トピックス
			
2019_J2_
第35節・・たしかに、ヴェルディにとって惜しい敗戦ではあった・・でも、攻守ハードワークとリスクチャレンジの大前提である「闘う意志(≒全力スプリン
トの量と質!)」で、今日のヴェルディは、明らかにファジアーノの後塵を拝していた・・(ヴェルディvsファジアーノ、1-2)・・(2019年10月5
日、土曜日)
				
   
   
   
   
			 
			
そう、それだよっ!!
    
そのとき、大きく高揚しはじめたヴェルディのサッカーを観ながら、思わず心のなかで叫んだ。
    
それは、70分にヴェルディが得たCKが、相手のヘディングで弾かれ、逆側のゴールラインを割ったコトがキッカケだった。
    
もちろん、ヴェルディの、逆サイドからの、再度のCK・・のはず。
    
でも・・
    
そう、レフェリーが、ヴェルディ選手が、最後にボールに触ったと「勘違い」し、ファジアーノ岡山のゴールキックという判定を下してしまったんだよ。
    
もちろん、ヴェルディ選手たちは猛抗議をブチかます。特に、リ・ヨンジの気持ちは、収まりがつかないようだった。
    
それは、スタンドから観ている我々にも、明らかな「ミスジャッジ」だったんだよ。
    
でも・・
    
そう、ゲームは、そのまま続行ということになってしまったんだ。
    
その直後から、ヴェルディ選手たちの「守備ハードワーク」が、何倍にも活性化したんだよ。
    
そう、怒りの爆発。
    
特に、それまで、攻守渡って良いトコロがなかった、リ・ヨンジ。
    
もう、全力で、ボールを追いかけ回すんだ(爆発チェイス&チェック)。
    
そして、そんなリ・ヨンジの「怒りベースの強烈な闘う意志」が、周りのチームメイトたちの「意志」をも活性化したっちゅうわけだ。
    
だから、思わず、冒頭のように(心のなかで!)叫んでいたっちゅうわけさ。
    
・・そう、それだよっ!!
    
・・やりゃ、できるじゃネ〜かっ!!・・ってね・・
    
でも・・
    
そう、そんな激烈な攻守ハードワークのリズムが(この殺人的な暑さの中)継続させられるはずがない。
    
そして再び、ファジアーノ岡山のペースにはまり込み、決勝ゴールまで叩き込まれちゃうんだ。
    
私は、そんな、「元のサッカーリズム」に戻ってしまったゲーム展開を観ながら・・
    
・・あの「怒りのペースアップ」は、リーダーシップさえしっかりしていれば、少しペースはダウンするだろうけれど、その基本的なダイナミズムを、高みで安定させられていたはず・・
    
・・なんて思っていたんだ。
    
だから、とても残念だった。
    
このコラムで言いたかったことは・・
    
・・そう、サッカーは、その全てが、ボール奪取(守備)からはじまるという大原則・・
    
・・その、もっとも重要なディフェンスで、今日のヴェルディは、とても、とてもポテンシャルが低かったんだ・・
    
・・守備は、1人じゃできない・・
    
・・だからこそ、それぞれのアクションを、強烈な「闘う意志」をもって、有機的に連動させつづけなきゃいけない・・
    
・・でも今日のヴェルディの守備は、まさに「単発アクション」に終始したっちゅうわけだ・・
    
・・マーキングやカバーリングの機能性も、(何人かの選手を除き!)かなりダウンしていた・・
    
・・それに対してファジアーノ岡山は、とてもダイナミックな連動ディフェンスを、ゲーム全体を通して、うまく機能させつづけたんだよ・・
    
そんなだから、ボール支配率は互角だったけれど、「ゴール機会」という視点じゃ、完璧に、ファジアーノ岡山が凌駕していたんだ。
    
ということで・・
    
わたしの目には、今日のゲーム内容が、完全にファジアーノ岡山のモノだったと映っていたっちゅうわけさ。
    
もちろん、そんなヴェルディを観ながら、フラストレーションが溜まる、溜まる。
    
だからこそ、冒頭に書いた、怒りの数分間にブチかまされた、ヴェルディのダイナミックな連動守備(ボール奪取プロセス)が心地よかったし、その先の希望と期待が呼び覚まされたんだ。
    
でも、結局・・
    
たしかにヴェルディも、何度かは「ゴール機会」を演出した。
    
でも、ファジアーノ岡山が創り出した「ゴール機会」には、とても優れたバックボーンが満ちあふれていたんだ。
    
そう、そこでは、とても優れた連動デイフェンス(ボール奪取プロセス)と、次の攻撃での、ボールがないところの優れた「動きの量と質」が満ちあふれていたんだ。
    
やっぱりサッカーは、走るスポーツ(攻守にわたって連動しつづける全力スプリントと、闘う意志がほとばしる局面デュエルの積み重ね!?)なんだよ。
   
  
   
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  - ところで・・
    
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
    
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、
その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
    
彼女については、このページやあのページを参照してください。
    
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
    
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
    
 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
    
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
    
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
    
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。 
   
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  - あっと・・
 
  
   
  - 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
 
   
  - ちょっと、プロモートさせてくださいね。
 
  
   
  - この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
 
  
   
  - とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
    
   
   
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最後に「告知」です。
    
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
    
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
     
  
   
  - そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
    
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
    
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
    
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
     
  
   
  - まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
 
  
   
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				 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
			
			
			
			
			
			
			
			
				 追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
			
			
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				 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
			
				 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
			
				 
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
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