トピックス
- 2019_天皇杯・・準決勝・・ネームバリュー的には、理想的な対戦カードに落ち着いたわけだけれど、そこに至るまでのプロセスは、とても熱かったネ・・(エスパルスvsヴィッセル、1-3)&(アントラーズvs長崎、3-2)・・(2019年12月21日、土曜日)
- インフルエンザ恐るべし。
今週の月曜日、火曜日ころでしたかね、調子が悪くなったのは・・。
こちらは、ただのカゼだってイージーに思い込んでいたのですが、症状や熱の出方が、ちょっと「普段」とは違っていたんです。
だから、ネットで、カゼとインフルエンザの症状比較を検索したっちゅうわけです。
そしたら・・
熱が38度を超えたり、震えや倦怠感、そして思考・発想の広さ、深さへの悪影響・・
それだけじゃなく、全身の運動性能に支障をきたすなどと、まさに「今のオレの状態」じゃネ〜か・・って、納得した次第。
だから・・
日常生活のルーチン動作で、たまに「欠落アクション」が出ちゃったりするんですよ。そして後から「えっ!? どうしてあの操作が出来ていなかったの!?」ってビックリさせられる。
もちろん、ここ数日のコラム創造ワークでも・・
指がうまく動かなかったり、打ち損じが生じるといった物理的なモノだけじゃく、肝心の思考・発想の内容も狭まってしまうなど、普通では考えられない状態に陥っていたんです(まあ、いまも全快とはほど遠いけれど・・)。
それじゃ、(自分が納得するような!!)良いコラム内容など望むべくもありません。
フ〜〜ッ・・
まあ今日は、最悪だった状態からすれば、かなり好転はしているのですが、それでも・・ね。
ということで、2試合つづけて、私の注目ポイントを簡単にピックアップすることにします。
まず、エスパルス対ヴィッセル。
点差は、実質的なゲーム内容を反映したモノじゃなかった・・かもしれないね。
立派なサッカーを展開したエスパルスにとっては、とっても悔しい敗戦だったでしょうね。
もちろん、ボールの支配率では、ヴィッセルがイニシアチブを握っていたさ。
でも、仕掛けの危険度と、ゴール機会(決定的チャンス)の量と質という視点では、エスパルスも、それなりの存在感を魅せたんだ。
ということは、結局、イニエスタに代表される、個のチカラの差・・!?
まあ、それもあるけれど・・
トルステン・フィンク監督による、戦術マネージメント、心理・精神的マネージメントの賜物だっちゅう視点もある。
戦術マネージメントとは・・
突き詰めたら、選手たちがアタマに描く、次の攻守プレーに対するイメージング内容の「連動性」を、いかに高い次元でバランスさせるるのか・・というテーマかね。
あっ・・スミマセン・・またまた、悦に入ってしまった。
要は、イニエスタ、サンペール、そして山口螢で組むミッドフィールド「トリオ」の、攻守にわたる協力アクションが素晴らしい機能性を魅せつづけていたということ。
たしかに、彼らを取り巻くフォワードやサイドバックも素晴らしかったけれど、それも、このトリオの、攻守にわたる高い機能性が絶対ベースだったわけだから・・。
これで、天皇杯決勝にビジャが戻ってきたら・・
とにかく、そんな強いヴィッセルに対して、立派なダイナミックサッカーを展開したエスパルスに「も」心からの拍手をおくっていた筆者だったのであります。
ということで・・
次は、アントラーズ対Vファーレン長崎。
この試合では・・
凄すぎる、長崎がブチかましつづけた大迫力の「前からプレス守備・・」っちゅうテーマをビックアップせざるを得ない。
その、ものすごい「勢い」が、最後の最後まで、まったく衰えなかったんだから。
だから、まず、手倉森誠監督に対して、心からの「拍手とレスペクト」を、おくっていたよ。
・・あれほど、選手たちを奮い立たせ、闘わせることができたアンタは、スゴイ・・
前からプレス守備。そして、そこからの積極的な仕掛け。
それでも、次の守備で、人数&ポジショニングバランスの崩れることがない。
そう、素早い攻守の切り替えと、鋭いチェイス&チェックやカバーリングが効果的に機能しまくるんだよ。
とにかく、長崎のサッカーからは、素晴らしくダイナミックなボール奪取から、これまた素晴らしく迫力のある攻撃が生まれていくという、守備と攻撃の、相互ポジティブ(ネガティブ)関係性(!?)を再認識させられていた筆者だったのだ。
とはいっても・・
そう、そんな迫力ある長崎の攻撃に対しても、アントラーズのブロック守備は、やっぱり、とても強固だった。
長崎の仕掛けプロセスじゃ、後方からどんどんサポートが湧いて出てくるし、少しでも目を離したら、自分がマークする相手がスッと「いなくなって」しまう。
それでもアントラーズ守備は、冷静にカバーリングを機能させつづける。
そう、高いレベルのチーム(連動)守備戦術イメージが、深く、深く浸透しているんだ。
その高質な戦術イメージングが、「あの高いレベル」の粘りディフェンスを支えている。
そして、長崎の強烈な意志エネルギーの仕掛けを、ガッチリと冷静に受け止め、ゴール機会(決定的チャンス)を創らせなかった。
またボールをめぐる局面デュエルの内実でも、やはり、アントラーズ選手たちの強烈な闘う意志は健在だった。
彼らが完璧に負けるケースは、希だったんだよ。
それにしても・・
手倉森誠が率いるV.ファーレン長崎は、立派な、ホントに立派な、清々しい攻撃サッカーを最後の最後まで「やり通した。
そんなV・ファーレン長崎を観て、心を動かされた方々も大かったに違いありません。
そんな、日本サッカーのプロモート貢献という視点でも、日本サッカー人の端くれとして、心から感謝する次第です。
ということで・・
新国立競技場での初のスポーツ競技大会として行われる天皇杯決勝。
それが、アントラーズ対ヴィッセルっちゅう、誰もが期待に胸を高鳴らせる対戦カードに落ち着いたっちゅうわけだ。
まだ1週間あるから、わたしも、まさに万全の状態で馳せ参じられそうです。
では、また・・
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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