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2018_天皇杯、準決勝・・何か、コラムの論旨が錯綜してしまったような・・ご容赦・・へへっ・・(アントラーズvsレッズ、0-1)・・(2018年12月5日、水曜日)

・・三人の選手が負傷し、交替せざるをえなくなった・・それは、わたしのサッカー人生のなかで、初めての経験だった・・またピッチも良くなかった・・

・・そして、前半では3回も決定的なピンチシーンを創りだされたし、(レッズがリードしていたこともあって!?)後半は、攻め込まれる時間がつづいた・・

・・それでも我々は、最後まで集中力を切らさずに闘い、持ち堪(こた)えた・・

オズワルドが、そんな言い回しをしていた。

フムフム・・

やっぱり彼にとっても、「出足」とともに、多くのデュエル場面でアントラーズの後塵を拝しつづけたことがイメージに残っていたということなんだろうね。

そう、全体的なゲーム内容では、アントラーズに軍配を挙げなきゃいけないんだよ。

例えば、「出足」という現象だけれど・・

・・守備ではボールへの寄せ・・とか・・攻撃では、パスを受ける動きやサポート・・等など・・

要は、攻守ハードワークとリスクチャレンジ・・っちゅうことかな。

そのポイントで・・

ゲームの立ち上がりから、アントラーズに、守備でのチェイス&チェックや協力プレスの勢いで主導権を握られたんだ。

サッカーでは、「全てがディフェンスの内実によって決まる・・」というコトが言われる。

チェイス&チェックの(出足の!?)勢いは、もちろん、次の協力プレスの「連動性」をリードする。

それが、ボール奪取プロセスの内実をアップさせる。

そして、そんな守備での高い実効プロセスが「心理バックボーン」となり、次の攻撃で繰り出されるサポートの「動きエネルギーレベル」をアップさせるんだ。

そう、ディフェンス(ボール奪取)プロセスの内実によって、次の攻撃のダイナミズム(動きの連動性)が決まってくるといっても過言じゃないということさ。

そして、そんな「攻守の連動性メカニズム」がバックボーンになって、ゲーム支配の趨勢が、おのずと決まってくるっちゅうわけさ。

そう、アントラーズが、ゲームのイニシアチブを握るのも道理だったのさ。

でも、どうして、攻撃での「局面デュエル」で、「あんな」だらしない負け方が目立ってしまったんだろうか?

そうね〜・・

個人的には、決してレッズが、アントラーズに劣っているわけじゃない。

それは、衆目の一致するところでしょ。

でも・・

そう、サッカーは、究極の「組織ゲーム」なんだよ。

そしてそこには、イレギュラーするボールを足で扱うことによる「不確実な要素」が満載という現実もある。

だからこそ、究極の心理ゲームとも言えるわけだ。

そう、不確実だからこそ、高い意識と意志、そして勇気が、必要なんだ。

なんか、骨子テーマを、言葉を換えて繰り返しているような・・

スミマセンね・・

ということで・・

この試合で観られた、レッズ選手たちの、攻撃における「局面デュエルの弱さ」だけれど・・

たぶん「それ」は、様々な意味合いを内包する「攻守ハードワークベースのサポート」が足りなかったコトに起因するんだろうね。

そして、十分なサポートを得られないという不安を抱えたボールホルダーが(局面デュエルに臨んでいる選手が)心理的に不安定になり、うまく攻撃を展開できずに試合のイニシアチブをアントラーズに握られつづけた!?

まあ、そういう見方は否定できないだろうね。

でも・・

そう、冒頭のオズワルドの言葉が如実に表していたとおり、レッズの守備ブロックは、簡単には、スペースを攻略させなかったんだ。

オズワルドの表現を借りれば、「最後まで集中力を切らさずに闘い、持ち堪えた・・」っちゅうことだよね。

たしかにアントラーズは・・

タテにパスは通るけれど、そこでの「局面デュエル」では、簡単には優位に立つことができなかった。

そう、レッズ守備は、マーキングでも、インーセプトでも、相手トラップの瞬間を狙ったアタックでも、1対1のせめぎ合いでも、決して負けていなかったんだよ。

そんな「質実剛健ディフェンス」が機能していたからこそ、最終勝負スポットへの、勇気まんまんの「寄せ」も、殊の外うまく機能したっちゅうわけだ。

そして、だからこそ、効果的な「最後の半歩」も繰り出しつづけられたっちゅうわけだ。

そう、最後の瞬間に、足を伸ばし切ったり、身体を投げ出したりすることで相手シュートやラストパス(クロス)をブロックするような「最後の半歩ディフェンス」。

たしかに何度かは、とても危ないシーンはあった。

それでも、強烈な意志に支えられたレッズ選手は、最後のチカラを振り絞ってカバーリングに戻ることで、そのピンチを防ぎきったんだ。

それは、とても意義深いシーンだった。

そう、そこには、強烈な意志や勇気が詰め込まれていたんだ。

たぶん「それこそ」が、勝者メンタリティーと呼ばれる心理ファクターの本質なんだろうね。

とにかく、優れた心理マネージャーでもあるオズワルド・オリヴェイラに、心からの拍手をおくろう。

さて、「レッズ対ベガルタ」という天皇杯決勝。

ものすごくエキサイティングな勝負マッチになること、請け合いだよ。

なんたって、ベガルタ監督は、「あの」渡邉晋なんだから。

「オズワルドvs渡邉晋・・」という構図でゲームを観るのも一興だね。

今日のコラム・・

どうも、論旨が「錯綜してしまった」ように感じています。

でも、例によって、「エイヤッ!」でアップしちゃいます。

ご容赦・・

へへっ・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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