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2023_皇后杯決勝・・ゲーム内容は、点差とは関係なく、微妙に、そしてダイナミックに拮抗していた・・両チームともに、積極的な攻撃サッカーを魅せてくれた・・(日テレ東京Vベレーザ vs INAC神戸レオネッサ、4-0)(2023年1月28日、土曜日)

そうか〜・・

このベレーザは、「あの」メニーナのメンバーを組み込んで創りあげられたチームなんだ〜・・

「あの」メニーナ・・

昨年の皇后杯でレオネッサを破った、中高生が中心になった、日テレ・東京ヴェルディベレーザのジュニアチーム。

とにかく・・

昨年の皇后杯で彼女たちが魅せつづけた、攻守ハードワークと積極的&攻撃的タクティックが、素晴らしくコラボしたスーパーサッカーには、こころ踊らされたモノさ。

そんな強烈な印象を残したメニーナのメンバーが組み込まれているんだから、強くて当たり前!?

いやいや、コトは、そう簡単じゃない。

何せ、究極の「組織スポーツ」であるサッカーのコトだからネ。

だからこそ、優れた監督が必要だし、選手個々の、サッカー的な能力だけじゃなく、優れたインテリジェンス、グッドパーソナリティーが求められるんだ。

また、東京ヴェルディの背景には・・

さまざまなファクターが凝縮された「伝統」という隠し味も、ある。

その、伝統を形作るモノ・・

そのバックボーンは、言うまでもなく、心理・精神的な部分。

・・オレたちは強い(強くなきゃいけない!?)ってな、思い違い(笑)!?・・

でも、いくら思い違いであっても、そんな心理・精神的なバックボーンがあれば、「火事場の馬鹿力」だって、現実のモノにすることができるんだよ。

もちろん、この日のベレーザ強者女子たちが、そんな伝統パワーによって、心理的に(普段以上の!?)チカラを出せたかどうかについちゃ、何とも言えないけれど・・サ。

とにかく・・

不確実なファクターが満載のサッカーは、プランどおりにプレーできないコトも含めて、自ら「勝負のイメージング」を味方とシンクロさせなきゃいけないだよ。

そう、究極の「心理」ボールゲームという側面・・ね。

その前提条件を満足させられてはじめて、例外のない全員の、攻守ハードワークとリスクチャレンジの姿勢を高揚させられる。

それこそが、優れた「主体性プレー」の絶対ベースっちゅうわけだ。

あっと・・

もちろん、その主体性プレーという視点じゃ、両チームともに、素晴らしかった。

えっ!?

それじゃあ、この「結果」のバックボーンは??

そうなんだよ。

そんな、分かりにくい(ある意味、理不尽な)サッカー的現象こそが、さまざまな「安易で低次元のサッカー分析」を呼び起こすっちゅうわけだ。

低次元のサッカー分析!?・・

サッカーでは、二度と、同じ現象は繰り返されないわけだけれど、なかには、微に入り細にわたる分析を、「無理矢理」押し広げて、「一般ロジック」にしようとする・・

そう、例によっての「見せかけのロジック」・・

サッカーが、究極の心理ボールゲームであるにもかかわらず・・ね。

そんな人たちは、みんな、素人!?

その教えは、ヘネス・ヴァイスヴァイラーとかリヌス・ミケルスから、直接、授かりました。

彼らは・・

「プレイヤー能力のタイプ、パーソナリティー」を見分ける眼・・

「必要最低限のタクティック」が秘める意味合いと、それを徹底させるウデ・・

それをベースに「主体性プレー」のレベルを、極限まで高められる心理マネージメント・・

そして、チームの「雰囲気やモラル」までも、正しい方向へ導ける優れた「人間性」も備えていた。

あっと、皇后杯の決勝のハナシだった。

竹本一彦(読売サッカークラブ時代の戦友!)が率いる日テレ・東京ヴェルディベレーザは・・

ボール奪取プロセス(守備)での、マーキングやカバーリング、忠実な寄せ(徹底プレス)、そして「最後の半歩」でも、少しだけ、上回っていた。

またスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・

人とボールの動きだけじゃなく、「ここぞっ!!」の個の勝負内容でも、その瞬間での、ボールがないところでの動きの量と質でも、少しだけ、上回っていた。

とはいっても・・

パク・カンジョ監督が率いる、INAC神戸レオネッサも、立派なサッカーを魅せたコトは、しっかりと高く評価しなきゃいけない。

そう、ゲームは、(WEの)プロの名に恥じない、素晴らしいコンテンツに彩られていたんだ。

彼女たちが展開した、攻守にわたる局面プレーは、すべてのサッカー人にとって、次のイメージトレーニングの効果的な「教材」にできるコンテンツが山盛りだった。

あっと、その「局面プレー」だけれど・・

実は、そこには・・

局面での、結果として(!)勝ったプレーにしても、逆に負けたプレーでも、簡単にゃ、正解とも、不正解とも結論づけられないのがサッカーだっちゅう、「深み」があるんだ。

そう。局面プレーを「構成」する微妙なファクターが、複雑に絡み合う「相互作用」ね。

まあ、それこそが、サッカーの魅力の本質ということなんだろうけれど・・。

・・FIFAや、各国のテクニカルスタディーレポートだけれど・・

・・ありゃ、まさに学者のマスターベーションだよな・・

・・現場のコーチだったら、優秀であれば、あるほど、あの内容を「フンッ」ってな感じで、聞き流すだろうね・・

ある、優れたプロコーチが、国際会議で、そんなコトを語っていた。

フムフム・・

あっと・・

ちょっと「入り込み」過ぎた。

ところで・・

ことしの七月、ブレーメンで開催される、ドイツ(プロ)サッカーコーチ連盟が主催する国際会議。

女子W杯の開催時期と重なるんだけれど、でもゲーム自体は、ネットでも観戦できる「はず」だから、国際会議には参加してきますよ。

そうだよね!?

詳しくご存じの方がいたら、ご教示いただけますか?

とにかく・・

その国際会議で展開されるコンテンツの多くは、実際の「現場プロ」連中によるディスカッションだから、誰もが、現場で積み上げたリアル体感を呼び起こすことができる。

いまから、楽しみです。

スミマセン、コラム内容が、寄り道ばかりで・・

では、また〜〜・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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