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2022_J2_第23節・・ユン・ジョンファンが為した素晴らしい仕事に、乾杯!!・・でも・・城福浩ヴェルディにも期待が高まる筆者なのだ・・(ジェフvsヴェルディ、3-1)・・(2022年6月26日、日曜日)

さすがに、ユン・ジョンファン・・

ジェフのサッカーを、攻守にわたって、カチッと固めているじゃないか。

あっと・・

固めているというのは、基本的なサッカーイメージを、全員が、しっかりとシェアできているという意味合いネ。

決して、ステレオタイプの傾向にある戦術に、チームを懲り固める・・っちゅう意味じゃない。

とにかく、ユン・ジョンファンは、ジェフを、良いチームへと導いているんだよ。

もちろん、そこでの絶対ベースは、ボール奪取プロセス(守備)。

とにかく、チェイス&チェックや局面デュエル、マーキング、カバーリングが忠実でクリエイティブ。

選手たちが、考えつづけながら、勝負所を、主体的に「探っている」って感じる。

特に、櫻川ソロモンとブワニカ啓太で組むツートップ・・

彼らの、ボール奪取プロセス(守備)での貢献度に(その意識と意志の高さに!)ユン・ジョンファンの確かなウデを感じていた。

そんな、主体性プレー(攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢)を浸透させられているコトにこそ、優れたコーチングのエッセンスが潜んでいるっちゅうわけだ。

ということで・・

ユン・ジョンファン率いるジェフ千葉が魅せる、創造的なボール奪取プロセス(守備)。

たしかに、チーム戦術的なイメージは、ブロック守備だけれど・・

それでも、臨機応変に、「前からプレス」にも、ギアチェンジしたりする。

そして・・

そこでの協力プレスに対する(選手たちの)集散メカニズムを取り仕切っているのが、言わずと知れた、熊谷アンドリューと田口泰士で組む、ダブルボランチ。

とにかく、彼らの、緩急をつけた、ボール奪取「イメージング」が素晴らしい。

ヴェルディの人とボールの動きを、とても正確に「読み」つづける二人。

そして、次、その次のパスレシーバーを自ら「探しだし」、スッと「間合い」を明けてパスを「出させ」、ズバッとアタックする。

小気味良いことこの上ない。

またこの二人は(まあ、主体は田口泰士ね)スペース攻略プロセス(攻撃)でも、素晴らしい実効イメージングが内包された「タクト」を振る。

そんなジェフの、まさに質実剛健サッカーに対して・・

前半のヴェルディは、まさに、手も足も出なかった。

またジェフでは、田口泰士をコアにした、セットプレーにもスポットを当てたい。

その「キーポイントになる危険な人の動き」が、まさに秀逸なんだ。

決して、「何とかウォッチャー」になど、ならず・・

次、その次のボールの動きを予測して(期待して!?)動きつづけるんだよ(まあ田口泰士に対する信頼・・ね)。

そんなアクションの積み重ねには、たしかな相互信頼(相互レスペクト)が見えてくるじゃないか。

そんなところにも、ユン・ジョンファンの、優れた心理マネージャーとしての「ストロングハンド」を感じるわけさ。

ジェフ千葉は、クラブとして、ホントに良い監督を選び、しっかりとサポートしているって感じる。

さて、ということで・・

城福浩ヴェルディ・・

たしかに今日は、ツキも含めて、彼らの「日」ではなかった。

でも・・

そう、城福浩が監督に就任してからの二試合で魅せた、さまざまな、ポジティブ進化傾向には、見まがうことのない「何らかの進化」を感じていた筆者なのだ。

このゲームの「後半」でも、攻守にわたって、何らかのポジティブ「感性」が感じられた。

まあ、このゲームについては、これ以上のコメントは控えましょう。

後から、気を落ち着けて、もう一度ダゾン観戦してみますよ。

もし、そこで、新たな発見があれば、「次」に反映させます。

とにかく・・

「大いなる目標」は、まだまだ、自分たち主体で「掴み取れるトコロ」にある。

選手諸君には、その「事実」をしっかりと再認識し、もてるチカラ100%を凝縮させた全力プレーを期待したい。

何せ・・

そう、彼らは、こんな敗戦を、しっかりと、学習機会として「次につなげられる」パーソナリティとインテリジェンスを秘めているのだから。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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