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2018_「J」の雑感(その3)・・レッズ監督オズワルド・オリヴェイラ「も」、理想と現実の狭間で、より「理想方向」へ近づいていくように「バランスを執っている」と感じる・・(2018年5月7日、月曜日)

凄かったネ〜、第13節のアントラーズ対レッズ。

「J」では、最高ランクに入るような、互いに積極的に仕掛け合う(観ている方も手に汗にぎる!?)スーパーエキサイティングマッチになった。

近頃のアントラーズだけれど、彼らも、大岩剛監督の下、レッズに負けず劣らず、常に前へと重心が掛かるような(!?)攻守ハードワークとリスクチャレンジ豊富な(ゲームのイニシアチブを握ろうとする!)積極的な攻撃サッカーを志向しはじめているんだよ。

この件については、「雑感コラム、その1」をご参照アレ。

さて、ということで・・

たがいに、積極的にボールを奪いにいったからこそ、ゲームがエキサイティングに盛り上がっていったっちゅうディスカッションだね。

もちろん、両チームともに、ボールを失った直後の、(素早い攻守の切り替えによる!)最前線からのチェイス&チェックが外されたら、すぐに全力でもどり、守備ブロックを組織する。

でも・・

守備ブロックを組織するとはいっても、これまた両チームともに、決して「構える」のではなく、互いのポジショニングバランスをうまく調整しながら、なるべく高い位置からボールを奪い返いに行こうとするんだよ。

そこでは、(両チームともに!)最高の、闘う意志のオーラが放散されていた。

いいね〜・・

だから・・

「変なカタチでボールを失ったら、決定的なカウンター喰らってしまう・・」なんていう「要らぬ心配」など、まさに「どこ吹く風」ってな、とてもフッ切れた攻撃サッカーの応酬なんだ。

そう、これこそが、将来にわたる進化&深化を(ファンだけじゃなく、特にユース選手たちにも!)明確に期待させる、望まれる攻撃サッカーの正しい姿なんだ。

ところで、ハナシは逸れるけれど・・

わたしが留学していた、1970年代のドイツ。

そこでも、受け身で構える「守備ブロック」をベースにするチーム戦術はあった。

言うまでもなく、そんなチームに限って、おしなべて良い成績を収めるんだよ。

そう、結果ばかりを追い求める「戦術サッカー」。

でも、そんな後ろ向きの雰囲気に「風穴」を空けたのが、ドイツサッカー史に燦然と輝くスーパープロコーチ、故ヘネス・ヴァイスヴァイラーだったんだ。

ケルン体育大学で、プロコーチ養成コースの責任者も務めていた彼は、コトあるごとに、若手プロコーチ連中に対し、「積極的な攻撃サッカーをやらなければ、ドイツサッカーが死んでしまう・・」と説いていたんだ。

私が、ヘネスから教えを請うたのは、彼が「1.FCケルン」の監督を務めていた当時。もちろん、奥寺康彦もメンバーに入っていた。

例のダミ声の、大迫力の雰囲気を振りまきながら・・ね。

彼は、プロコーチ養成コースの責任者であるのと同時に、1960年代から70年代にかけて、ボルシア・メンヘングラッドバッハで一時代を築いた。

要は、プロコーチ連中のインストラクターとしてだけじゃなく、現場のプロ監督としても押しも押されもしない存在だったということ。

そして、70年代に入ってからは、バイエルン・ミュンヘンを世界トップクラブに押し上げたウド・ラテックとの、ダイナミックなせめぎ合い(ライバル関係!)が活性化するのだよ。

そんな高質なライバル関係もまた、ドイツサッカーが、攻撃的で魅力的なモノとして発展しつづけられたベースにはあったと思う。

チト冗長になりそう・・

この、ドイツサッカーのダイナミックな歴史については、「The Core Column」でかなり前に発表した「このコラム」も参照して下さい。

さて・・

ということで、最近の「J」でも、攻守ハードワークとリスクチャレンジ豊富な、攻撃的で魅力的なダイナミックサッカーが主流になりつつある・・というテーマ。

以前にも書いたけれど、どうも巷では、オズワルド・オリヴェイラが、結果重視の「堅いサッカー」に偏っているというイメージに纏(まと)わりつかれているってな印象があるんだ。

でも私は、「今の」オズワルドには、大いなる期待をも抱いているんだよ。

そのテーマについては、オズワルドのレッズデビュー戦となった、第10節、アウェーでの「レイソル対レッズ戦コラム」の最後の文章ブロックをご参照ください。

そしていま、アントラーズ戦を観ながら(BS-1)、そんな私の見方(実は期待!)が間違っていないって、確信をもって感じられるようになっているんだ。

もちろん、1点を追いかけるレッズという状況ではあったけれど、その決勝ゴールが生まれるまでのゲーム展開でも、両チームともに、「デュエル激しく」やりあっていたわけだからサ。

いや・・

攻守ハードワークの積極性(攻撃性)の勢いという視点では、レッズに一日の長があったとすることに躊躇しませんよ。

とにかく、オズワルド・オリヴェイラが放つ存在感は、私の学習機会としても、ものすごく魅力的なオブジェクトではあります。

期待しよ・・

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ところで・・

私の、とても近しい友人である「カーラ・ライフ」さんが経営する、鎌倉にある「シーキャッスル」というドイツレストラン。

今年(2018年)、実に「61周年」を迎えたんだよ。

そのシーキャッスルについては、HPはないから、「このページ」や、「あのページ」「こんなページ」、またご自分で検索されたページなどをご参照あれ。そのインプレッションでは、「カーラ」が、とても丸くなっているっちゅうことだけれど・・へへっ・・

また、カーラについては、「My Biography」シリーズでも書いたっけね。

彼女が登場するコラムは、こちら(その1その2その3)ですかね。

とにかく機会があったら、是非、カーラのところで、ドイツ料理に舌鼓を打ってください・・ネ。

あっ、そうそう。来月(6月)の16日(土曜日)に、シーキャッスル恒例の「ビール祭り」が開催されるんだった(1830PMからスタート!)。参加費 は、フリーフードとドリンクで、一人「8.000円」ということらしい。もちろん私も参加するつもりです。そして次の日(6月17日)にロシアW杯へ ゴー。

「ビール祭り」に興味がある方は、直接シーキャッスルへ問い合わせて下さいネ(Tel : 0467-25-4335 または 0467-22-3785)。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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