリエイティブにするんだよ。だから、そんなハナシから入ることにしたんだ(私が堀孝史のファンだったのは事実だよ!!)。

何せ、眉根にシワ寄せる雰囲気なんて、人の発想を硬直化させるだけだからね。

ハナシは飛ぶけれど・・

ドイツサッカーの父、伝説のゼップ・ヘルベルガーが、こんなコトを言った。

・・最高のトレーニングとは、選手たちが、(自分自身に対しても!!)満足げに笑いながら(疲労で!!)ブッ倒れてしまうようなモノであるべきなんだ・・

ゼップ・ヘルベルガーは、1954年スイスW杯で西ドイツが優勝したときの監督だぜ。

もちろん私は、直接、彼から教えを請う機会には恵まれなかったけれど、それでも、彼の、優れた心理マネージャーとしての「逸話」は、ヘネス・ヴァイスヴァイラーを筆頭に、ドイツサッカーの重鎮たちから、耳が痛くなるほどしつこく聞かされたモノです。

そうそう、堀孝史さんに対する私の質問だった。

あっと・・

その堀孝史さんだけれど、彼は、「退席処分」になったミハイロの代理としてチームの指揮を執ったんだよ。だから監督会見にも臨んだっちゅうわけだ。

えっ!?

どうして、ドイツ語が分からないレフェリーがミハイロを退席処分にしたのかって!?

その理由なんて、知る由(よし)もないよ。

例えば、強烈に攻撃的な態度とか表情とか(大きな声とか)・・!? それで主審が侮辱されたって感じたとか・・!?

それとも、主審が、ゲームを「より」円滑にマネージするために、ミハイロを、レフェリングの「心理ツール」として効果的に利用した!?

さて〜〜・・

あっ・・と、堀さんへの質問だった。スミマセンね、余談が多くて・・。

・・ということで・・

・・堀さんは、長い間、ミハイロのチーム作りを観察し、そのプロセスを手伝ってきました・・

・・その今のレッズですが、私はとても優れたチームに成長していると思っているんです・・

・・何といっても、良いサッカーで結果を残すことほど難しい作業はありませんからね・・

・・もし堀さんが、そんな私の評価にアグリーの場合、そのもっとも重要なバックボーンを挙げていただきたいのですが・・

堀孝史さんは、そんな私の質問に対し、とても真摯に、こんなニュアンスの内容をコメントしてくれた。曰く・・

・・冒頭のコメントでも言ったのですが、ミーシャさんがベンチを後にしてからも、選手たちは、様々な状況に、正しく対応しながら、とても立派にプレーしたと思います・・

・・彼らは、自分たちが何をやるべきかを明確に意識していますし、それを主体的にやり遂げられる強い意志も持ちあわせているということです・・

・・ミーシャさんは、選手たちに対して、自分たちがやるべきことを、分かりやすい表現で、明確に伝えます・・

・・そして選手たちは、その指示を、しっかりと消化(自分なりに理解!?)し、自分たちなりに工夫しながら、最高の実効を発揮しようと努力するんですよ・・

・・今は、そんなレッズの(主体的で創造的な!?)雰囲気が、チーム全体に、しっかりと浸透していると思います・・

・・いまの良いサッカーと成果は、そんなミーシャさんの(戦術的&心理的な!?)アプローチが、実を結びはじめているコトの証明だと思うんです・・

・・繰り返しになりますが・・

・・ミーシャさんのチームマネージメントによる、選手たちの自主性(積極的に考える姿勢!)の発展と、その結果としての主体的な実行力こそが、いまのサッカーを支えていると思います・・

いいね〜・・堀孝史。

私も、堀さんが言うように、ミハイロが作り上げた、自ら考え、工夫する姿勢に支えられた創造的な雰囲気(心理環境)こそが、いまのレッズの成功を支えていると思っていますよ。

特にディフェンス。

主体的・積極的アクションを絶対的ベースに、互いに声を掛け合うことで高まる「連動性」。

それは、互いに「使い・使われるメカニズム」に対する深い理解と、それをベースにした、深い相互信頼なくして、決して成り立たない。

要は、互いに指示をし合うということだけれど、その指示によって、チームメイトの「心と身体」を効果的に動かすためには、「まず」自らが、ハードワークに勤(いそ)しまなきゃいけない。

そんな、原則的な「心理(連動性)メカニズム」が効果的に機能しつづけているのも、ミハイロの「ストロングハンド」が背景にあるからなんだろうね。

もちろん、堀孝史コーチと杉浦大輔コーチの協力も含めてネ・・。

とにかく私は、リーグやトーナメントの大詰めに向かって、より強く、いまのレッズが放散する「勝者メンタリティー・オーラ」を体感できることを楽しみにしているんですよ。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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