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2021_J1_(変則)20節・・「粘ドロー」の手倉森誠ベガルタ・・そのうち必ず、「昇り龍チーム」の仲間入りを果たすはず・・(フロンターレvsベガルタ、2-2)・・(2021年5月12日、水曜日)

スゲ〜〜ッ!!

手倉森誠ベガルタの、言葉では表現し切れない「粘ドロー」マッチだった。

あっと・・

コラムに入るまえに、ダゾン、カメラワーク(ズーミングワーク)について一言だけ。

ほんのチョットだけ「寄り過ぎ」だった。

肝心のトコロがカメラのフレームから外れつづけたからね。

そう、後方からの組み立て段階で、最前線での、両チームの(要は攻守にわたる!)意識と意志とイメージングの「せめぎ合い」を体感できなかったという不満。

それに対して、18時にキックオフされた、ガンバvsサンフレッチェ戦・・

そこでのダゾン・カメラワーク(ズーミングワーク)は、ホント、素晴らしかった。

ということで、期待との落差が、とても大きかったというわけさ。

あっと・・ゲーム・・

骨子は、手倉森誠ベガルタがブチかましつづけた、強烈に粘り強いサッカー。

そう、忠実でインテリジェンスあふれる守備メカニズムと、ここ一発の攻め上がりプロセスで魅せた、勝負する「勇気」・・等など。

フロンターレの素晴らしさについては、前節のガンバ戦コラムをご参照あれ。

でも、この試合では、手倉森誠ベガルタの粘り強いボール奪取プロセス(守備)によって、その高質サッカーが、うまく抑え込まれた・・と感じていた。

その手倉森誠ベガルタは、前節レッズ戦でも、この試合でも、とても立派なサッカーを魅せたんだ。

だから私は、心のなかで、手倉森誠ベガルタに対して、心からの賞賛の拍手をおくっていたんだ。

彼らは、(前節レッズ戦も含めて!)すべての共感を呼び起こす「意志の闘い」を魅せた・・と思う。

そりゃ、彼らに対するシンパシーが天井知らずになるのも道理でしょ。

ここで、ハナシが、ガラリと変わる・・

今日、久しぶりに、大住良之さんと、(原宿)明治神宮大鳥居のまえにある「杜のテラス」でランデブシーし、サッカー談義に花咲かせたんだ。

まあ、意見交換・・ね。

そのなかで、盛り上がったのは、今シーズンの「J」では、多くのチームが、積極的&攻撃的サッカーを魅せている・・というテーマだった。

その背景には・・

先シーズン、コロナによって降格がなくなったこと「も」あったように思う。

そう、多くのチームが、結果を恐れることなく、さまざまなチャレンジに没頭できたんだ。

わたしは、規制(戦術のことね)と解放(究極の自由の謳歌)のバランスこそが、すべてのサッカーコーチが志向すべきテーマだと思っているんだよ。

そう、美しい質実剛健サッカーを目指して・・ね。

とはいっても、プロだから、「実」にあたる結果「も」求められるわけさ。

でも昨シーズンは、降格がなかったことで(!?)、思いっきりチャレンジするチームも現れたんだ。

浮嶋敏ベルマーレ、キン・ミョンヒ鳥栖、片野坂知宏トリニータ、下平隆宏FC横浜・・等など。

そして・・

そう、彼らは、そんな、積極的&攻撃的サッカー路線を、今シーズンも堅持しているんだよ(まあ横浜FCは、うまくいってないけれど・・)。

昨シーズンのプロ選手たちは・・

様々な意味合いで、一度解放され、(ギリギリの義務を果たさなきゃいけないという!)厳しい現実も含め、自由を謳歌できた。

彼らは、その「本質的な楽しさや喜び」を、深く体感したに違いないと思うわけさ。

だから、「そこ」から、再び「規制サッカー」になんて、戻りたくない。

でも、プロだから、結果が・・

そう、だからこそ、必死の攻守ハードワークとリスクチャレンジに、自らすすんで没頭できるまでに、真の成長を遂げている・・って、思うんだよ。

サッカー内容が、本当の意味で充実し、結果がついてくるのも道理なのさ。

そう、イビツァ・オシムが率いたジェフユナイテッド市原(いまは千葉)のようにね。

また、優秀なプロコーチ長谷部茂利が率いるアビスパ福岡も、その優れたサッカー内容で存在感をアップさせている。

そして・・

そう、私は、そんな「昇り龍チーム」のなかに、手倉森誠ベガルタも頭角を現してくるって確信しているのさ。

ということで・・

大住良之さん、楽しいキャフェタイムを、どうも有難うございました。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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