トピックス
- 2017_WM最終予選・・才能に恵まれているからこその攻守ハードワークという視点・・(UAEvs日本、0-2)・・(2017年3月23日、木曜日)
- そのとき、息が止まって(もしかしたら心臓も!?)フリーズした・・
そう、前半に川島永嗣が魅せた、相手シュートを身体全体でスーパーブロックしたシーンと、後半立ち上がりの、ファーポストゾーンへ送られれた相手のクロスボールを、右サイドをフリーで上がってきた相手がミスキックしたシーン。
それは、ホントに絶体絶命のピンチだった。でも・・
私は、そんなピンチを観ながら、「これだよ・・これこそが地域予選なんだ〜」なんて、心のなかで叫んでいたっけ。
そう、W杯の地域予選にこそ、「ツキ」というファクターも、天文学的レベルで機能する、ホンモノの勝負ドラマが秘められているんだよ。
ところで、その二つのピンチ。その背景には、日本ディフェンスの致命的なミスがあった。
そのミスだけれど、それは、究極の「緊張感」のなかでの勝負マッチだからこそ、これ以上ないほど貴重な「学習機会」になったとも言えるわけだ。
まあ私に言われるまでもなく、ミスをした我らが強者たちは(一発のボール奪取アタックを外されたり、マークに戻りきれなかったり!?)、その体感を、冷や汗とともに、しっかりと脳内の記憶タンクに収納しているはずだよね。
そして、そのミスを反芻することで、同じようなシーンに「なりそうになった次の瞬間」には、意識せずとも足が動いたり、次の勝負スポットが見えたりする。
とにかく、人は、失敗からの方が、より多くを学べるわけだから・・さ。
ということで、ここからは、例によって、ランダムに書きつらねることにします。
まず、何といっても・・
・・そう、クリエイティブな(=積極的に仕事を探しつづけられるような!)攻守ハードワーカー・・という視点・・
・・今野泰幸・・そして交替出場してきたガンバの「天才」倉田秋・・
・・この二人には、本大会も見据えて、代表チームに定着して欲しいよね・・
・・特に、今野泰幸・・
・・このチームの最年長でしょ(川島永嗣よりも、生まれが2か月早い!?)・・それでも、チームのなかで、もっとも攻守ハードワークをブチかます・・ホントにアタマがさがる・・
・・あっと、攻守ハードワークといったら、もちろん原口元気を忘れちゃいけない・・
・・聞くところによると、レッズ時代とは、自分のプレーに対する意識が、180度チェンジしたとか・・
・・彼は、優れた才能に恵まれている・・だからこそ、攻守ハードワークに勤しめば、世界のトップへと上り詰められる・・
・・そう、それこそが、原口元気が日本代表とヘルタでレギュラーに定着できたことの絶対的バックボーンだった・・
・・あんな「天才的な選手」が、あれほど、攻守ハードワークにも精を出すんだからね・・
・・サッカー協会には、今野泰幸と原口元気の攻守ハードワークについて、誰もが分かる、明快な(映像情報も含む!)メッセージを発信して欲しいね・・
・・サッカー用語についての「変な」指針を出したり、これまでの「伝統を積み重ねる努力」を踏みにじるような興行に現(うつつ)を抜かしていないで・・ネ・・
・・へへっ・・
・・あっと・・
・・それと、最前線の「ユ〜ヤ」コンビ・・彼らもまた、攻守にわたって、素晴らしい活躍を魅せた・・
・・全体的なテーマだけれど・・
・・それは、日本代表が、オーストラリア戦、サウジ戦で成功体感を積み重ねた局面でのデュエルを、この試合でも、実効あるカタチで、しっかりとやり遂げたという視点・・
・・そう、サッカーは、意志のボールゲームなんだ・・
・・その意識と意志を高揚させつづけているバイード・ハリルホジッチに、心からの拍手を〜!!・・
・・バイードは、闘う意志をアップさせつづけていると思うわけだ・・
・・そのために、「本田圭佑や岡崎慎司をベンチに置く」という、これ以上ないほどの刺激をブチかましたりする・・
・・バイードは、「世代交代」なんていう一般的な過渡期プロセスじゃなく、日本サッカー全体が抱える(とても深〜い文化的・心理的な!?)課題を乗り越えさせるような意識改革プロセスを推し進めている!?・・
・・私は、そう思う・・
・・そう、才能に恵まれているからこその攻守ハードワーク&リスクチャレンジ姿勢(勇気!?)・・
・・それこそが、天賦の才に恵まれたプレイヤーをして、ホンモノの「世界レベル選手」へとステップアップさせていくためのKFS(キーファクター・フォー・サクセス)なんだよ・・
・・それと・・
・・オーストラリア戦、サウジ戦で大成功を収めた、ショートカウンター狙いというゲーム戦術的イメージについてのディスカッションもある・・
・・ゲーム終盤には、「抜群に忠実で、素早くて上手いリンクマン」倉田秋の活躍もあって、何度か、理想的な「流れ」は創りだしたよね・・
・・もちろん、倉田秋が入ってくる前にも、何度かのチャンスはあった・・でも・・
・・そうなんだよ、そんなショートカウンターのチャンスでは、何といっても個の(エゴイスティックな!)勝負マインドも、決定的に重要になってくるんだ・・
・・その視点で、まだまだ日本選手は、エゴイストになり切れていない・・
・・それとも、勇気が足りない!?・・さて〜〜・・
・・ということで、この試合での、もっとも重要なエッセンスワード・・
・・それは、「才能があるからこその攻守ハードワーク」ってなことかもしれない・・
・・素早い攻守の切り替えから、爆発的なチェイス&チェックをブチかましていく「強烈な意志」・・それだ〜・・
・・ということで、唐突に、宇佐美貴史という「世界レベルの天才」についても言及しちゃう筆者なのだ〜・・
・・そう、いまでも私は、宇佐美貴史の、本格的な「覚醒」を期待して止まないんですよ・・
・・彼には、今野泰幸や倉田秋の攻守ハードワーク姿勢(意識と意志)を見習って欲しい・・そうすれば、彼の「天才」が、数倍も明るい光を放つはず・・
・・それにしても・・
・・ホント、そんな話題でコラムを締められる幸せを噛みしめている筆者なのだよ・・
・・とにかく、バイード・ハリルホジッチに、乾杯!!・・
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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