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2023_ 日本代表(親善マッチ)・・この試合でも、「強さ」を体感させてくれた森保一ジャパン・・絶対ベースは、主体的な(!)ボール奪取プロセス(守備)・・そ う、美しい質実剛健サッカーを志向して・・(日本vsトルコ, 4-2)・・(2023年9月12日、火曜日)

前半の立ち上がり。

前からプレスをブチかますトルコに、かなりペースを握られた。

この「現象」を、どのように考えたらいいか・・

とても面白いテーマだよね。

もちろん、トルコが、(あのドイツに大勝を収めた!)日本に対して、最高モティベーションで、積極的&攻撃的に、「やり込め」にきたという見方もできる。

また、森保一ジャパンが、「落ち着いて」相手のチカラと「やり方」を体感しようとしている・・とも考えられる。

実際・・

トルコがゲームを支配しているように見えて、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では、ほとんど、ゴール機会らしいチャンスは、創りだせなかったんだ。

逆に・・

ポゼッションで上回られるという状況を、「自分たちの主体性イメージング」によって、優位なカタチでボールを奪い返すことによるカウンターチャンスと考えるコトもできる。

日本は、トルコにボールを「もたせ」、より優位なカタチでボールを奪い返すという「やり方イメージ」でゲームに臨み、徐々にペースを奪い返していった!?

フムフム・・

ところで・・

このゲームペース掌握(イニシアチブ)というテーマだけれど・・

後半16分に、ユルドゥルムが、「3-2」となる「追いかけゴール」を決めてからの展開が、とても興味深かった。

そこから、日本の最終ラインが「引き過ぎ」る傾向が見えはじめたんだよ(まあ、それまでも全体的に、低かったけれどサ)。

別な見方をすれば、日本の前戦のチェイス&チェック(寄せ)が、勢いを失ったとも言える。

そして、トルコが、俄然ダイナミズムをアップさせ、危険なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましはじめたんだ。

何せ、1点差まで、日本を追い詰めたわけだから・・

危険なゲーム展開・・

そう、前半立ち上がりのように、意図した「抑え」が効いていたら、まったく問題なく、逆に日本にとってのチャンスになる。

でも、その「追いかけゴール」が決まってからのトルコは、まさに危険な「流れ」を、自分たち主体で創りだしたんだよ。

でも、そこで、森保一が、動くんだ。

そう、いまの日本の絶対的チームリーダーを、グラウンドへ送り出したんだよ。

キャプテン遠藤航。

そこから、目に見えて、最終ラインが、積極的に、高くポジショニングするようになった。

そして、中盤がコンパクトになったことで、日本が、イニシアチブという意味で「ペース」を奪い返しはじめたんだよ。

まさに、本物リーダーの面目躍如!?

まあ、実際にグラウンド上で、何が起きていたのかなんて、外野にゃ、分からないけれど・・さ。

へへっ・・

でも、にもかかわらず・・

そう、トルコも、黙っちゃいない。

何せ、差は「1点」だけだからね。

彼らは、それまでの「積極的&攻撃的ペース」を取り戻しながら、人数を掛けて、再び、押し込みはじめるんだ。

またまた、危険な雰囲気が・・

そんなコトを感じていた後半31分のこと。

「あの」伊東純也が、爆発する。

そう、「あれ」は、まさに「爆発」ってな表現が相応しい、タテへの突破ドリブルだった。

そして自身で、PKまで決めちゃう。

そして、その直後、森保一が、勝ち切るための最後の一手を打つんだ。

そう、「あの」スーパーディフェンダー、富安健洋を送り込んだんだよ。

そしてすぐに、彼は、危険なシチュエーションを、完璧に潰しちゃったりする。

ところで、このゲームでは、センター2列目に入った久保建英。

良かったネ〜〜

彼については、本日アップした、ドイツ戦コラム(その4)も、ご参照あれ。

このゲームでも、スーパーなトラップ&コントロールを絶対ベースに・・

危険な勝負ドリブルあり、素晴らしいラストパスやクロスあり、また、爆発シュートあり・・と、抜群の存在感を発揮した。

まあ、願わくば・・

日本が、前述した「あの」落ち込んだ雰囲気にとっ捕まったときに、それを「打破」できるようなリーダーシップを発揮して欲しかったけれど・・さ。

また、スーパーなキャノン先制ゴールをブチ込んだ、伊藤敦樹。

良かった・・

これで彼が、代表チームに定着できる可能性が、高まった!?

ということで・・

この試合で「も」、森保一ジャパンは、抜群の「強さ」を体感させてくれた。

強さ・・

もちろん、その絶対ベースは、ボール奪取プロセス(守備)にあり。

それが安定しているからこそ、両サイドのスピードスターも、持ち味を発揮できるし、人数をかけた組織的なスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)も、ブチかませる。

攻守にわたる「最高の主体性プレー」に支えられた、美しい質実剛健サッカーを志向して。

ガンバレ〜、森保一ジャパン〜〜っ!!


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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