トピックス
- 2022_J2_第36節・・相手のゲーム戦術に、ストンとはめ込まれてしまった城福浩ヴェルディ・・それにしても、(特に後半の!)反攻における「工夫のなさ」には閉口させられた・・(ヴェルディvs秋田、0-2)・・(2022年9月14日、水曜日)
- まさに、徹底サッカー。
吉田謙が率いる、ブラウブリッツ(ドイツ語=青い稲妻)秋田。
ボール奪取プロセス(守備)では・・
素早い攻守の切り替えから、忠実&ダイナミックに前からプレスをブチかます・・
はまらなければ、素早くブロック守備を整える・・
そして、これまた忠実な、チェイス&チェック、マーキング、カバーリング、協力プレスへの集散、そして最終勝負での「最後の半歩」をブチかます。
その、忠実に「仕事」を探しまくる(主体性!)プレー姿勢に、吉田謙のスピリットが集約されていると感じる。
また、ボールを奪い返してからの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では・・
まず、何といっても、、前線へのロングパスを基調に、攻め上がろうとする・・
徹底的に、タテへのロングパス&ロングパスをブチかます・・
中盤でボールをもった秋田FWは、迷うことなく、タテへ勝負ドリブルをブチかます・・
また、後方からのサポート人数が足りてきた状況でも、あくまでもシンプルに、一発クロスや、一発シュートを狙う・・
そんな、攻守にわたる「チームのやり方」を、一人の例外もなく、これ以上ないほど「徹底的」にイメージし、突き詰めようとするんだ。
そう・・
攻守にわたるり「徹底したイメージング」こそが、青い稲妻の「強み」ということなんだろうね。
だって・・
そう、一人の例外もなく全員が、攻守にわたって、次にどんなプレーが出てくるか、明確にイメージできているんだからね。
そして、そんな徹底サッカーが実を結ぶ。
前半ロスタイムの秋田が、コーナーキックから先制ゴールを、泥臭く、決めちゃうんだ。
でも、泥臭いとはいっても、それこそが、秋田の真骨頂なんだよ。
そんなだから・・
後半の「青い稲妻」が、まったくペースを落とすことなく、攻守にわたって、「やるべき仕事」を、徹底的に遂行していけるのも道理だ。
彼らの、意識と意志とイメージングの内実は、たしかに、レベルを超えている。
その意味でも、ブラウブリッツ監督、吉田謙に、称賛の拍手をおくります。
そんな秋田に対して、ヴェルディは・・
完璧に、攻めあぐねつづけるんだよ。
もちろん何度かは、ゴール機会らしきチャンスは創り出した。
でも・・
そう、秋田の、抜群の実効レベルの「最後の半歩」が、光り輝きつづけるんだ。
とにかく、ブラウブリッツ秋田の・・
次、その次の展開を、しっかりとイメージングしたボール奪取プロセス(守備)は、見事だった。
もちろん、それには・・
ヴェルディのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)に、あまりにも工夫が足りな過ぎた・・ってな印象は、拭えないわけだけれど・・。
こんな、強烈な粘性のボール奪取プロセス(守備)をブチかます秋田なんだから・・
そう、スマートにスペースを攻略していこうとする「だけ」じゃなく・・
もっともっと、強引な(フッ切れた!?)チャレンジをしなきゃ崩れない。
アーリークロスや、ロング&ミドル弾などを、ブチかましつづけるとか・・ね。
秋田が、魅せつづける、ものすごく高質にバランスしたブロック守備を観ていると・・
そう、余裕をもった落ち着きで、ヴェルディの仕掛けを受け止めているって感じた。
それも、これも・・
秋田が、ヴェルディの次の仕掛けプロセスを、明確にイメージできていたからに他ならない。
いや・・
逆に、ヴェルディ自身が、秋田ディフェンスが「待ち構える」トコロに入り込んでいっちゃう・・ってな印象の方が強かったとも言えるかな。
まあ、仕方ない・・
フ〜〜ッ・・
- ============
- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
- -------------------
- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
-
============
最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
===============
重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
==============
ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
-
[ トップページ ] [
Jワンポイント ] [湯浅健二です。
]
[ Jデータベース ]
[トピックス(New)] [
海外情報 ]