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2024_J1_(変則)第29節・・結果に恵まれなかった、ジョン・ハッチンソン横浜マリノス・・ここにきて、やっと、美しい質実剛健サッカーへ、具体的に、近づきはじめた・・(ジュビロvsマリノス、3-4)・・(2024年11月16日、土曜日)

ゲームの推移を追いながら、こんなことを考えていた。

イニシアチブを「握る」というイメージング(チーム戦術)のチームは、やっぱり、人とボールの動きと、その「リズム」こそが、決定的に重要なファクターなんだ・・

もちろん、それをベースに・・

スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の「実効レベル」を、どこまで高められるかというテーマに取り組む・・

そして、そのバックボーンは、結局は・・

ボールがないところでのアクションの量と質というファクターに「収斂」されるっちゅうわけさ。

そうなんだよ・・

実はわたし、立ち上がりのマリノスが展開した、人とボールの動きと、そのリズムの内実に、不満タラタラだったんだ。

要は、こんな疑問ね・・

たしかに、人とボールは「よく動く」し、イニシアチブを握っているけれど・・

それで、スペースを創りだしたり、そこを効果的に突いていくような、実効レベルが高い仕掛けが、できているのかい??

そう、マリノスの「人とボールの動き」では、「足許パス」ばかりが目立っていたんだよ。

それに対して、横内昭展ジュビロは、「中盤の高い位置でのボール奪取&ショートカウンター」を、強烈に「イメージング」にしている。

そう、徹底(戦術)サッカー・・

とはいっても、彼らの場合は・・

攻守にわたる「主体性プレー」のなかで、前向きのポジティブ・マインド(自由度!?)の高さを、明確に感じるんだよ。

そう、積極的&攻撃的な、リスクチャレンジ姿勢ね・・

ということで、ハナシを、マリノスの「人とボールの動き」へ戻すけれど・・

要は、パス&ムーブに「勢い」が乗っていかないという印象が強かったんだ。

だから・・

たしかに、ゲームの流れは、マリノスが支配しているし、何度かは、決定的ゴール機会は創りだしている。

それでも、チームの総合力からすれば、もっともっとできるはず・・と、不満の方が先に立っていたのさ。

もちろん・・

そう、相手は、「サバイバル真っ只中」で、限界の闘いを展開するジュビロだからね。

さまざまな意味合いを内包する、局面デュエルの内実でも、高い「熱量」を放ちつづけているんだ。

でも・・

そう、時間の経過とともに、そんなネガティブなイメージが付きまとっていたマリノスの、人とボールの動きと、その「リズム」に、徐々に、活気が戻ってきたんだ。

そのキッカケは・・

分かりません(へへっ・・)。

まあ、たしかに・・

ジュビロのボール奪取プロセス(守備)における熱量が(見事なショートカウンターからの先制ゴールによって、リードしていたこともあって!?)、徐々に「落ち着いてきた」こともある。

でも、マリノスの「視点」で、この微妙な「変化」を、考察してみると・・

たぶん、その「変化」の絶対ベースは、選手たちの「不満」だったと、思えてくる。

・・こんなコトじゃ、いけない・・

・・というか・・

・・人とボールの動きが、オレたちの理想イメージングと、違う・・

・・ってな感じの、主体的な「反省」!?

とにかく、前半に、マリノスが魅せた、自戒ベースの(!?)ペースアップは、それは、それで、とてもインプレッシブではありました。

マリノスは、人とボールの動き(イニシアチブ)を、効果的に「結果」に結びつけられていなかったわけだけれど・・

このところ、やっと、本来のチカラを魅せはじめたっちゅうコトか。

9月から10月のアタマにかけた、ネガティブな「流れ」を、ここにきて、やっと、ポジティブ・ウェーブに変換させられるようになった(!?)と、感じる。

要は、このコラムのテーマである・・

人とボールの動きと、「その優れたリズム」を、いかに効果的に、「結果」に結びつけるのか・・

別な表現をすれば・・

ゲームのイニシアチブを「握り」ながら、その「流れ」を、しっかりと、シュート(スペース攻略)に結びつけられるのか・・というテーマ。

そのためにも・・

そう、「動き」を司(つかさど)る、もっとも大事なファクターである、ボールがないところでのアクションの量と質をアップさせるんだよ。

そして、その背景には・・

この試合でマリノスがデモンストレートしたように・・

その「ペースアップ」を、主体的にマネージできること「こそ」が、最重要テーマかもしれない・・ってな、マネージメントの発想もある。

とにかく、ジョン・ハッチンソンは、とても良い仕事をしていると思うよ。

逆に、良い仕事を積み重ねている横内昭展は、ツキに恵まれない。

おなじ、プロコーチ仲間として、彼らに対し、心からの称賛と感謝の拍手を、おくります。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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