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2022_プレーオフ(その3)・・心理・精神的に、また物理的にも、これ以上ないほど「出し切った」両チームには、日本サッカー人の一人として、称賛と感謝の拍手をおくります・・(京都サンガvsロアッソ熊本、1-1)・・(2022年11月13日、日曜日)

生活(もちろん意地も!?)がかかった両チームのプロ選手たち・・

わたしは、タイムアップの笛を聞きながら、ちょっと重い感性につつまれていた。

彼らの気持ちが、よく分かるから・・ね。

もちろん・・

J1の残留を決めたチョウ・キジェ京都サンガに対しては、「おめでとうございました」&「ありがとうございました」という二言しかない。

逆に・・

立派な、ホントに立派な闘いをブチかましつづけた大木武ロアッソ熊本に対しては、心からのレスペクトを、おくりたい。

でも、ゲーム内容については・・

コメントの必要なんてない「ギリギリの闘い」だったとしか、言えない。

そう、ボール奪取プロセス(守備)においても、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)にしても。

ドイツ時代も含めた私のサッカー史は、こんなギリギリのドラマに彩られているんだ。

そう、記憶タンクに、鮮明に刻み込まれているっちゅうニュアンスね・・

そして、現場でも、観客としても・・

天国と地獄が交錯しつづけるギリギリ勝負での「せめぎ合いプロセスと結果」には、いつも、重い感性が、付きまとっていたんだ。

もちろん・・

自分が、勝利の当事者だったときは、最初は、めくるめく歓喜に包まれる。

でも、その後は、奈落に突き落とされた相手への「ねぎらいの感性」も、そこはかとなく、湧き上がってくる。

まあ、プロとしては「甘い」かもしれないけれど・・さ。

とにかく・・

両チームのステーキホルダー諸氏には、一言「お疲れ様でした・・」と、言いたい。

まあ、とはいっても、これでコラムを終わらせるのも、なんだよナ〜〜・・

ということで、一言、二言はコメントさせてちょうだい・・ね。

まず・・

両チームが、最後の最後まで放散しつづけた、極限の「集中力パワー」というテーマ。

ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、その細部にわたる勝負ファクターが、極限まで燃え上がりつづけたんだ。

まあ、突き詰めれば、攻守のイメージングと、それを実行していく「意識と意志」のパワー・・ね。

特に・・

ボール奪取プロセス(守備)では、チェイス&チェック(寄せ)やカバーリングの内実・・かな。

また、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、決定的シチュエーションを創りだす、ボールがないところでの動き(フリーランニング)・・とかね。

そんな、両チームがブチかましつづけた、攻守にわたる、ギリギリの勝負シーンを演出する「主体性アクション」の内実に、心から酔いしれていた筆者だったのであ〜る。

そして、もう一つ・・

こんな、究極のハードマッチを、最後まで、落ち着いた雰囲気に「取り仕切った」、スーパーレフェリー、佐藤隆治さん。

すばらしいレフェリングだった。

そうそう・・

彼については、過去に、こんなコトもあったっけ。

場所は、2020年1月にタイで行われた、AFCの「U23選手権」。

佐藤隆治さんは、日本から招聘されたオフィシャルレフェリーだった。

そして、我々、日本の現場にとってのアイデンティティでもあった(感謝!!)。

素晴らしいレフェリングで、わたしも知っているアジアのサッカー関係者から、高い評価を受けたんだよ。

嬉しかったけれど、それには、レフェリーがしっかりとしている国は、サッカーでも、高く評価されるというバックポーンがあった。

まあ、現場のハナシではあるけれど・・さ。

そうそう、佐藤隆治さんについては・・

そんな、グラウンド上の「優れた仕事」だけじゃなく・・

まあ、ここからは、プライベートなハナシになるけれど・・

わたしの娘の、イングランドの大学時代の友人たちも、佐藤隆治さんの「イケメン」ぶりに夢中になっていたっちゅうハナシ。

実は、わたしの娘も、当時、タイにアテンドしてきていたんですよ。

まあ、バケーションを兼ね、友人たち(当時のタイ人女子学生たちね)と旧交を温めるために、訪タイしていたっちゅうわけさ。

わたしも、大会期間中、何度も、彼女たちと食事をともにしたんだけれど・・

そこで、日本のサッカー関係者のイケメンぶりが、いつも話題にのぼっていたんだよ。

もちろん、その筆頭は・・

当時タイ代表の監督を務めていた「西野朗」ね・・

・・アキラ・ニシ〜ノ・・かっこいい〜・・あなたは、彼を知っているのか?・・等など・・

それに、佐藤隆治さんという「イケメン」も加わったっちゅうわけだ。

わたしにとっちゃ、「うるさい」限りだったんだけれど・・

なかなか美形の若いタイ人女性たちが、口々に、「アキ〜ラ・ニシ〜ノ」とか「リュ〜ジ・サト〜」とか叫ぶわけだから、こちらも・・

・・へ〜〜、ヤツらは、タイ人女性たちに「好まれる顔」をしているんだ〜〜・・

・・ってな感じで、見直しちゃったりして。

へへっ・・

あっ、くだらない話題の蛇足、スミマセン・・

とにかく・・

佐藤隆治さんのレフェリングの「確かなウデ」を、再認識させられたっちゅうコトが言いたかった。

そして最後に、この勝負マッチについても・・

心理・精神的に、また物理的にも、これ以上ないほど「出し切った」両チームには、日本サッカー人の一人として、称賛と感謝の拍手をおくります。

お疲れ様でした・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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