湯浅健二の「J」ワンポイント
- 2023年Jリーグの各ラウンドレビュー
- 第6節(2023年4月2日、日曜日)
- 一夜明け、自身の備忘録としても書きつづっておかなければならないと気を取り直した次第・・(コンサドーレvsフロンターレ、3-4)
- レビュー
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- この試合、昨夜、ライブで観ていました。
コラムを書こうと身構えながら・・ね。
それでも・・
ゲーム展開を体感する中で、気持ちが萎(な)えてしまった。
あの、ある意味、理不尽なエキサイティングマッチを、どのように表現するんだ!?
とにかく・・
ミハイロ札幌コンサドーレは、とても良いサッカーを魅せているんだよ。
だから私は、昨シーズンから、彼らを「強豪チーム」って表現している。
そしてこのゲームの内容も、まさに、強豪「同士」の動的な均衡マッチっになるって感じていた。
そしてミハイロ札幌コンサドーレは・・
内容からすれば、まさに「順当」ってなリードを奪い「つづけ」るんだよ。
前半7分、ミハイロ札幌コンサドーレ先制ゴール場面・・
金子拓郎の「これぞ金子っ!」ってなドリブル突破からの素晴らしいクロスを、CK崩れで、最前線に残っていた岡村大八が、ズバッと、ヘディングで突き刺した。
でも前半25分には、ツキに恵まれた宮代大聖が、「ゴッツァンゴール」をヘディングで決める。
その直後の前半27分には、これまた、「まさに順当」と呼べるヘディングシュートを、浅野雄也が、流し込むんだ。
これで、ホームチームが、再び「2-1」のリード奪うんだ。
フムフム・・
でも、前半39分には、山根視来が、これまた「ゴッツァンゴール」を流し込んでしまう。
それだけじゃなく・・
前半ロスタイムには、家長昭博が、見まがうことのない「超天才シュート」で、はじめてリードを奪っちゃうんだ。
これで、フロンターレの「2-3」のリード。
サッカー内容的には、コンサドーレに、明らかに、分がある。
にもかかわらずの、逆転劇。
わたしは、フ〜〜ってな感じで、ため息をついていた。
ミハイロのサッカー志向性は、まったく変わらない。
そう、積極的&攻撃的な「爆発サッカー」。
そこでは、攻守ハードワークとリスクチャレンジ、はたまた、前後のバランスの執れたポジションチェンジ(仕掛けの変化!?)もテンコ盛り。
そんなだから、以前は・・
たまに、「フッ」と集中力が途切れ(もどり遅れたり、カバーリングへの集中が途切れて!?)、フリーにした相手にゴールを奪われちゃうコトもあった。
でも最近のミハイロ札幌コンサドーレでは、そんな「集中力の不全状況」が減少した。
だからこその、「ホンモノ強豪の仲間入り」なんだよ。
それでも・・
この試合の「失点シーン」は、皆さんも観られたとおり、まさに「交通事故」的な現象だった。
あっ・・
家長昭博の「超天才シュート」と、決勝ゴールのヘディング場面は、たしかにフェアに「奪い取った」ゴールではあったけれど・・ね。
ということで・・
美しい質(内容)実(結果)剛健サッカーを魅せているミハイロ札幌コンサドーレ・・
そんな彼らが、こんなカタチで、勝ち点を失ってしまうコトに、気持ちが萎え、キーボードに向かうエネルギーが失せてしまったっちゅう体たらくだったんだ。
でも、一夜明け・・
やっばり、自分自身のためにも、こんな「サッカー的な現象」も、自身の備忘録として、書きつづっておかなければならないと、思い直した次第。
それにしても・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。
一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。
もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは-"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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