トピックス
- 2014_昨日(アントラーズ対レッズ戦後)の顛末と、本田圭佑・・(2014年10月27日、月曜日)
- いや〜、楽しかった。夜中の、それも豪雨を突っ切っていく単車ライド。
久しぶりに、生きていることを実感させてもらった。自然に、感謝〜!
えっ・・何を言っているのかって!?
いや・・、昨日のアントラーズ対レッズ戦の後、夜中まで(メディアワーキングスペースは23時半でクローズ!)記者会見場でHPをアップし、そのまま、オートバイで帰宅したのですよ。
それも、東京の方角から鹿島方向へ迫りくる(!)厚い雨雲のなかに(それが分厚いのは、気象庁サイトで確認済み!)突入していくっちゅう案配だったんですよ。
アントラーズ会見場での時間が限られていたから、昨日の「J_コラム」では、勝者メンタリティーというテーマに絞って書いた。
そのこともあって、今朝ビデオで確認した、本田圭佑の(フィオレンティーナ戦)プレー内容と絡めて、何か他に・・と思ったわけなのです。
それにしても、雨中のライド。チト怖かったけれど、本当に楽しませてもらった。
かなりパワーを掛けているから、タイヤのグリップが気に掛かったけれど、基本的には「直進」だし、舗装の「継ぎ目」やマンホールといった金属部分や、路面の塗装部分を乗り越えるときは、決してマシンを「倒したり」しないからね。
あっと・・。それでも、一度、やっぱり濡れた路面は危ないんだ〜・・と、体感させられた瞬間があったっけ。それは・・
路面に、白の塗料で描かれた大きな矢印。
かなりパワーを掛けていたから、その矢印を乗り越えるとき(もちろん直進だよ)、一瞬、後輪が空転したんだよ。
そのことは、エンジン回転数が、瞬間的に、「ウインッ!!」って上がったから、分かった。フ〜〜ッ・・
でも、雨が吹き付けてくるのは、そんなに気にならなかったネ。
オレの愛車は、フルカウルのレーサーレプリカだからサ。単車に身体を密着させるライディングフォームで、ほとんどの雨(水)や風雨の圧力は「やり過ごせ」たんだよ。
とにかく、楽しかった。また、「何か」も実感できた。だから、家にたどり着いたときの「達成感」も格別だった。へへっ・・
―――――――
あっと・・本田圭佑。
この試合でのプレー内容は、「まあまあ」だったですかね。
シーズンがはじまった当初の、迸(ほとばし)るような、攻守にわたる「意志の炸裂プレー」は、この試合では、どちらかといったら「落ち着いている」・・ってな感じ。
とはいっても、W杯までのパッシブな(消極的な)プレー内容(意識と意志の内容)からすれば、もちろん、いまの彼が本物のブレイクスルーのベクトルに乗っているのは確かな事実ですよ。
このところ、ミランの現場だけじゃなく、イタリアメディアからも、チト「誉められすぎ」なことで、またまた、楽して金儲けしようという(!?)様子見のマインドがアタマをもたげ始めた!?
とにかく彼の場合は、常に、本当にいつも、チャレンジする姿勢(攻守ハードワークを自ら探しつづけるプレー姿勢)を高みで維持しなければいけないのですよ。
彼については、先日の香川真司コラムでも、以前の「本田圭佑のブレイクスルーコラム」にリンクを張るカタチで書いたから、そちらもご参照アレ。
本物のブレイクスルーを果たしつつある本田圭佑・・ってなニュアンス。
その骨子は、何といっても、攻守にわたる爆発スタートとフルスプリントの量と質に、如実に現れてくる。
この、「攻守にわたる爆発スタートとフルスプリント」というテーマについては、当HPで昨年からスタートした新連載「The Core Column」で発表した、このコラムも参照して下さい。あっと・・、また本田圭佑自身についても書いたことがあったっけ。そのコラムは「こちら」。
ということで、本田圭佑の運動量。
聞くところによると、全体的な運動量は減る傾向にあるとのこと。でも・・
そう、サッカーでは、互いに攻めたり守ったりすることで全体的に前後する「動き」のなかで、いくらジョギングを繰り返して足許パスを待っていても、何かを起こすコトなんてできないんだよ。
だからこそ、攻守の目的を達成しようとする意志(具体的なイメージ)に突き動かさせるような爆発スタートとフルスプリントという「現象」こそが、重要なんだ。
その意味で、いまの本田圭佑は、「正しい発展ベクトル」上を突き進んでいるっちゅうわけさ。そして私のフラストレーションも解消されていく。
これまで何度も繰り返したように、本田圭佑のように、才能あふれる選手は、とにかく、「良いカタチ」で、たくさんボールに触らなきゃいけないんだ。
それが、足を止めて「足許パス」ばかりを待つものだから、相手ディフェンスの格好の餌食になるし、味方もパスを出しにくくなるっちゅう、ネガティブサイクルにはまり、そしてゲームから「消えて」しまう。
以前は、そんなことの繰り返しだったわけだ。それが・・
たしかに、まだディフェンスには課題を抱えているし、このところ攻撃でも、ボールがないところでの動きの量と質に(意志の内容に!!)多少の減退傾向が見えるけれど、全体的なプレー内容には、以前とは比べものにならないほどの「実効」が備わるようになっている。
だからこそ、良いカタチでパスを「呼び込める」し、とても効果的な「タメ」を演出したり、相手ディフェンスの目線と意識を引きつけるような「仕掛けのドリブル」だって、より効果的に繰り出せる。
そして・・
とにかく、「あれほどの才能」に恵まれている本田圭佑だからね、攻守ハードワークに割いたエネルギーが、実質的な「効果レベル」以上に大きく評価され、それが、「本田圭佑」というブランド価値を、何倍にもアップさせていくことは、確かな事実なんだよ。
とにかく、「ガンバレ〜、本田圭佑〜!」ってな感じ。
===============
ところで、先日、高円寺のパンディットという「トークライブハウス」で、ブラジルW杯の「ナマ対談本」に絡めて、後藤健生さんと対談をやったんですよ。
アナウンス(事前の告知)が足りず、参加していただいた方は少なかったけれど、その対談全体が、「You Tube」にアップされましたので、お知らせします。
2時間近くも話しまくったのですが、その第一部が「こちら」で、その第2部が「あちら」です。
- また、下記の「ナマ対談本」についても二人で語っている部分があるのですが、編集部が、それを、このように「編集」したのだそうです。まあ、ということで「こちら」もご参照アレ。あっと・・ 新刊の基本情報については、「こちら」をご参照ください。
============
最後に「告知」です。
実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
===============
重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
==============
ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
-
[ トップページ ] [
Jワンポイント ] [湯浅健二です。
]
[ Jデータベース ]
[トピックス(New)] [
海外情報 ]