トピックス
- 2024_アジアカップ(9)・・退場ドラマのあとのゲーム展開コンテンツに、興味をそそられた・・(イランvsシリア 1-1, PK=5-3 )・・(2024年2月1日、木曜日)
- このゲームもまた、とてもドラマチックな内容へと、成長していった。
そのドラマの中から・・
やっぱり、イランの1人が退場になった後のゲーム展開をピックしましょうか。
もちろん・・
全体的には、イランの実力が、シリアを上回る。
「個」でも、組織(人とボールの動きとそのリズム!?)でも・・
そして何度か、実力どおりに(!?)ゴール機会まで創りだしたイランだったけれど・・
あっと・・
そのゴール機会のベースだけれど、それは、やっぱり、人とボールの動きだった。
そう、シンプルなワンツーとか、ボールの動きで、シリア守備を「揺動」させるコトで創りだした「完璧フリーな味方への「必殺スルーパス」など・・ね。
でも、ゴール機会の創造プロセス自体は、森保一ジャパンのレベルには至っていなかった。
それが、正直なインプレッションではありました。
実は、わたしは・・
イランについて、もう少し「ハイレベルな動き」というイメージは、もっていたんだよ。
だから、イランのサッカーを観ながら、「結局は、足許パスばかりだな〜・・」なんていう、どちらかといったら、ネガティブなモノが残った。
そして、退場劇・・
そのコトで、イランが、一人足りなくなった。
でも、わたしは・・
一人だけ足りなくなったとはいっても、「イランが、イニシアチブは握りつづけるんだろうな〜」、なんて思っていたんだよ。
でも実際は、イニシアチブが、どんどん、シリアに傾いていったんだ。
そんなゲーム展開を観ながら、こんなコトを思っていた。
・・やっぱり、不確実なサッカーは、究極の「心理ボールゲーム」なんだな〜・・。
要は、イラン選手たちが、「自分たちが一人足りない・・」っていう心理プレッシャーから、より慎重にアクションするようになったということだね。
でも、一人足りないからといって・・
そう、数学のような「ロジック」を、グラウンド上に現出させられるはずがない。
不確実なサッカーじゃ、「1+1」が、2にも、10にも、また逆に、マイナスにもなっちゃうんだ。
そうなんだよ・・
一人足りなくなったチームが、相手ディフェンス組織を、意図して、バランスを崩させたり、スペースを空けさせたり・・
そんな、戦術的な「ポジティブ現象」をグランド上で体現させられるのは、まさに例外的なスーパーチームなんだ。
まあ、「その後のイラン」が・・
まったくといっていいほど、シリアに、決定的スペースを攻略「させなかった」という事実については、「さすが」としか言いようがないけれど・・ね。
さて、これで、なか二日で、「事実上の決勝戦」が繰り広げられるコトになった。
日本vsイラン・・
いまから楽しみで仕方ありません。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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