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2018_AFC_U19選手権・・グループリーグ一位突破を決めた影山ジャパン・・彼らが放散する強烈な(でもまだ少し青い!?)闘う意志に、乾杯!・・(2018年10月22日、月曜日)

・・選手たちは、様々な戦術テーマを、自分たち主体で擦り合わせられている・・

メディアのインタビューで、U-19日本代表監督の、影山雅永さんが、そんなニュアンスの内容をコメントしていたとか。

いいね〜〜・・

そこでのメインテーマは、そう、主体性・・

イレギュラーするボールを足で扱うという、不確実な要素が満載のサッカーだから、瞬間的に変化しつづける状況に、勇気をもって、効果的に対応できなきゃ良いプレーなど望むべくもない。

そう、選手は、状況を正確に把握して決断し、勇気をもってリスクにもチャレンジ(実行)していかなきゃならないんだ。

もちろんチーム戦術やゲーム戦術(イメージング・コンテンツ)はある。

でも「それ」は、基本的なプレーイメージ(基本的なポジションや役割、組織バランスなどのイメージング基盤!)にしかすぎないんだよ。

選手は、どんどん変化しつづける状況に、攻守にわたって、柔軟に、そして勇気をもって、リスクにもチャレンジしていかなければならないっちゅうことさ。

そこじゃ、変な数字のお遊び(凝り固まった!?)イメージや、幾何学ロジック的な机上の空論などは、まったく役に立たないんだ。

要は、良いサッカーを演出するために、選手たちには、積極的に「バランス」を崩していくこと「も」求められるということだね。

そう、プランされたポジショニングバランス(カタチ)とは関係ない縦横無尽のポジションチェンジとかオーバーラップとか、守備では、決められたマーク相手を放り出して、危急カバーリングに急行するとか・・サ。

だからこそ・・

「その直後」に、いかに素早く、効果的に、「元のバランス」を再構築できるかどうかが問われるっちゅうわけさ。

そう、それこそが、真のバランス感覚と呼ばれるモノなんだ。

そして、だからこそ選手たちには、「解放されたマインド」で、主体的に「攻守ハードワーク」を探しつづけられるだけの、「強烈な闘う意志」が求められるっちゅうわけだ。

そう、優れたチームを創りあげるうえで、もっとも重要なファクター・・。

その絶対的なリソースが、優れたインテリジェンス(考えるチカラ!?)であり、強いパーソナリティー(バランス感覚あふれる自己主張!?)というわけさ。

前置きが長くなったけれど・・

この「U19日本代表」からは、そんな強烈な意志を、「解放」されたマインドで「自由」に表現できる可能性を感じているんだよ。

影山雅永さんの、心理マネージャーとしての優れた「ウデ」が見える。

とはいっても・・

たしかに、北朝鮮戦での2失点、タイ戦後半における攻守ダイナミズムの減退など、課題はあるよね。

でも、この影山ジャパンだったら、そんな課題が出てくれば、くるほど、それを、次の進化のエネルギー源にしてしまうって思えるのさ。

とにかく、アジアチャンピオンに輝いた「U-16日本代表」、そして、この「影山ジャパン」など、日本の若武者たちが、逞しく成長していることは、頼もしい限りじゃありませんか。

それも、これも、日本の「育成プログラム」が、とてもうまく機能していることの証左だよね。

さて次は、準々決勝へ向けた「勝負チーム」を固めるためのイラク戦だ。

楽しみだね・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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