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2024_オリンピック女子・・負けはしたけれど、我らがナデシコは、とても良い「フォーム」で、本大会に入っていけた・・そう、自信と確信レベルの進化&深化・・さて、ここからだ、ここから・・(スペインvsナデシコ、 2-1)・・(2024年7月26日、金曜日)

ボール奪取プロセス(守備)・・

それが、この試合のメインテーマだよな。

とにかく、我らがナデシコは、積極的&攻撃的に、ボールを奪い返しにいったんだ。

それも、「微妙なチカラの差」を体感しつづけていたにもかかわらずの、勇気あふれるアグレッシブな主体性プレー。

ボールを失った次の瞬間からはじまる、ダイナミックに、そして有機的に連鎖しつづける、個々の守備イメージングが、素晴らしい。

そう、粘り強いチェイス&チェック(寄せ)と、連動するマーキング&カバーリングの、美しいコラボレーション。

彼女たちは、チーム戦術イメージングに則った連動性(意図)を、魅せつづける。

まあ、どこかのゾーンに「追い込み」、そこに集中プレスをブチかまして、より確実にボールを奪い返す・・ってな感じかな。

監督の、池田太は、ホントに、よい仕事をしているって感じる。

でも・・

そう、世界ナンバーワン、スペインもまた、ナデシコに輪をかけた(!?)積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)をブチかましてくるんだよ。

そこには、決して「おごり」などない。

サスガに、現役のワールドチャンピオンだ。

その、「強さ」の絶対バックボーンが、そのボール奪取プロセス(守備)にありっちゅうわけだ。

だから、まず意の一番のテーマが、冒頭のようにするしかなかったんだよ。

そして・・

両チームともに、攻守ハードワークとリスクチャレンジあふれる、積極的&攻撃的サッカー(ダイナミックなせめぎ合い!?)を展開しているからこそ・・

両チームの、「微妙なチカラの差」が、グラウンド上に、表現されていた。

そして、だからこそ、我らがナデシコの、立派な、とても立派な、積極的&攻撃的サッカーが、光り輝いていたという見方もできるっちゅうわけだ。

まあ、コラムニュアンスの「まとめ」は、そういうことになるのかな・・

あっと・・

ボールを奪い返してからの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・

そう、両チームともに、その「イメージング」は似通っている。

しっかりと人とボールを動かしながら、よい「リズム」の動きをベースに、スペースを突いていく。

そして最後の瞬間には、個の才能プレー(ドリブル勝負)や必殺スルーパスなどを、ブチかます。

あっと、でも、この試合でのナデシコは・・

スペインにイニシアチブを握られているから、どちらかといったら、人とボールの動きと「その優れたリズムをベースに仕掛ける」というのではなく・・

なるべく高い位置でボールを奪い返し、そこからの必殺ショートカウンターをブチかます・・

そんなイメージの方が強かった。

対するスペインは、完璧にイニシアチブを(ボールを)握りながら、「活発な動きと、そのリズム」をベースに、スペース攻略を仕掛けてくる。

彼女たちにしても・・

必殺のドリブル勝負よりは、ボールがないところでのアクションの量と質を駆使し、最後の必殺スルーパスを活用するっちゅうイメージの方が強い。

まあ、そんな強いスペインが相手だからこそ・・

中盤の、長野風花と長谷川唯が魅せる、スペインの勢いを「うまく吸い取る」ような、積極的&攻撃的ボール奪取プロセス(守備)アクションが、秀逸だったんだ。

わたしは、彼女たちの、臨機応変に「ハードワークを探しつづける」、神出鬼没のアクションに、舌つづみを打っていたよ。

それでも、そこはやっぱり、スペイン。

彼女たちは、本当に、素晴らしくトレーニングされている。

決して、「変な」徹底(戦術)サッカーなどではなく・・

彼女たちもまた、臨機応変に、そして神出鬼没に、ボールがないところでのアクションの量と質をアップさせ、人とボールの動きと「そのリズム」を高揚させているんだ。

わたしは、両チームが魅せつづける、究極の、攻守にわたる「戦術アイデアのせめぎ合い」を、堪能していた。

もちろん、「あの」スーパーな長野風花や長谷川唯が、一瞬の「読み間違い」によって、ウラを突かれ、フリーで走り抜けられちゃったりしたシーンも、しっかりと呑み込みながら・・ね。

まあ、サスガに、世界チャンピオンだ。

さて、ということで・・

ナデシコが、とても良い「フォームで、大会に入れたと・・」というテーマで、このコラムを締めようか。

良いフォーム・・

物理的にも、心理・精神的にも・・

たしかに負けはしたけれど、選手たちは、着実に、自信と確信レベルを、進化&深化させられたと思っているんだよ。

決して、スペインに「振り回された」わけじゃない。

そうではなく・・

さまざまな意味合いを内包する、「ギリギリの攻守せめぎ合い」のなかで、惜しくも失点して惜敗してしまったというニュアンス。

攻守にわたる、積極的&攻撃的サッカーは、展開できていたし、そのコトは、選手たちも体感できていたはず。

それが、自信と確信レベルの進化&深化を、助長する。

だから、とても良い「フォーム」での、大会スタートになったという表現が、正しいと思うわけさ。

さて、次だ、次・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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