トピックス
- 2021_J1_
(変則)18節・・ケヴィン・マスカットが就任してからのマリノス・・内容と結果が、高い水準でバランスしている・・もしかしたら、ホントに、フロンター
レと優勝を争うところまで上り詰めちゃったりして・・(マリノスvsグランパス、2-0)・・(2021年8月12日、木曜日)
- いいね〜、マリノス新任のケヴィン・マスカット。
アンジェがいなくなって、すこし心配していたけれど、杞憂だった。
攻守にわたるハードワークとリスクチャレンジ。
まさに、強烈な意識と意志に支えられた「主体性プレー」のオンパレード。
だからこそ、人とボールが、スムーズに、そして創造的に動きつづける。
そして何度も、スペースを攻略してゴール機会を創りだせる。
たしかに後半は、ちょっとイニシアチブを握られる時間帯もあったけれど、それにしても、マリノスのブロック守備の堅牢さを再認識するという視点で、興味深かった。
とにかく、攻守にわたって、ハードワークとリスクチャレンジのチャンスを、自ら「探しまくる」プレー姿勢に、少しの「陰り」も感じられなかったことが素晴らしい。
リモート会見で、大住良之さんが質問していたように、「あの」杉本健勇が、攻守にわたって走りまくっていたからね(大住さんは、あんなに走りまくる杉本は観たことないけれど・・って質問していた)。
その事実からも、ケヴィン・マスカットの「確かなウデ」を感じる。
そして選手たちが、就任してから日が浅いとはいっても、ケヴィン・マスカットの「ストロングハンド」を感じているからこそ・・っちゅうわけだ。
ところで、最後に、少し、昔話・・
わたしとルディー・グーテンドルフが読売サッカークラブで仕事をはじめたときも、何か、そんな「感じの現象」があったよね。
トレーニング初日のこと・・
自己紹介を済ませ、普通のトレーニングメニューを進めていたときのこと。
そこで、ミニゲームをやっている最中に、ルディーが、何かを伝えたいと、グラウンドに散っていた選手たちに「集合っ!!」コールを掛けたんだよ。
そこで、コトが起きた。
選手たちが、ルディーのところへ、まさに緩んだ「三々五々」ってな雰囲気で、ダラダラと集まってきたんだ。
その瞬間・・
「フザケルナよ〜〜っ!! 集まれと言ったら、ピリッと、素早く、集まるんだよっ!!!」
まさに、カミナリのような罵声が響きわたった。
もちろん、わたしが通訳するヒマなんてない。
でも、雰囲気と、簡単な英語だったことで、選手たちは、すぐに理解した。
そして、まさに雷に打たれたごとく、ピリッと素早く、ルディーのもとに集合したっちゅうわけだ。
そしたら・・
カリオカ(ラモス瑠偉)が、オレの横にきて、真剣な顔で、こんなコトを聞くんだよ。
「オッサン・・良い監督さんなんでしょ・・そうだよね??」
もちろん、瞬間的に、カリオカの目を見て頷(うなづ)くわたし。
その、ルディー・グーテンドルフ・・
彼は、「あの」デッドマール・クラーマーからの紹介で、当時の読売サッカークラブの事務局長とわたしが、直接ドイツへ赴いて交渉したんだ。
もちろん私も、初対面のときから、ルディーの「ストロングハンド資質」は、敏感に感じとっていた。
ということで・・
そして、その「最初のトレーニング」によって、その後の読売サッカークラブの雰囲気が、明確に決まったというわけさ。
最初が肝心なんだよ、最初が・・
ということで、ケヴィン・マスカット。
素晴らしいスタートダッシュを決めたじゃないか。
内容と結果が、まさに高次元でバランスしている。
この勢いで、フロンターレとの首位争い「まで」、フォーム(心理&物理的なパフォーマンス総称!)を高揚させていって欲しい。
マリノスには(ケヴィン・マスカットには!?)、そのバックボーンが備わっている。
とにかく、ここからのリーグ展開が、楽しみになってきたじゃありませんか。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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