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2023_J2_第25節・・ダゾン試合後インタビューで、「勝ちたかった」と、悔しそうに語っていた城福浩の「姿勢」こそ、明日の日本サッカー希望の礎なんだ・・(町田vsヴェルディ、2-2)・・(2023年7月9日、日曜日)

超絶の「徹底(戦術)サッカー」・・

黒田剛ゼルビアを、そう表現したことがある。

徹底した(戦術)イメージング・・

そう、ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても・・

ボール奪取プロセス(守備)では・・

ブロック守備では、「寄せ」と、周りのマーキング&カバーリングを徹底させる。

でも、彼らの場合は、「ブロック守備」もそうだけれど、それだけじゃなく、「ここぞっ!!」の(ボール奪取)勝負所へのブチかましも「徹底」しているんだ。

前半に奪い切った2ゴールともに、まさに、「それ」をベースにしたショートカウンターだった。

そこでの、徹底ポイント。

それは、「ボールを奪い返せるっ!」って感じた複数のチームメイトが、「結果」を待たずに、前線へ飛び出していくサポートが、忠実の極みなんだよ。

そう、ボールを奪い返した「次の瞬間」での仕掛けイメージングが「徹底」しているっちゅうコトね。

だから彼らは、躊躇なく、前線へのタテパスを送り出すっちゅうわけだ。

もちろん前線も、躊躇なく、決定的スペースへ、全力スプリントをスタートする。

また一発ロングを活用した仕掛けプロセスも、「徹底」している。

そこにゃ、「あのエリキ」がいるし、このゲームでは出場停止だった「あの」ミッチェル・デュークもいる。

黒田剛ゼルビアのスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、とにかく、「個のチカラ」を徹底的に活用し尽くそうとする。

その典型が、エリキのスピード、ミッチェル・デュークの高さ。

そして、彼らの周りを、全力でサポートする(常に複数の!)チームメイトたち。

あっと・・

彼らの「ブロック守備」も、まさに徹底の極みだっちゅうポイントも忘れちゃいけない。

寄せと、連動するマーキング&カバーリング、忠実な、協力プレスの集散、そして強烈な局面デュエルなどなど・・

わたしは、そんな黒田剛ゼルビアの、「勝つことだけ」をターゲットにする「徹底(戦術)サッカー」を、すこし苦々しく思っているんだ。

そう、勝つこと「だけ」をターゲットにする、徹底(戦術)サッカーね。

そんなサッカーには、サッカー本来の美しさ(魅力)を支える、創造性、想像性などを発展させるリソースは、そんなに多くはないんだよ。

わたしは、フットボールネーションにおいて、そんなサッカーで、「結果」を残したチーム(プロ監督)を知っている。

でも、結局、彼らのなかで、サッカーの歴史に名を残したのは、数えるほどしかいない。

また、(アチラの)サッカー界にも、(サッカーの発展を阻害する!?)そんな徹底(戦術)サッカーを、抑制しようとする「ムーブメント」があったことも、よく知っている。

とにかく、すべてのプロコーチは、「美しく勝つ」コトを志向しなきゃ、いけないんだよ。

わたしは、いくら「原理主義者」などと罵倒されようが、その基本的な考え方は、変えない。

もちろん、これは、とても難しいディスカッションテーマではあるけれど・・さ。

そんな黒田剛ゼルビアに対し・・

そう、我らが、城福浩ヴェルディは、立派な、美しい質実剛健サッカーをブチかました。

たしかに何度か、黒田剛ゼルビアの術中に「はまりかけ」はしたけれど、最後は、われわれ(真面目で進歩的な!?)サッカー人の溜飲を下げてくれた。

彼らは、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、しっかりと、「組織プレーと個の勝負プレーのバランス」を前面に押し出し、サッカー本来の美しさを体感させてくれたんだよ。

とにかく彼らは、しっかりと、人とボールが動かせていた。

そして、それをベースに、スペースを攻略し、そこから、パスやドリブルで、効果的な最終勝負をブチかましていったんだ。

もちろん、「個の才能」を、活用し切ろうとする黒田剛の「やり方」を全面否定するわけじゃない。

それでも、定型のないサッカーでは、やっぱり、選手個々の「イメージング」こそが、レスペクトされなきゃいけない。

そう、究極の「主体性プレーの集合体」こそが、望まれるコンセプト・・ってな発想ね。

それがあって初めて、選手たちに、ホンモノの「プレーする喜び」を、体感させられるんだ。

そして、その喜びこそが、「主体性プレー」を充実させ、サッカーを進化&深化させる。

この大原則については・・

ドイツ史に残るレジェンドプロコーチ、故ヘネス・ヴァイスヴァイラーだけじゃなく・・

これまたオランダ史に残るレジェンドプロコーチ、故リヌス・ミケルスから、個人的に、繰り返し、教え込まれたモノさ。

そうそう・・

ダゾン試合後インタビューで、城福浩が、悔しそうに、「勝ちたかった」って語っていたっけ。

そんな、指揮官の「意地のこだわり」もまた、ホンモノの「良いチーム」を創りあげる原動力なんだ。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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