トピックス
- 2021_J2_第35節・・ヴェルディ選手諸君には、この惨敗の内実を、しっかりと見つめ直して欲しいね・・(ヴェルディvsジェフ、1-5)・・(2021年10月24日、日曜日)
- ホント、イラつくね〜・・
そう、ダゾンのカメラワーク(ズーミングワーク)。
久しぶりに、「低レベル」のダゾン中継に、我慢を強いられた。
その元凶は、アングルの寄り過ぎと、カメラの「ぶん回し」だけじゃなく、(寄り過ぎだから!?)カメラが(画面が!)微妙に「揺れる」コトだった。
そんな、落ち着きのないカメラワークに、ものすごいフラストレーションを抱えながら観戦していたんだよ。
あっと・・
カメラワークだけじゃなく、そのフラストレーションのバックボーンには、勝負の流れが「あんな感じ」になったコトもあったよね。
部分的には、よいサッカーを展開しているヴェルディなのに・・
肝心のところで(特に、ボール奪取プロセス!)、寄せやマーキング、カバーリングが「甘い」。
その前半・・
「変な」ヘディングシュートを流し込まれたり、スーパーゴールをブチ込まれたり、はたまたミドルシュートに「ちょっと触るフリックゴール」を決められたり。
またヴェルディは、攻撃でも・・
相手は、「あの」優秀なプロコーチ、ユン・ジョンファンだからね・・
彼らの、組織的に連動しつづける守備アクションが、とても忠実&「創造的」であるコトは言うまでもない。
基本的な連動アクションだけじゃなく、肝心の勝負の瞬間に、常に、「最後の半歩」が出るし、「そこ」に忠実なカバーリングも入っている。
その「最後の半歩」だけれど、もちろん「足によるシュートブロック」だけじゃなく・・
最後の瞬間における身体を張った忠実マーキングなど、絶対に「状況ウォッチャー」にならない主体性アクションが、とにかく秀逸なんだ。
選手たちの、ボールを奪い返し、シュートを阻止するコトに対する(!?)意識と意志レベルの高さは、たしかに賞賛に値する。
やっと「このレベル」まで、ジェフのサッカーがアップしてきた・・
・・そんな印象を強くしていた筆者なのだ。
シーズン当初の苦労を目の当たりにしていた私としてはね。
そんな、選手個々の意識と意志をアップさせる(継続的な!)心理マネージメントこそが、ユン・ジョンファンの真骨頂っちゅうわけだ。
ジェフについては、あと二つのポイントを・・
一つは・・
田口泰士と熊谷アンドリューで組むダブルボランチの、攻守にわたる「機能性」こそが、このチームの、攻守ダイナミズムの原動力・・という視点。
特に、田口泰士。
一度、こんなシーンがあった。
ヴェルディが誇る若手の才能、新井瑞希が、ジェフ側の、左コーナーフラッグ付近でボールをキープしていたんだ。
「そこ」をチェックしていたのが、田口泰士。
彼は、新井瑞希の鋭い切り返しや、巧みなボールキープに、まったく動じない。
そして、落ち着いて、次の「アクション」を読み、まさに「余裕しゃくしゃく」ってな感じで、ボールをカットしちゃうんだよ。
なるほど、田口泰士が、ジェフの堅牢な「組織ディフェンス」の、自信と確信のリソースっちゅう心理バックボーンが、うかがえる。
そのシーンを観ながら、そんなコトを考えていた筆者なのだ。
そして、二つ目のポイント・・
前半は、例によっての、堅牢な「戦術サッカー」でリードを奪ったジェフ。
そんなジェフが、後半になって、選手たちがもっともやりたい(!?)積極的&攻撃的サッカーを魅せはじめたんだ。
二点の大量リードだし、(この日の!?)ヴェルディ攻撃だった、「ゴール機会は抑制できるでしょ・・」ってな確信が、彼らのプレーを、より活性化した!?
そう、前からプレス守備を絶対ベースに、まさに、美しい質実剛健サッカーと呼べるような高質サッカーを展開したんだ。
来シーズンのユン・ジョンファン千葉。
大いに期待できそうだね。
さて・・
ちと「やられ過ぎ」だったヴェルディ。
前述したように、「肝心のトコロ」でのアクションが、甘かった。
守備にしても、攻撃にしても(ボールがないところでの勝負アクションの量と質!!)。
まあ、ここで、一つひとつのプレーを分析しようなんて思わないけれど・・
とにかく、選手諸君には、不確実な要素が満載のサッカーは、究極の「意志のスポーツ」だという事実を、もう一度、「心してもらいたい・・」と言いたいネ。
全体的には、良くなっている。
でも、前述したように、攻守にわたる「肝心なトコロ」でのプレー内容に、極限の「意識と意志」が、足りない。
まあ、選手たちは、私が言いたいことは、体感として、理解していると思いますよ。
彼らには、そのコノテーション(言外に含蓄される意味)を、しっかりと考えてもらいたいね。
人は、よいコトじゃなく、ミスや失敗からの方が、より多くを学べるのだから。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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