トピックス
- 2018_WMの31・・わたしは、スウェーデンの(古き良き時代を彷彿させる!?)オーソドックスなサッカーに舌鼓を打っていたよ・・(スイスvsスウェーデン、 0-1)・・(2018年7月3日、火曜日)
- たしかに、両チームとも、組織でも、個でも、特筆の「特長」があるわけじゃない。
だから、ゴール機会が少ないこともあって、観ている方には(もちろん当事国サポーターの方々を除いて!?)、とても退屈なゲームだったろうね。
でも・・
そう、私は、「こんな視点」でもゲームを観察していたんだよ。
それは・・
・・アクティブにボールを奪い返してイニシアチブを握ろうとするよりも、(決して下がり過ぎるわけじゃないけれど!)しっかりと守り、カウンター気味に攻め上がるというイメージのスウェーデン・・
・・そのスウェーデンの攻撃・・仕掛けは、あくまでも「組織パスサッカー」が基本・・
・・それに対して、(意識して!?)イニシアチブを握ろうとするスイス・・
・・彼らの攻撃では、基本、「個の仕掛け」をブチかますことで、スウェーデン守備の穴(決定的スペース)を突いていこうとする・・
・・そりゃ、そうだ・・
・・何せスイスには、シャキリを筆頭に、個の才能が揃っているのだから・・
そう、私は、(ドイツも苦労させられた!?)スウェーデンの守備だけじゃなく、彼らの、ボールを奪い返してからの、とても生真面目な(マリーシアの少ない!?)オーソドックス組織サッカーに舌鼓を打っていたんだ。
それに対して、スイスの個の才能連中は、最後の最後までスウェーデン守備ブロックの穴(決定的スペース)を攻略し切れなかった。
もちろん、それは、スウェーデン守備が、ものすごく忠実で、それぞれのデュエルシチュエーションでも、タフで効果的な闘い(強烈な意志の闘い!)を展開したからに他ならない。
シュート数と枠内シュート数でも、完璧に互角だったよね。たしかにポゼッションでは、スイスに軍配が挙がるけれど・・サ。
ということで、このゲームは、ある意味で、スウェーデンの順当な勝利だとすることに躊躇(ちゅうちょ)しない筆者なのですよ。
試合後の、スイス選手に対するテレビインタビュー・・
・・スイスの方が強いチームだと思うが、その強い方が負けたことに対してコメントを・・
そんな、アナウンサーの質問に対して、受けたスイス選手が、冷笑しながら・・
・・あなたは、どのような根拠で、スイスの方が強いと言っているの?・・その意味が、よく分からないから、答えようがないね・・
・・だって。
すごいね〜。その発言で、すぐに私はスイスのファンになっちゃいました〜。
へへっ・・
まあ、この試合については、こんなところですかね・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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