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- 2018_WM雑感の6・・前言撤回〜!・・実は、W杯は盛り上がっている!?・・また、筆者の「オフ」の景色・・(2018年7月4日、水曜日)
- 6月21日にアップしたコラムの冒頭で、モスクワきっての歩行者天国「アルバート通り」をレポートしましたよね。
実は、そこで、一般生活者のなかでは、W杯は、あまり盛り上がっていない・・なんて書いてしまったんですよ。
でも・・
そう、先ほど出かけてきた「赤の広場」周辺では、ものすごく多くの催し物が行われているし、人々も、かなりW杯への関心を寄せていることを肌で感じさせられたんです。
もちろん、その盛り上がりの背景には、ホストカントリーのロシアが、強豪スペインを破ってベスト8へ勝ち進んだこともあるんだろうけれど・・ネ。
まあ、とにかく、前言撤回〜〜・・
へへっ・・
ということで、そのお散歩の後、先ほど民泊先にもどり、今日の散策について書き記しておこうとキーボードに向かった次第です。
そのモスクワ中心街は、スポルティーブナヤ駅から、乗り換えることなく、地下鉄1番線(レッドライン)1本でいけます。
そして到着したのが、「オホトニー・リャッド」という地下鉄の駅。カタカナで標記したけれど、まあ発音は「それに近い」とは思います。
その駅だけれど、それは、まさに赤の広場に隣接しているロケーションの「はず」だったんですよ。
でも・・
そう、地下鉄から地下道を経て地上へ出たけれど、さっぱり方向が分からない。標識にしても、社員にあるとおり、ロシア語だけだから、分からない(もしかしたら、その標識は、単に地下鉄の方向を示していただけなのかも・・)。
ホント、もっとちゃんと調べてくれば良かった・・
そんな自戒をしながら周りを見渡したけれど、建物ばかりで、広場らしきモノは見当たらない。
さて〜・・
仕方なく、また地下へもどり、W杯のために新設されたに違いない、英語の表記もある地図を確認しにいったんです。
でも、やっぱり、今ひとつ判然としない。
その地図には、「アナタの現在位置は、ココ」なんて赤で示されているし、「赤の広場はココ・・」なんていう標記もある。
でも、どちらの出口から出て、どのように歩けば赤の広場に到着できるのか、よく分からない。
そのとき、またまた、もっとしっかりと調べてくれば良かった〜・・なんて・・ネ。
ということで・・
仕方なく、人の良さそうなロシア人ファミリーのお父さんに聞くことにしたんです。
彼は、英語が流暢だった。助かった〜〜・・
でも、そのお父さんもまた、具体的に、どの出口から出て、どの方向へ歩いて行けばいいのかを、うまく指し示せないんです。
まあ、仕方なく、また地上へ出て、周りを見渡してみることにしたってな体たらくだったんですよ。
そしたら・・
そう、そのファミリーが追いかけてきてくれたんです。
そして・・
・・分かりました・・スミマセン、先ほど教えたのは間違っていました・・
・・クレムリンと赤の広場は、あの方向にあるんですよ・・
・・もちろん、ここからは見えないけれど、あの門を通って入るんです・・
そうか、地下鉄駅から地上に出たところじゃ、赤の広場は見えないのか・・。
とにかく、まず、赤の広場へつながる「門」をくぐらなきゃ、広場もクレムリンも見えないっちゅうわけなんだ。
なんか、ホントに、お馬鹿になった気分。歳なのかな〜〜・・
とにかく、標記されている文字が、まったく読めないことで、不安がつのっていたっちゅうことなんだろうね。
だから、右も左も分からなくなる(そんな不安心理に陥っている!?)っちゅうことなんでしょ。
そういえば・・
前出の「アルバート通り」へ行くのにも、苦労させられたっけね。
そりゃ、そうだ。
何せ、地下鉄を地上に出たところじゃ、まったくアルバート通りが見えないわけだし、道路の標識にしても、まったく読めないから役に立たないんだから。
それじゃ、たしかに不安になるよな〜〜・・なんて、自分自身を慰めていたっけ。
でも今回は、「あの」ファミリーが助けてくれたんだ。
何度も、お辞儀をして感謝し、彼らと別れた。
それにしても、だらしないね。
これまで、ビジネスやサッカーで、世界中を股に掛けてきた・・っちゅう自負はあるんだよ。
でも今回は、それが完璧に「思い上がり」につながったんだね。
だから、ろくに調べもせずに出かけ、無様に「右往左往」してしまった。まさに体たらく・・。
そういえば、2015年、中国の武漢で開催された「東アジアカップ」でも、中国語表記の地図とホテル名をプリントアウトせずに出かけてしまい、空港からホテルへ(タクシーで!)行くのに、とんでもなく苦労させられたっけ。
変な思い上がり・・!? 歳とったのかな〜〜・・
まあ、いいさ・・
ということで、赤の広場につながる「門」の手前に接地されたセキュリティーチェック(!?)を無事に通り抜けて、赤の広場に入れたんだ。
セキュリティーチェックだけれど、W杯会場も含め、本当に、至るところで厳しいチェックが行われている。
そのバックボーンは、言わずもがな・・だよね。
それでも、ことサッカーに関しては、大きなテロは「まだ」ないよね。
そこには、サッカーだから・・という文化的な背景もある・・!?
さて〜〜・・
あっと、赤の広場だった・・
右にはクレムリンを取り囲む、高い、赤の城壁。そして遙か前方には、有名な「聖ワシリイ大聖堂」が、カラフルなたたずまいを魅せている。
そして、広場の真ん中には、W杯のために特設された催し物会場が、大きなスペースを取っているっちゅうわけさ。
わたしは、取り敢えず、その周辺を、ゆっくり散策することにした。
でも、雨も降っていたので、歩くのは早々に切り上げ、モスクワでもっとも大きなショッピングセンター「グム百貨店」へ入ってみることにしたんです。
まあ、たしかに、「大きな」ロシアにふさわしい「大規模ショッピングセンター」ではあります。
でも・・
そう、その規模のブランド・ショッピングセンターは、まあ、どこにでもあるよネ。
前回のヨーロッパ遠征(日本代表のマリ戦とウクライナ戦)のときお世話になった友人宅があるエッセンにも、巨大なショッピングセンターがあるんだよ。
「ツェントロ」と呼ばれている、巨大なショッピングセンター。
まあ、エッセンは、買い物シティーとしても有名だから、その規模も当たり前ではあるけれど、とにかく私にとっては、「まあ普通」のショッピング・コンセントレイト施設ではあります。
ところで・・
そのグム百貨店で目立っていたのは、中国人観光客の皆さんと、W杯関連の土産物を扱う特設ショップでしたね。
それ以外は、普通のブランドショップが軒を連ねている・・ってな普通のショッピングセンターでした。
さて、ということで、今日と同様にオフの明日は、当たりをつけている、いくつかの美術館をめぐろうと思っています。
ということで、つれづれなるままにオフの日常を記した筆者だったのであ〜る。
へへっ・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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