トピックス
- 2020_J2_第26節・・そう、やっぱり、優れた守備意識(チーム全体でシェアされている優れた連動イメージング!!)こそが全てのスタートラインなんだよ・・(愛媛FCvsヴェルディ、1-4)・・(2020年10月14日、水曜日)
- 数日で、よく「ここまで」立て直した。
ストロングハンド、ヴェルディ監督、永井秀樹の手腕に拍手です。
もちろん、多くの先発メンバーを入れ替えたこともあったわけだけれど・・
それ以上に・・
攻守イメージングを、しっかりと再構築し、それを着実に浸透し、実行させたチーム(心理)マネージメントにこそ、この「ポジティブ変身」のバックボーンがあったと思うわけさ。
その攻守イメージングだけれど・・
なかでも目立ったのは、素早く、着実な、攻守の切り替えと、守備での組織作り(ポジショニングバランス再構築!)だったね。
まあ確かに・・
ボールを失った直後にブチかます、前からプレス守備(追い掛けと押し上げのサンドウィッチ=ゲーゲンプレス=gegen Presse!?)も効果的ではあったけれど・・
そんな、前からプレス守備でボールを奪い返し、決定的ショートカウンターから先制ゴールをブチ込んだわけだからネ。
でも私には・・
それ以上に、まず、「相互のポジショニングバランスを執ること・・」を意識し、素早く組織を再構築したことが、とても効果的だったと感じられたのさ。
そして・・
そう、そんな、相互ポジショニングバランスが執れた状況から、まず誰かが、相手ボールホルダー(次のパスレシーバー)へのチェイス&チェック(寄せ)をスタートするんだ。
そして、「それ」を合図に、協力プレスの動きに「スイッチ」が入る。
そう、周りのチームメイトが、同時に(連動して!)爆発するんだよ。
そんな、組織的に連動する、前から(協力)プレス守備の迫力は、見所満載ではあった。
もちろん・・
相手の愛媛も、前からプレス守備をブチかまそうとする。
でも、この日のヴェルディ攻撃は、そんな愛媛の前からプレス守備の勢いを呑み込んでいた。
そう、スムーズな人とボールの動きによって、愛媛の、強力な前からプレス守備を、簡単に「かわして」しまうんだよ。
そして・・
そんなスムーズな「動き」の背景には・・
そう、前述した、抜群の、前からプレス守備の「連動性」があったと思うわけさ。
そこでの、チェイス&チェックやカバーリングサポートといった「人の動き」が抜群だったからこそ、攻撃にうつったときで「も」、特に、ボールがないところでの人の動きが活発だったんだよ。
そんなだったから、スペース攻略を目指す次の仕掛けでの「人とボールの動き」が、スムーズでスピーディーに機能するのも、まさに道理だった。
まあ、微妙なディスカッションではあるけれど・・
ところで、前節の岡山戦・・
そこじゃ、人の動きが、うまく連動していない(動く意志さえもない選手がいたよな)ところに、岡山の、強力な前からプレス守備に襲いかかられ、ボロボロにされてしまった。
でも、今日のヴェルディは、違った。
そう、組織的に(スマートに!)連動しつづける前から(協力)プレス守備があったからこそ、次の攻撃でのボールがないところでのサポートの動きも、ダイナミックの極みだったんだ。
だからこそ、しっかりと人とボールを動かせたし、何度も、愛媛ディフェンスのスペースを突いていけた。
やっぱり、守備こそが、すべてのスタートラインなんだよ。
――――
あっと・・最後に、告知を・・
今週末の日曜日(10月18日)、22時30分から、BSテレ東(BS171)で放送される、「Challenge Spirits 〜 スポーツの未来を考える〜」っちゅう番組に出演します。
テーマは、「スポーツとメディア・・」。
さて、どうなることやら・・
- ============
- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
- -------------------
- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
-
============
最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
===============
重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
==============
ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
-
[ トップページ ] [
Jワンポイント ] [湯浅健二です。
]
[ Jデータベース ]
[トピックス(New)] [
海外情報 ]