トピックス
- 2016_オリンピック代表・・いやホント、素晴らしいサッカーだった・・流石のストロングハンド(手倉森誠)だ〜っ!!・・(日本vsメキシコ、2-1)・・(2016年3月25日、金曜日)
- 手倉森誠ジャパンは、ホントに良い「チーム」になっているね。
もう、この「事実」は、書く必要など全くないことなのかもしれないけれど・・
その最も重要なバックボーンは、何といっても、攻守ハードワークの内実だよね。
特に守備。
このテーマについては、先日、新連載「The Core Column」で発表した、「最前線からの全力チェイス&チェックと連動守備・・」というテーマでアップした「このコラム」をご参照アレ。
また、世界サッカー史に残るオランダのスーパープロコーチ、故リヌス・ミケルスから教えを請うた「ホンモノの守備意識に対する教え」を伝えたくて書いた「このコラム」もありまっせ。
まあ、ストロングハンドの勝負師、手倉森誠も、「意志の強さ」という絶対的な評価基準でプレイヤーを選んでいる・・っちゅうことだね。
何せ、選手たちのフィジカルやテクニックなどは、かなり「高次平準化」してきているからね。
だから、手倉森誠は、攻守にわたる戦術的アクションを、「しっかりとグラウンド上で表現できているかどうか・・それも主体的に・・」という絶対的な評価基準をもっているということでしょ。
ここでいう「戦術的アクション」とは、もちろん攻守にわたるハードワーク(≒フルスプリントの積み重ね!)に支えられた組織サッカーのことだよ。
そう、「それ」を最高レベルで機能させるためにこそ、攻守ハードワークという絶対的バックボーンがあるっちゅうわけさ。
とにかくこのチームでは、全員に「その考え方」が深く浸透していると感じる。
だからこそ、中島翔哉、南野拓実、久保裕也といった個の才能連中も、「ココゾッ!のドリブル勝負」を、勇気と責任感をもってブチかましていけるっちゅうわけさ。
これは、とても大事な視点だよ。
そう、攻守ハードワークに対する意識が高いからこそ、自信と確信をもって、リスク(ドリブル勝負)にも積極的にチャレンジしていける・・という、人間心理の捉え方。
それにしても手倉森誠ジャパンは、鋭い、ホントに鋭いショートカウンターをもっている。
それもまた、選手たちの勝負イメージが、しっかりと「シンクロ」しているからに他ならない。
2点目の追加ゴールシーン。
まあ、書くまでもないけれど、そこでの主役は、何といっても、遠藤航がブチかました、相手トラップの瞬間を狙ったボール奪取アタックだった。
そして、そのボール奪取から、中島翔哉のドリブルでの突っ掛けと決定的な「ワンのパス」、久保裕也の、(南野拓実が!)脇目も振らずに走り抜けた「3人目フリーランニング」を明確にイメージした、ダイレクトでの「落とし」が結実した。
そのゴールシーン以外にも、何度も、同じように、遠藤航のインターセプトを起点に、危険な(ショート)カウンターをブチかましたっけ。
もちろん手倉森誠ジャパンは、決して、受け身に守備ブロックを固めてカウンターを狙う・・なんていうイメージじゃないよ。
そうではなく、あくまでも、積極的に、前からボールを奪いにいくんだ。そして全員が、次の、高い位置からのショートカウンターをイメージしている。
だからこそ、最前線からのチェイス&チェックが、「次」の効果的ボール奪取を呼び込むし、そこからの必殺ショートカウンターが威力を発揮する。
それにしても、フレンドリーマッチとはいえ、相手は、「あの」メキシコU23代表だからね。ホントに見事な成果であり、素晴らしい学習機会でもあった。
さて最後に、「オーバーエイジ枠」というテーマにも、ちょっとだけ触れておこう。
手倉森誠ジャパンには、前述した、「強烈な意志ベースのチーム戦術」が、深く浸透している。
ということで、「そこ」に入れるべき選手が、どんな戦術タイプとパーソナリティで「あるべきか」は、推して知るべし・・でしょ。
変なアイデアと「こだわり」のオーバーエイジ選手を入れた次の瞬間には、「モラル」が崩壊し、チームが空中分解しちゃうからね。
まあ、ストロングハンドの勝負師、手倉森誠のことだから、このテーマについても、決して「変な妥協」はしないとは思うけれど・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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