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- 2020_J2_第37節・・ヴェルディの意識と意志が、少し足りなかった・・サッカーだから、そんな「小さなファクター」が、こんな大差の敗戦につながる・・それがサッカーの怖いところ・・(FC琉球vs東京ヴェルディ、4-0)・・(2020年11月29日、日曜日)
- まったく・・
何も考えていない(サッカーの基本メカニズムに対する興味がない!?)んだろうな、このダゾン・カメラマン氏とディレクター氏は・・
彼らは、ダゾンによる(!)本場フットボールネーション中継や、いま佳境にはいっている「ACLテレビ中継」などを参考にしないんだろうか?
どうして、こんな中途半端に「寄る」ズーミングになってしまうんだろう・・
そんなコトを考えながら、ハッと気付いた。
あっ・・彼らは、単に、ボールを追い掛けているだけなんだ・・
でも、私も含めた「現場」は、また、たぶん多くの視聴者の皆さんも、「ボールの行く先」をイメージしながら観戦しているに違いない。
とはいっても、たしかに、後方でのボールキープから、突然、危険な「仕掛けロングパス」が前線に飛ぶようなシーンは、少ないよね。
でも、だからといって、ボール周りプレー「ばかり」を追い掛けているのでは・・
サッカーは、ボールがないところで勝負が決まるわけだから・・さ。
また・・
タテパスが(そんなに頻繁に!?)飛ばないにしても、ボールから離れたゾーンでの、攻守両面の「イメージングとアクション」だって、とても面白いのに。
コチラは、そんな「戦術イメージのせめぎ合い」にも、目を凝らしたいんですよ。
また、この試合のカメラマン氏は、ゲームが「仕掛け段階」に入っているにもかかわらず、ボールに「寄りすぎる」傾向が強かった。
そんな、攻守プレーが「佳境」に入っているにもかかわらず、このカメラワークなんだから・・
まあ、仕方ない・・
とにかく、「観たいところが観られない・・」というフラストレーションで、ストレス一杯の筆者だったのですよ。
あっ・・
まあ、そのフラストレーションの背景では、たしかに、ゲーム展開も影響していたよね。
互角の(それ以上の!?)サッカーを展開していながらも、どんどん「ワンチャンス」を決められつづけるヴェルディ・・。
決して、ヴェルディのサッカー内容が最低だったわけじゃない。
でも、これだけの点差が開いてしまう。
まあ、それもサッカーだし、その怖さを体感させられた・・っちゅう視点もありそうだ。
もちろん・・
ヴェルディの、ボール奪取プロセス(守備)には、小さなトコロで、課題が見えたよ。
チェイス&チェックやカバーリング、マーキング、協力プレスでの「集散アクション」、決定的ピンチでの「最後の半歩」等など・・
また攻撃にしても・・
前半、森田晃樹の、フッ切れたミドル弾、しっかりとしたボールの動きから藤田チマがブチかましたバー直撃弾など、ゴール機会は創りだした。
でも、スペース攻略という視点では、やはりフラストレーションが溜まったわけさ。
もっと、もっと、フッ切れた「仕掛けプロセス」をブチかましていかなければ・・
フッ切れたプロセス・・
そう、人とボールの動きや単独勝負プロセスが、まだまだ「弱腰」なんだ。
ワンツーを積み重ねる、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションにしても、単独ドリブル勝負にしても、「失敗を怖がっている心理」が見え隠れするんだよ。
そう・・
ワンツーの絶対的基盤である「パス&ムーブ」という、物理的&心理的パワー(強烈意志)の集合体アクションを、もっともっと活性化しなきゃいけない。
また、ドリブル勝負のチャンスでも、横パスやバックパスといった安全策に「逃げる」のではなく、「エイヤッ!!」ってな感じで、「勇気を振り絞らなければ」いけない。
たぶん・・
来シーズンへ向けての、大いなる目的&目標イメージが、チーム内で、まだまだ浸透、確立されていないっちゅうコトなんだろうね。
その、大いなる目的&目標イメージ・・
それは、スーパーチームへと進化&深化していくなかで、完璧なカタチで「J1に復帰」するっちゅうコト以外に、ないでしょ。
その、スーパーチームへのブレイクスルーだけれど・・
そこでは・・
彼らが内包する「優れた個の才能」を、より実効あるカタチで光り輝かせるために、攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢を、より発展させていかなきゃいけない。
そして・・
その唯一無二の「リソース」が、選手個々の「意識と意志」を大幅に活性化させるコトなんだ。
そう、心のなかから沸き立つような「覚悟」。
ここじゃ、「主体的・・」という視点こそが、絶対条件なんだろうね。
そう、選手たち自身が、攻守ハードワークとリスクチャレンジについて、「こうやりたい・・こうありたい・・」って、心から「望む」ようになること。
永井秀樹監督の「ストロングハンド」に、期待しましょう。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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