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2022_AFC_U23アジアカップ・・優れたグループへと進化&深化する大岩剛ジャパン・・期待が高まるじゃないか・・(日本vsサウジ、0-0)・・(2022年6月6日、月曜日)

とても良くなっている、大岩剛ジャパン。

相手は、強いサウジアラビアだから、このパフォーマンスアップの背景が知りたいね。

それとも、第一戦のUAEが、とても強かったということか?

とにかく・・

攻守にわたって、大岩剛ジャパンのサッカー内容が、一段も二段もグレードアップしたことだけは確かな事実ではあった。

そして実際に・・

サウジを、内容的にも、凌駕しちゃう。

ボール奪取プロセス(守備)にしても、スペース攻略プロセス(攻撃)にしても。

特に、仕掛けプロセスでの、人とボールの動きの量と質が、サウジの比ではなかったね。

もちろん・・

例によって、サウジがブチかます素早いカウンターや、ダイナミックなドリブル勝負、はたまた、「高さ」狙いの一発クロス勝負など、たしかに、とても危険ではあるけれど・・。

それでも、そんな「やり方」に慣れれば、危険の芽を摘み取るのは、まあ、難しくはないよね。

もちろん、アルアンマールに代表される、個のチカラでは秀でた選手はいるけれど・・ね。

ということで・・

フル代表は、とてもモダンで優れたサッカーを魅せるサウジだけれど・・

この「U-23」サウジアラビア代表は、何となく、「昔のサウジのイメージ」を彷彿とさせるチームではありました。

あっと、このゲームの解説を担当した福西崇史だけれど・・

サスガに「深い」コメントのオンパレードだったね。

・・あっ、この流れでは、グラウンドの真ん中に大きなスペースが出来てしまう・・

・・おっと〜、そのスペースを、うまく逆利用できましたね〜・・

・・それって、藤田チマの、気の利いた寄せが功を奏したということですね〜・・

・・最終ラインが下がりすぎだから、中盤が、たくさん追いかけなきゃいけない・・

・・そんな展開だと、中盤が消耗しちゃいますよね〜・・

・・等など。

また試合後の、藤田チマをピックアップした解説も、秀逸だった。

その内容については、100%アグリーだったネ。

ボール奪取プロセス(守備)にしても、スペース攻略プロセス(攻撃)の内容にしても。

素晴らしいリーダーシップを、プレーを通じて発揮した藤田・ジョエル・チマに、乾杯!!

とにかく・・

藤田チマと山本理仁のボランチコンビ、細谷真大、鈴木唯人、藤尾翔太、そして斉藤光毅の攻撃陣、またチェイス・アンリを中心にするディフェンス等など、個性あふれる、優れた選手たちのグループじゃないか。

楽しめた。

そういえば・・

藤尾翔太がレッドを受けてからは、より大きい(!?)スペースをうまく使えるようになったサウジが、俄然、勢いを増して攻め込むシーンが増えた。

でも、大岩剛ジャパンの守備ブロックは、とても高い実効レベルで守り抜いただけではなく、一人足りないなかでも、何度か、ゴール機会まで創りだした。

とにかく、「あの」強いサウジに対して、これほど立派なサッカーを展開できたコトは、自信と確信レベルの素晴らしい積み上げになったという意味で、価値あるドローではあった。

次のゲームへの期待が天井知らず・・ってなコトになるじゃないか。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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