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2019_J2_第4節・・これからの「ホワイト・ヴェルディ」の進化&深化が、とても楽しみだね・・(ヴェルディvs栃木SC、2-3)・・(2019年3月16日、土曜日)

そうね〜〜・・

まあ、サッカーだから、「こんなこと」は日常茶飯事っちゅうことだよね。

サッカー内容で、栃木FCを完璧に凌駕したヴェルディだったけれど、自らの大きなミス、偶発、そして一発カウンターによって、勝負から見放されてしまったんだ。

そして、そんな「神様ドラマ」を、チームやゲーム戦術的な「似非のロジック」をもって論(あげつら)おうとする輩が出てくるっちゅうわけさ。

あの失点には、さまざまな、戦術的(必然の!?)バックボーンがあった・・とかさ。

もちろん・・

相手カウンターのときに、後方スペースや、相手フリーランナーを「全力!」でカバーしないとか、「最後の半歩」が出ないとか、そんな「意志やイメージングのミス」はあったさ。

でも・・

そう、敗戦(勝利)のバックボーンを、チーム戦術やゲーム戦術という大枠のディスカッションにまでこじつけるのは、行き過ぎ・・。

わたしは、そんな知ったかぶりの主張を、「幾何学ロジック」と呼ぶ。

あっと・・

そう、それは、ヘネス(ヴァイスヴァイラー)やリヌス(ミケルス)が、よく使った表現なんだよ。

そしてオッサン連中から、こんな風に、諭(さと)されたモノさ。

・・そんな、サッカーの本質的な(意志の!?)メカニズムを知らない「素人のディスカッション」なんかに乗っかったらケツを蹴りあげるぞっ!!・・ってね・・

ホントに〜・・フ〜〜ッ!!・・

とはいっても、たしかにヴェルディは・・

信じられないミス、偶発やカウンター(それは見事=田坂和昭に拍手っ!!)から失点を重ねた敗戦という現実は、しっかりと反省し、「次」につなげなきゃいけない。

その、ヴェルディ・・

サッカーの内容自体は、ホントに素晴らしいモノだった。

昨シーズン、スペインの名将、アンヘル・ロティーナに率いられ、勝負強さを魅せたヴェルディだったけれど・・

でも私は、その、(チーム&ゲーム戦術のロジックばかりを前面に押し出す!?)セキュリティーサッカーには、魅力を感じていなかったんだよ。

戦術サッカー・・

あれでは、選手たちの進化&深化など期待できるはずがない・・

もっと、選手たちの攻守イメージング(攻守ハードワークとリスクチャレンジ等など!?)の内容を「解放」し、自由を与えなければ・・

そんなコトばかりを考えていたものさ。

もちろん・・

解放され、自由ばかりを謳歌するような無責任サッカーじゃ、戦術ロジック・サッカーよりも、もっと惨めな結果に落ち込んでしまうのがオチ。

言いたかったコトは・・

そう、チーム戦術ベースの規律と、「エイヤッ!」というフッ切れた勝負を(自らの意志で!)仕掛けていく「解放マインド」の、高次元のバランスが大事なんだ。

別な表現・・

そう、攻守ハードワークとリスクチャレンジ(仕事)を、自ら積極的に「探す」というプレー姿勢。

それがあってはじめて、理想的な「質実剛健サッカー」を体現できる。

その意味で、ヴェルディ新任のギャリー・ホワイト監督は、とてもよい仕事をしていると思う。

たしかに、今のところは、十分な勝ち点(結果)を獲得できていない。

でも、そのサッカー内容は、観る者に、大いなる「希望」を抱かせるに十分なモノだ。

まあ、もちろん、ボランチの「危機管理イメージ」は調整しなきゃいけないし、その他にも、進化&深化のために「やるコト」はたくさんある。

でも、ホワイトさんが志向するサッカー・ベクトルは、とても良いと確信するわけさ。

産みの苦しみ・・!?

まあ、そういうことだね。

だからこそ、少なくとも1人(アンカー!?)は、様々な危機シチュエーションに、柔軟&効果的に対応できる(どんな状況でも爆発ダッシュを繰り返せる!?)だけの強烈な闘う意志を持ちあわせていなきゃいけないんだよ。

とにかく、これから「ホワイト・ヴェルディ」が、どんな発展を魅せてくれるか、楽しみで、仕方ありませんよ。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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