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2023_J1_(変則)11節・・ゲーム展開の「逆流」というグラウンド上の現象には、興味深いコノテーション(言外に含蓄される意味)が内包されていた・・(レッズvsサンフレッチェ、2-1)・・(2023年5月31日、水曜日)

そうそう、このアングルだよ、このカメラワーク(ズーミングワーク)だよ・・

ゲームを観ながら、そんな情緒が、沸き立った。

近頃のダゾン中継は、とても良くなってはいる。

でも、どうも、グラウンドを「俯瞰」できるまで「ズームを引けて」いないゲームもある。

それに対して、今日のカメラワーク(ズーミングワーク)は、まさに完璧だった。

そうなんだよ・・

皆さんもご覧になった通り、後半のプレイヤー交代によって、レッズのサッカーが、まったく別物に(ポジティブに!)生まれ変わったわけだけれど・・

その「生まれ変わりコンテンツ」を、優れたカメラワーク(ズーミングワーク)があったからこそ、「より」深く、体感できたっちゅうわけさ。

それは・・

この選手交代によって、レッズが、別物チームに生まれ変わったバックボーンが・・

攻守にわたる、ボールがないところでのアクションの量と質にあったわけだから。

そう、選手交代によって、人とボールの動きが大きく「加速」し、そこに、いつもの「スリズ」が再構築されたんだよ。

まあ、もちろん、人の動きこそが、メインファクターなんだけれど・・さ。

その「動き」だけれど・・

それを高揚させるためには、もちろん選手は、モティベーションを必要とする。

その骨子こそが、さまざまな意味を内包する、仲間に対する「期待の高まり」っちゅうわけだ。

・・最前線のチームメイトは、ボールをもったら、かならず展開してくれる・・

・・だから、ここに走れば、パスをもらえる・・

・・相手にボールを奪い返されても、アイツは、しっかり追いかけてくれる・・

・・だから、次、その次でのボール奪取ポイントを、しっかりと予測できる・・

・・等など。

例えば、興梠慎三。

とにかく彼は、しっかりとフリーランニングする。

だから、うまく、タテパスの「ターゲット」になれる。

また、しっかりとキープしたり、そこから勝負プレーにいくだけじゃなく、状況に応じて、着実なシンプルタイミングのパスでボールを動かす。

そんな、興梠慎三の、創造的で安定したボール絡みプレーは、チームメイトから、絶大な信頼を勝ち得ているって感じる。

だから、後方のチームメイトたちにしても、スッ、スッとサポートに上がっていける。

また、最前線からのボール奪取プロセス(守備)のアクションにしても・・

まあ確かに、以前よりは、そのダイナミズム(走る量ね!)は落ちたけれど、「ツボ」のシーンでは、しっかりとフルスプリントで、寄せるよね。

そんな「自己犠牲」が、チームメイトからの信頼を、大いに深めるんだ。

また、次、その次のインターセプトでも、非凡なセンスを発揮する。

あっと、興梠慎三だけじゃなく・・

例えば、サイドゾーンでの、前後のポジションチェンジ。

大久保智明が入ったことで、右サイドバック、酒井宏樹とのタテのコンビネーションの効果レベルが、何倍にも増幅した。

わたしは、そんな右サイドでの「動きの活性化」が、酒井宏樹の、素晴らしい同点ゴールを呼び込んだって思っているんだ。

その同点ゴールシーンだけれど・・

もちろん酒井宏樹は、自分が、相手ゴール前へ入っていったら、その後方の「穴」は、大久保智明が、着実に「埋めて」くれるって確信しているのさ。

それこそが、ホンモノの相互信頼・・ね。

あっと・・

決勝ゴールを、ものすごく慎重に(確実に!)流し込んだ、伊藤敦樹にしても・・

興梠慎三やブライアン・リンセンとの「タテのポジションチェンジ」を、不安なく、仕掛けていけたからこそ(安居海渡のバックアップもあって!)、あの最終勝負ポジションまで入り込めたんだ。

また・・

最後の時間帯には、荻原拓也を入れ、明本考浩を前線へ上げたことで、左サイドゾーンでも、タテのポジションチェンジ(関係性)が活性化した。

ということで、このゲームでのポイントは・・

ミヒャエル広島サンフレッチェが、とても強い(良い)チームだというコトと、レッズ攻撃の外国人には、まだまだ時間が必要だという事実かな。

たしかに、レッズの外国人オフェンスプレイヤーの潜在力は十分だと思うし、このところは、その「意識と闘う意志パワー」も、アップしてきていると思う。

ただ、組織的なコンビネーションという視点で、周りとの信頼関係を築けていない。

だから、彼らがボールに絡むと、周りのチームメイトの足が、止まり気味になってしまう。

そこでの、相互のイメージング・シンクロ状態は、トレーニングで培っていくしかない。

その調整が、マチェイ・スコルジャの、もっとも重要なマネージメントテーマの一つということだね。

とにかく、「あの」ゲーム展開の「大逆流」というグラウンド上の現象には、ものすごく興味深いコノテーション(言外に含蓄される意味)が内包されていたんだ。

あ〜〜、面白かった。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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