トピックス
- 2018_WMの21・・内容的には、まさにロジカルな敗戦ではありました・・また、そんな不調のドイツを観ながら、またまた西野ジャパンに対して(ポジティブに!)思うところが出てきたんだ・・(ドイツvs韓国、 0-2)・・(2018年6月27日、水曜日)
- まあ、仕方ない・・これもサッカーだね・・
わたしは・・
この3試合を通じて、まったくドイツらしいサッカーを展開できなかった・・という厳然たる事実を、とても重く受け止めていた。
もちろん、心からの悔しさとともに・・ネ。
とにかく、ドイツの強みである、ボールがないところでの動きの量と質が、3試合を通じて、もうボロボロだったんだ。
攻撃で走れない・・守備で戻れない・・
韓国のカウンターシーンで、まったく走れないドイツ選手が何人もいたシーンは、とてもショッキングな出来事だったのですよ。
まあ、最後は、フンメルスやノイヤー等の「経験」によって、「足先」でピンチを逃れつづけたわけだけれど・・サ。
だから、まず、まったく走れない、ドイツらしくない今回のドイツ代表・・というテーマ。
彼らが「そんなふう」になってしまつたもっとも大きな要因は、やっぱり・・まあ言い訳にはならないけれど・・厳しい気候条件も大きかったんだろうね。
このカザンでの試合は、前回の2試合に比べれば、少しは涼しくなったとはいっても、28度に、湿度が6割以上ということだったからね。
でも、そんなことは事前に分かっていたでしょ・・!?
そう、だからこそ・・
コンディショニングの失敗・・!?
まあ、それは確かな事実だろうね。そう、代表スタッフの責任。
また、その背景には、ロシアの、変化に富んだ気候を甘く見た・・というコトもありそう。
ジモティーたちによれば、昨年は、夏でも冬コートが必要になるくらい寒かったということらしいんだよ。
そんな先入観で、今回の蒸し暑さを甘く見た、ドイツ代表スタッフたち・・!?
それにしても、ちょっとヒド過ぎたよね・・
まあ、2試合目のトニー・クロースの劇的なフリーキック弾が、今回の「過渡期グループ」の花道的な出来事だったということか。
もちろん、それ以外にも、何度かは決定的チャンス(ゴール機会)を創りだしはした。
そのチャンスをフイにする度に、こちらも、握り拳に(怒りとフラストレーションからの!?)チカラが込められたモノさ。
それでも、以前のイングランドのように、交替出場したマリオ・ゴメスやトーマス・ミュラーのアタマを狙ったアバウトな放り込みをバンバン飛ばす・・なんていうチカラワザを駆使するってな暴挙に出なくて・・良かったのかもしれない・・。
もちろん、もっともっと、組織サッカーの流れの実効レベルをアップさせるための一つのツールとして、彼ら二人のアタマを活用するのは、いいとは思うけれど・・サ。
でも結局は、そんな意図をもった工夫も、ほとんど出てこなかったよね。
書いていて、何か、こう、自分自身を慰めているような感覚に襲われちゃったりして・・
フンッ・・
でも、まあ、それもサッカーだから・・
そんな根源的テーマについては、ドイツが劇的に勝ったドイツvsスウェーデン戦のコラムをご参照ください。そこじゃ、もう、一旦は諦めかけたわけだから・・サ。
へへっ・・
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ところで・・
2時間後にキックオフ予定の「セルビア対ブラジル」を待つメディアセンターだけれど・・
そこが、ドイツの敗戦に、もうドンチャン騒ぎになった・・という話題。
ドイツはホントに嫌われているんだな〜・・
いや、畏敬の念は、もたれているだろうけれど・・
でも、そこには、歴史的な暗部に対する反感や恐怖だけじゃなく、現在の経済や政治、またスポーツでの「成功者」に対するジェラス(嫉妬!?)も、その根底にあるんだろうね。
だからこそ逆に、ドイツは、いつも強くいられる(強くなきゃいけないという強迫観念!?)・・
それって、哲学的、心理的な「表裏一体・構造」・・!?
さて〜〜・・
それにしても、韓国の先制ゴール場面じゃ、仮設のメディアセンターが揺れたよね。
その揺れの振幅は、韓国が、カウンターから2点目をゲットしたときは、もっと激しくなった。
とにかく「これ」で、ドイツは、グループ最下位で、ワールドカップ敗退ということになった。
正直、チト寂しい・・
でも、内容をみれば、当然の帰結ともいえるし、逆に、中途半端に決勝トーナメントへ進まなくて良かった・・なんていう情緒もあるんだ。
とにかく・・
前回コラムでも書いたように、それでもW杯はつづく・・
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ところで、ガラリと話題を変えて、西野ジャパン。
そう、明日、これまた猛暑のボルゴグラードでおこなわれる、日本対ポーランド戦の話題だよ。
希望的観測ではあるけれど、そこで、この試合コンテンツの再現が観られるかもしれない・・という視点。
日本は、そんな強烈な暑さに、少なくともポーランドよりは強いだろうからネ。
とはいっても、ボルゴグラードの暑さは、ドイツの試合が行われた強烈に蒸し暑いカザンとくらべて、そんなにじめじめしていない・・とも言われているワケだけれど・・。
とにかく西野ジャパンは、これまで積み重ねてきた「攻守ハードワークとリスクチャレンジへの強烈な意志」を、よりいっそう充実させ、発展させていかなきゃいけない。
さて、セルビア対ブラジル戦がはじまる。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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