トピックス
- 2023_WM女子ファイナル・・実力に勝るスペインの、フェアな順当勝利ではありました・・(スペインvsイングランド、1-0)・・(2023年8月20日、日曜日)
- スペインが、サッカー内容で上回り、フェアにワールドカップを勝ち取った。
とにかく・・
スペインが展開した、ボール奪取プロセス(守備)は、素晴らしくアクティブだった。
素早い攻守の切り替え、間髪を入れないチェイス&チェック(寄せ)、連動するマーキング&カバーリング、パワフル&スキルフルな局面デュエル、効果的な協力プレスの集散、優れた最後の半歩というファクター、などなど。
最後の半歩というファクター・・
そこには、相手のラストパスやクロス、シュートを「ブロック」するというだけじゃなく、仕掛けてくる相手の「イメージング」の内容を、しっかりと「読む」というコトも含まれる。
そんな、しっかりとした組織ディフェンスがあるからこそ、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、ボールがないところでのアクションの量と質がアップしていく。
そして、モダンサッカーで「違いを生み出す」もっとも効果的なツールである、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが冴えわたるのも、道理ってな具合だ。
対するイングランド・・
やはり、まだまだ、フィジカルが前面に押し出され「過ぎ」ている。
たしかに、ボール奪取プロセス(守備)では「強さ」は魅せるけれど、スペインのような「スマートなボール奪取」と比べたら、まだまだチカラ任せ。
だから、「良い位置」でのボール奪取シーンが少ない。
次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、「組織」と「個」をバランスさせられず、強引なドリブルチャレンジとか、一発パスなど、チカラ任せの仕掛けが目立っちゃうんだ。
ところで・・
ナデシコが「4-0」でスペインに勝ったゲーム。
わたしは、ドイツで、仲間のプロコーチ連中と観戦していたんだけれど・・
ヤツらも、ナデシコが展開した「戦術サッカー」を称賛していたよ。
・・ワールドカッブ本大会は、トーナメントみたいなモノだからな、一発勝負に懸けるやりかたが、正解だよな・・
・・相手は、チカラが上回る、スペインだし、その「やり方」は正しい選択だったし、見事に結果も引き寄せたからな・・
・・でも、もちろん、リーグ戦で、あんなサッカーをやったら、評価はされないだろうけれど・・
あっと・・
この、美しい(そしてリスキーな!?)質実剛健サッカーと、勝つことだけに特化した徹底(戦術)サッカーに関する、内実ディスカッションについては、また別の機会に。
とにかくナデシコが、この「強いスペイン」に対して、ズバッってな音さえ聞こえてきそうな鋭いカウンターから、4点ももぎ取ったコトは、歴史に残るよな。
あっと・・
とにかく、美しい質実剛健サッカーで、初めて世界チャンピオンに上り詰めたスペイン女子代表には、同じサッカー仲間として、称賛と感謝の拍手をおくりますよ。
これ(女子W杯でのナデシコの活躍!)で、たぶん・・
そう「WEリーグ」も、盛り上がるに違いない。
とにかく・・
しっかりとボールが止まり、蹴ることができるまでにレベルアップしている女子サッカーは、技術的にも、戦術的にも、また「勝負」でも楽しめるコト請け合いなんだよ。
お互い、これからは、WEリーグ「も」、とことん楽しみましょう。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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