トピックス
- 2020_AFC_U23・・期待していただけに(いつかは爆発する!?)、奈落の底の落胆ってなコトになってしまった・・(森保一ジャパンvsシリア、1-2)・・(2020年1月12日、日曜日)
- このゲームだけれど・・
実は、ちょっと体調を崩したことで、テレビ観戦にせざるを得なくなったんです。
面目ありません。
ということで、今日も、テレビ画面の前で、「ライブ感」を前面に押し出すことにしました。
・・というのも・・
・・シリアにPKを決められた後「も」、タテへ仕掛けていく「勇気」が感じられず、フラストレーションが溜まりっぱなしになったから・・
・・そう、書くことで、そのフラストレーションを「解放」しなきゃ、やってられない・・
・・とにかく、テレビ画面に向かって、何度、怒鳴り散らしたことか・・
・・なんで、タテへ仕掛けていかないんだ〜〜ってネ・・
・・もちろん、シリアの厚いブロック守備は、強烈な闘う意志をベースに、とても機能的、効果的・・
・・彼らは、本当に、よくトレーニングされたチームだ・・
・・だから、その周りでボールを動かしていても、何も起きないのは、自明でしょ・・
・・上田綺世とか、ポストプレーにもクオリティーがある選手がいるのだから、もっと積極的に「そこ」を使うことをイメージングするとか、とにかく工夫がない・・
・・そんなことを考えながら、フラストレーションを溜めていたとき・・
・・そう、やっと、本当にやっと、左ウイングバックの、相馬勇紀が、勇気を振り絞るように、タテへのドリブル突破にチャレンジしたんだ・・
・・そして、そこからのクロスボールを起点に、決定的ゴール機会が創りだされたんだよ・・
・・それは、タテへ仕掛けていくイメージングが(本当にやっと!!)連鎖した勝負プレーだった・・
・・そこから、日本の、タテへ仕掛けていく「意志」が強まったと感じた・・
・・タテへの勝負の仕掛けが、より積極的に機能しはじめたんだ・・
・・もちろん、失敗する確率は低くない・・
・・でも、相手ブロックの周りを、安全パスの軌跡がたどっていくような無様なシーンよりは、「前向きの失敗」の方が何倍ポジティブか・・
・・この「事実」については、選手たち自身が、身に染みて、よく分かっているはずなんだけれど・・
・・とにかく私は、相手守備ブロックの周りをトレースするような「安全パス」が、腹立たしくて仕方なかったんだよ・・
・・でも、やっと・・
・・そう、前述した、相馬勇紀の「エイヤッ!!」のドリブル突破&クロスが功を奏し、そこから日本の仕掛けに本物の「勢い」が乗っていったんだ・・
・・相馬勇紀のドリブル突破&クロス、右サイド橋岡大樹の、タテパスレシーブからのクロス、相馬勇紀の、センターゾーンへのドリブル勝負(最終勝負ポイントのトラバース=相手守備を引き出す!)、後方からのミドル弾・・等など・・
・・どんどん、日本の仕掛けに「変化」が出はじめたんだよ・・
・・仕掛けの変化・・
・・それこそが、成功へ導く「KFS」だよね・・
・・そう、キー・ファクター・フォー・サクセス・・
・・その変化を演出するための、絶対的バックボーンは、何といっても・・
・・勇気・・
・・ニーチェだったか、ゲーテだったか・・
・・こんな格言を残している・・
・・金を失ったら、また稼げばいい、名声を失ったら、また創りなおせばいい、でも、勇気を失ったら生まれてきた意味(価値!?)がない・・
・・不確実なサッカーだから、その(安全パスに逃げた!?)時点じゃ、何万という「言い訳リソース」が転がっている・・
・・チームのための安全策・・いまは組み立て直した方が得策だ・・とか・・
・・そんな、「リスクを回避する大人のマインド」は、サッカーでは、多くのケースで(!!)、百害あって一利なしなんだ・・
・・もちろん、そんな「着実マインド」が必要なケースだってあるさ・・
・・でも、この試合は、1点を追い掛けて攻め上がっている状況なんだから、とにかく積極的に仕掛けていくことこそが正解なんだよ・・
・・あっと・・ここまで書いたところで前半終了のホイッスルが吹かれた・・
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・・さて、同点で迎えた後半がはじまった・・
・・けれど・・
・・フ〜〜ッ!!・・
・・前半、少し上向いてきた「仕掛けの流れ」が、結局は、もとに戻ってしまったんだ・・
・・テレビの実況&解説プロも、「日本はパスを回してばかり・・」などと、揶揄していた・・
・・フ〜〜ッ!!・・
・・たしかに後半は、シリアが少し押し上げてきたことで、中盤にスペースが出来はしたけれど・・
・・結局日本は、チャンスメイクの流れさえも創りだせず(まあ1本、右からのクロスが上田綺世に合いそうになった場面はあったけれど・・)、シリアの必殺カウンターに沈められてしまうんだ・・
・・もう一つ、シリアの闘う意志という視点でも一言・・
・・とにかく、ヤツらがブチかましつづけた、ものすごく効果的に連動しつづけるボール奪取プロセスには、拍手しかない・・
・・チェイス&チェック、カバーリング、ボールがないところでのマーキング、そしてボール奪取デュエル等など、その闘う意志には賞賛しかない・・
・・だからこそ・・
・・そう、日本には、それに輪を掛けた強烈な闘う意志をブチかまして欲しかった・・
・・でも、まあ、そのテーマについては、前述したとおりだね・・
・・サッカーは、不確実な要素が満載だからこそ、本物の「意志のスポーツ」なんだよ・・
・・そして、そのメカニズムを知ってか知らずか、システムと呼ばれる数合わせ遊びや、ポジショニングの「位置替え遊び」など、重箱のすみをつつくようなディスカッションに興じる輩が闊歩する・・
・・そう、幾何学ロジックを振りまわす「机上の空論」・・
・・どうも、体調不良のカラダと思考が、限界に近づいてきたかもしれない・・
・・ということで、森保一ジャパンは、終戦ということになった・・
・・とはいっても・・
・・それでも私は、最後までトーナメントを見届けますよ・・
・・ということで、次は、西野朗タイ、韓国、オーストラリアを(残念ながらイランも終戦!?)応援しようかな・・
・・彼らのサッカーには、サポートし甲斐のあるコノテーション(言外に含蓄される意味)が内包されているからね・・
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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