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- 2022_日本代表(親善)・・まあサッカーだから、こんなコトもあるさ・・それでも森保一ジャパンが、正しいベクトル上を、進化&深化しつづけているのは確かな事実だよね・・(日本vsチュニジア、0-3)・・(2022年6月14日、火曜日)
- フ〜〜ッ!!・・
これで、次の(W杯前の)代表マッチは、9月の二試合を残すのみということになった。
たしかに結果は、ちょっと残念なモノに終わってしまったけれど・・
それでも、全体的な(!)サッカー内容としては、しっかりと、チュニジアとのチカラの差を魅せつけてくれた。
でも、TBS解説の福田正博も言っていたように・・
・・何もないところから、失点してしまった・・
・・ということになってしまった。
まあ、「それ」もサッカーっちゅうコトだね。
この試合は、キリンカップ決勝という位置づけ。
それも、アフリカ予選で、堅実にワールドカップ出場を決めたチュニジア。
ということで・・
森保一ジャパンにとって、サッカー内容でも結果でも、とても実のある学習機会になった。
それでも・・
わたしは、攻守にわたる、ハードワークと(ダイナミックな!)リスクチャレンジという視点では、不満も抱えていたんだ。
そう、意識と意志の「爆発」に支えられたサッカーの「ダイナミズム」・・
ボール奪取プロセス(守備)にしても、スペース攻略プロセス(攻撃)にしても・・
タイミング良い「意志の爆発」が、十分に表現できていなかった(表現し切れない選手もいた!?)と感じたんだ。
それは、攻守にわたる爆発フルスプリントというカタチで、グラウンド上で表現されるんだよ。
必死のチェイス&チェックや局面デュエル、マーキングやカバーリング、協力プレスへの集散、そして最終勝負シーンで繰り出される「最後の半歩」などなど。
また攻撃では、足許パスを「待つ」だけじゃなく、しっかりと、ボールがないところで、スペースへの全力スプリントをブチかましつづける等など。
それらの「集積としてのダイナミズム」について、微妙に満たされないシーンもあったのさ。
もちろん・・
伊東純也、南野拓実、交替した三笘薫がブチかましつづけた、サイドゾーンでの爆発ドリブル勝負&クロスは、ものすごく危険だったし、それで、実際のゴール機会も創りだした。
また、後半に登場した田中碧の、クレバーで堅実な「バランシング・ハードワーク」によって、遠藤航が、攻守にわたる「仕掛けの起点」としても、より効果的に絡めるようになった。
そして・・
ゲームが押し詰まったタイミングで登場した、堂安律、久保建英という若鷹コンビも、積極的&攻撃的な「爆発的仕掛け」という視点で、存在感を魅せつけた。
でも結局は・・
チュニジアの、堅いディフェンスを崩しきるトコロまでは、簡単には、到達できなかった。
まあ、たぶん・・
森保一ジャパンは、この結果を受けて、批判されるコトもあるんだろうね。
でも私は・・
森保一ジャパンが、正しいベクトル上を、進化&深化しているコトは、確かな事実だと思うんだよ。
だから、決してブレることなく、この方向性を堅持してもらいたい。
サッカーだから、こんなコトもあるさ・・
そして・・
「こんなコト」の体感もまた、本番に向けて、とても貴重な「イメージングの積み重ね」になる。
だからこその、貴重な「学習機会」っちゅうわけだ。
まあ、このゲームについては、こんなトコロですかね・・
明日の夜中は、AFCの「U23チャンピオンシップ」準決勝がある。
準々決勝で、強敵、韓国を、とても「質実剛健」に退けた大岩剛ジャパンが、ホストカントリー、ウズベキスタンとの勝負マッチに臨む。
たぶんスタンドは、「フルハウス」だろうね。
いまから、楽しみですよ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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