トピックス
- 2018_WMの10・・小まわりの効く「パワフルでテクニカルな装甲車」同士のぶつかり合い!?・・(セルビアvsスイス、 1-2)・・(2018年6月22日、金曜日)
- 実力チーム同士による、まさに「チカラの入った大熱戦」だった。
両チームともに、ものすごく個の能力の高い連中が、攻守にわたって、とても充実したチーム戦術で闘ったんだよ。
要は、充実した攻守ハードワークを絶対ベースに、攻守にわたって、ボールがないところでの動きの量と質がとても充実していたということだね。
もちろん、両チームともに、基本的に、ボールがないところで勝負を決めるという勝負イメージでゲームに臨んでいる。
そう、バスによるスペースの攻略と、ラストパス狙い・・など。
まあ、もちろんスイスには、シャキリという絶対的なドリブラーがいるから、少しアドバンテージがありますかね。
また守備でも・・
前述したように、両チームともに、守備ブロックが、とても充実しているんだ。
だから、両チームともに、そう簡単には決定的スペースを攻略できない。
とはいっても、決して、ドラマチックな勝負がない「沈滞サッカー」なんかじゃなく、互いに、意地をぶつけ合うような激しい仕掛け合いが展開されたんだよ。
ガッシリとした体躯の選手たちが、スピーディーにぶつかり合う。
まあ、エキサイティングを絵に描いたようなゲームになったというわけさ。
もちろん「足許のテクニック」は世界レベルだよ。
特にセルビアは、東欧のブラジルと呼ばれた旧ユーゴスラビアの系譜だからね。
でも、両チームともに、ブラジルやアルゼンチン、北アフリカ諸国がブチかますような、局面での「魔法のような細かなボール扱い」っていう雰囲気とは、明確に一線を画するわけさ。
要は、テクニカルマッチというよりも、「小まわりの効くテクニカルな装甲車」同士のパワフルなぶつかり合い・・っていう表現が、なんかシックリくるかもしれない・・なんて悦に入る筆者なのだよ。
それは、もちろん、ドイツとも違う雰囲気だよね。
そうそう、サッカーのタイプというテーマ・・
以前は、放り込み勝負のイングランドタイプ、勝負にこだわるイタリアタイプ、組織的なコンチネンタルタイプ、テクニカルな南米タイプ・・などなど、様々なタイプのサッカーがあった。
だからW杯は、そんな様々なサッカータイプの「見本市」みたいな性格も帯びていたんだよ。
それが・・
そう・・チーム戦術が高次平準化してきたことで、どこもかしこも、同じようなタイプのサッカーに収斂(しゅうれん)されてきているような感じもするよね。
でも・・
そう、それでも私は、特に、組織プレーと個の勝負プレーのバランスのタイプ、局面での個のテクニックの活用の仕方・・等などで、感覚的にタイプ分けをしているわけさ。
ということで、このスイスとセルビアは、とても似通った、パワフルでテクニカルな「デュエラー」タイプの激突・・なんて表現だって出来そうだな〜・・なんて、またまた悦に入る筆者なのであ〜る。
さて・・
この「グループE」は、大変なコトになってきた。
最終戦では、勝ち点4のブラジルが、勝ち点3に留まってしまった、小まわりの効くテクニカルな装甲車セルビアと対戦する。
また、このこの試合を勝ち切り、勝ち点「4」で、最下位のコスタリカと対戦するスイス。
さて、どうなることやら・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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