トピックス
- 2023_天皇杯・・関西大学選手たちの、最後の最後までダウンさせなかった、意識と意志パワーに、乾杯っ!!・・(レッズvs関西大学、延長の末、1-0)・・(2023年6月7日、水曜日)
- サッカーの要素には、大きく分けて、五つの領域がある。
フィジカル、テクニック・スキル、タクティックス、サイコロジカル、そして神様領域の「ツキ」。
たしかに、昔は、「日本リーグ」と大学チームが対戦したら・・
まず、何といっても、サイコロジカルで、やられちゃう。
萎縮し、持てるチカラを十分に表現できないんだよ。
そうなったら、悪影響は、テクニック・スキル、そしてタクティックス(イメージング基盤)に及ぶ。
そして、ゲームを支配されるなかで、どんどん、グラウンド上のネガティブ現象が、心のなかに、重くのしかかるんだ。
その後は、もう一方的ってな感じのゲーム展開に落ち込んじゃう・・
でも、時を経たいまは・・
時代の流れが、そんな「昔の状況」を、「思い出の域」に追いやっているっちゅうことか。
そのベースの一つが、国際化(情報化)の進展であるコトは言うまでもない。
特に、映像情報が、大事。
だから若い選手たちは、イメージトレーニングを、日々積み重ねられているというわけだ。
というわけで、実際のゲーム展開・・
立ち上がりは、まさに、関西大学の独壇場になった。
ボール奪取プロセス(守備)にしても、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)にしても。
・・これは大変なゲームになる・・
・・レッズは、ここで負けたら、いけない・・
・・とにかくレッズ選手たちは、できるかぎり早く、現実を見つめ、自分たちの心理セットを、組み直さなければ・・
そう、やっぱり、相手を「甘く見てしまう」というのも、状況的に、自然な流れっちゅうわけなのだ。
でも、時間の経過とともに・・
そう、レッズ選手たちも、徐々に、現実を「より正確」に理解し、自分たちの「意識と意志パワー」を増幅させていくんだ。
そして何度か、チャンスも創りだすまでに回復する。
それでも・・
関西大学のプレイヤーたちは、ものすごく効果的な「イメージトレーニング」を積んでいるんだろうね、ゲームの流れの「変化」にも、決してビビらず、「自分たちのサッカー」をブチかますんだ。
チト、ビックリさせられた。
このままだったら、レッズは、心理的な悪魔のサイクルに、取っ捕まってしまうんじゃネ〜か??
そんなタイミングで、やっと、ホントにやっと、マチェイ・スコルジャが、決断するんだ。
そう、選手交代。
そして、そこからレッズが息を吹き返す。
もちろんボール奪取プロセス(守備)への、意識と意志パワーのアップね。
そして、やっとレッズが、自分たちのサッカーを繰り出せるようになっていった。
でも・・
そうなんだよ、自信あふれる関西大学の「突貫小僧」どもは、決して、攻守のダイナミズムをダウンさせず、ものすごい勢いでボールを奪い返し、必殺のカウンターなど、レッズ守備を脅かす。
監督の、前田雅文さんは、とても良い仕事をしているじゃないか。
同じサッカー仲間として、称賛と感謝の拍手をおくっていたよ。
さて・・
このゲームから、レッズ選手たちが、学べることは・・!?
決して、「まあ、こんなコトもあるさ」ってな感じで、単純に流して忘れるようであっちゃ、いけない。
わたしの師匠、ドイツの伝説的なレジェンドプロコーチ、ヘネス・ヴァイスヴァイラーが、私に、こんなコトを言った。
・・サッカーじゃ、何が起きる分からない・・
・・イチバンいけないのは、それが相手に失礼であるコトも含め、相手を甘く見ることなんだよ・・
・・それは、ものすごく危険な心理ヴィールスなんだ・・
・・一度、冒されたら、そこから立ち直るのは、至難のワザなんだよ・・
・・何せサッカーは、まさにホンモノの心理ゲームだし、究極の組織ボールゲームだからな・・
そんな言葉を思いだしながら・・
立派なサッカーを魅せた関西大学の選手たちが、レッズファンの元へ、挨拶に向かう、ちょっと感動的なシーンを、目に焼き付けていた。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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