2021_Ｊ2_
第8節・・二点リードされてからヴェルディがブチかました、強烈な攻守ダイナミズムは、佐藤優平が退場させられるまでの（前半の！）質実剛健サッカーも含
めて、確実に「次」につながる・・（琉球vsヴェルディ、2-0）・・（2021年4月17日、土曜日）
ヴェルディ選手たちは、最後の最後まで、ホントに、立派に闘い抜いた。そこで魅せつづけた、大パワーの攻守ハードワークとリスクチャレンジ「姿勢」からは、彼らの「これから」に、大いなる希望の光が、まぶしく輝き出していたモノさ。
そう・・
それは、それで、とても立派な「意識と意志」だったけれど・・
ヴェルディが、そんなダイナミズムを放散するまでには、紆余曲折があったんだ。
立ち上がりの2分間・・
そこでのゲーム展開を観ながら、ヴェルディの「プレー姿勢」が心配になった。
何せ、デュエルに勝ち切れず、セカンドボールもひろえずに、イニシアチブを握る琉球の猛攻をうけつづけたわけだからね。
でも、そんな心配は、杞憂だった。
ヴェルディは、すぐに、ボール奪取プロセス（守備）を活性化し、効果的に連動させることで、試合フローのイニシアチブを、少なくとも五分まで引き上げたんだ。
そこで魅せた、積極的＆攻撃的サッカーは、ヴェルディが、徐々にフォームを（物理的、心理的な状態を）アップさせてきたからに他ならない・・と感じていた。
何せ相手は、ストロングハンド、樋口靖洋が率いる強豪（アルビレックスとリーグのトップを争う！）FC琉球だからね。
だからこそ、そこでヴェルディが感じさせてくれた「頼もしさ」は、格別だったんだ。
そしてゲーム展開が、まさに「動的な均衡」状態に入っていった。
手に汗にぎる攻防。
でも・・
そう、そんな状況で、「あの」レッドカード事件が起きたっちゅうわけだ。
それも、突きつけられたのは、ヴェルディ絶対的リーダー、佐藤優平。
こちらも、チト、落ち込んでしまった。
そして後半のヴェルディは、ブロック守備を基軸に、蜂の一刺し（必殺カウンター）を見舞う・・ってなイメージの勝負サッカーに徹することになる。
でも・・
そう、そんな「我慢」がつづいていた後半17分、田中恵太にミドル弾をブチ込まれ、その6分後にはPKまでも献上してしまうのだよ。
2-0というリードを奪われたヴェルディ。
そして、そこから彼らが、冒頭のダイナミックサッカーへと変身していくわけさ。
もちろん、ゲーム展開によっては、後半立ち上がりの「やり方」を堅持したかもしれないけれど、そりゃ、二点リードだから、もう、フッ切れるしかない。
でも、そのフッ切れ方が、よかった。
決して彼らは・・
攻撃の仕掛けに「だけ」エネルギーを注入するわけではなかったんだよ。
そうではなく、彼らは、あくまでもボール奪取プロセス（守備）を活性化することで、「本当の攻撃パワー」を倍増させるってなイメージをブチかましたんだ。
それがよかった・・
そう、そこで得られた体感は、前々節（水戸戦）の後半で魅せたダイナミックサッカーの「流れ」に相通ずるモノがあるわけだからね。
もちろん、前節の山口戦でも感じたのだけれど・・
とにかく、ヴェルディの、ボール奪取プロセス（守備）の実効ダイナミズム（ハードワークへの忠実さ、連動性へのクレバーさ・・等など）が、シーズン当初の数試合でため息をつかされ続けた「それ」とは、まったく別物に生まれ変わったんだよ。
たしかに、この試合では負けてしまった。
でもチームは、この数試合で、徐々に進化＆深化してきている「ホンモノのダイナミズム」の何たるかを、着実に体感し、自分のモノにしているって思うわけさ。
とにかく、ネガティブな結果にもかかわらず、いまのヴェルディに対する「希望と期待」を膨（ふく）らませられて、よかった。
これからも、彼らの活躍を、楽しみにしましょう。
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最後に、ダゾン・カメラワーク（ズーミングワーク）についても一言。
とにかく、中途半端に「寄り過ぎ」なんだよ。
そうではなく・・
ボールを画面の端っこに「置き」ながら、最前線での、攻守の「イメージングのせめぎ合い」までしっかりと捉えられる・・ってのが、理想なんだ。
もちろん、ズームを「引き過ぎる」のも、（中継映像の迫力という視点で！？）あまり好ましくないんでしょ！？
でも・・サ・・
ボールがないところでの「ホントの見所」くらいは、しっかりと捉えて欲しいって、心から「ダゾン」さんにお願いする筆者なのですよ。
ということで、これからも、よろしくお願いします。
その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト（コントラバス奏者）藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
”Football saves Japan”の宣言に賛同します（写真は、宇都宮徹壱さんの作品です）。