トピックス
- 2022_J2_第26節・・中盤のせめぎ合いでは、激しいフルパワー局面デュエルを魅せつづける両チームだったけれど、でも、肝心の勝負所では、気抜けアクションに陥ってしまう・・(アルディージャvsヴェルディ、2-2)・・(2022年7月10日、日曜日)
- すごい、ドラマチックな勝負マッチだった。
堪能した・・
・・というか、手に汗にぎった。
とにかく・・
両チームが魅せつづけた、局面デュエルでの闘う意志が、エキサイティングの極みだったんだ。
まあ、全体的には、チェイス&チェックやカバーリングという視点で、ホームの相馬直樹アルディージャに、少しだけアドバンテージがあったかな。
でも、さ・・
そんな中盤での激しく忠実な「局面デュエル」とは違い、決定的なピンチ場面での、守備アクションには、少し、寂しさも感じていた筆者なのだ。
そう、両チームともに、肝心なトコロでの「寄せ」が、甘くなってしまっていたんだ。
あれだけ、ボールホルダーや次のパスレシーバーへ、忠実に「寄せ」ているのに、肝心の、クロスやパスの瞬間における、マーキングやカバーリングの「寄せ」が甘いんだよ。
だから、そのことで、決定的ピンチの内実が、より悪化してしまう。
何なんだろうね・・
わたしは、よく、最終勝負シーンで伸ばし切る「最後の半歩」ってな表現を使う。
そこには・・
相手のシュートやクロス、決定的パスをブロックする・・という意味だけじゃなく・・
最後の瞬間での、マーキングやカバーリングの「寄せの内実」も、含まれるんだ。
だからこそ・・
ヴェルディがブチかまされた、同点ゴール、逆転ゴールシーンで、ニアポストゾーンへ入り込む富山貴光への「寄せ」が落第点だったという事実を、しっかりと噛みしめなきゃいけない。
あっと・・
逆に、アルディージャが、後半ロスタイムに喰らった同点ゴールシーンでも・・
新井瑞希の、フィーリングあふれるラストロビングパスに対しても、ヴェルディの二人の選手(加藤蓮と佐古真礼)が、まったくフリーになっていた。
あっと・・そういえば・・
この日の4つの得点すべてが、クロス&ニアポスト勝負ゴールだったっけね。
ことほど左様に・・
ニアポストゾーンへ、全力で飛び込んでくる相手と、それに合わせたピンポイントクロスによる最終勝負を防ぐのは、とても難しいんだよ。
だからこそ、相手への「寄せの内実」こそが、KFSっちゅうわけだ。
KFS = Key Factor for Success・・ね。
そして、だからこそ・・
そんなギリギリのピンチ状況で、相手アクションをしっかりと読み、効果的に「寄せられる」コトこそが、優れたディフェンダーの、もっとも大事な評価ポイントっちゅうわけだ。
場数!?・・
そうだね、たしかに、ギリギリ体感(成功体感!?)の量と質こそが・・
最終勝負シーンでの、実際の「イメージング&アクション」を、ベストタイミングで「起動」させるための、もっとも大事な(イメージング)リソースなんだろうね。
・・アッ、ヤツらは、次に、このスペースを突いてくる・・
・・アッ、コイツは、次に、あのスペースに動くに違いない・・
・・等など。
このゲームでは、そんなギリギリ状況で、しっかりと正確にアクションを起こせる(予測できる)コトの重要さを、体感させられた。
そして・・
イメージトレーニングの重要性を、再認識していた。
中盤でのせめぎ合いでは、「あれほど」素晴らしいチェイス&チェックやカバーリング、局面デュエルを魅せつづけた両チームなのに・・
そう、肝心なトコロでは、少し「気抜け」になっていたという事実。
サッカーって、難しいネ。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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