湯浅健二の「J」ワンポイント
		
		
		
		
			 2025年Jリーグの各ラウンドレビュー 2025年Jリーグの各ラウンドレビュー
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					 第10節(2025年4月12日、土曜日) 第10節(2025年4月12日、土曜日)-   
 ボール奪取プロセス(守備)の内実こそが、全体パフォーマンスの絶対ベース・・その事実を、再認識させられていた筆者でした・・(サンフレッチェvs岡山、0-1) ボール奪取プロセス(守備)の内実こそが、全体パフォーマンスの絶対ベース・・その事実を、再認識させられていた筆者でした・・(サンフレッチェvs岡山、0-1)  -   
 すごかったネ〜〜、ファジアーノ岡山のチェイス&チェック(寄せ)・・ すごかったネ〜〜、ファジアーノ岡山のチェイス&チェック(寄せ)・・
 
 最後の最後まで、その「闘う意志」が、衰えることはなかった。
 
 相手は、強豪サンフレッチェだからね・・
 
 それは、今シーズン、2部から昇格してきた自分たちが、1部リーグの発展を支える「ポジティブ価値」であるコトを証明する(周りに認めさせる!?)に十分なプレーぶりだった。
 
 また、別な表現をすれば・・
 
 ここまでに、5試合も、相手にゴールを許さない「クリーンシート・マッチ」を重ねてきたコトも、そのしっかりとしたサッカー内容を、如実に証明したとも言えるよね。
 
 ファジアーノ岡山は、ホントに素晴らしい、意志の闘いを披露したんだよ。
 
 バックボーンは、言うまでもなく、ボール奪取プロセス(守備)での、忠実さ、ダイナミズムにあった。
 
 そう、積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(守備)ね。
 
 対するサンフレッチェ・・
 
 例によって彼らは、堅いボール奪取プロセス(守備)を絶対ベースに、良い「リズム」で、スマートに人とボールを動かしながら、攻め上がる。
 
 でも、そんな「スマートな流れ」が、岡山の「強烈意志」ボール奪取プロセス(守備)によって、ことごとく寸断されつづけるんだ。
 
 そのファジアーノ岡山が繰り出す、素早く効果的なトランジション(攻守の切り替え)からの、ボール奪取プロセス(守備)・・
 
 そのチェイス&チェック(寄せ)は、もちろん最前線からスタートする。
 
 そして、そんな「寄せ」のアクションに呼応し・・
 
 周りのチームメイトが、具体的なイメージングをアタマに描きながら、「粘性」がものすごく高い、カバーリング&集中プレスをブチかますんだよ。
 
 とにかく・・
 
 誰一人として、次の勝負イメージング(守備ハードワーク)をサボったりしない。
 
 そんな、岡山プレイヤーたちの、アタマのなかの描写コンテンツが、ハンパなかった。
 
 そして彼らは・・
 
 味方のミスをも、予測しながら(!!)、次、その次のカバーリング&集中プレスなど、「忠実ハードワーク」を、主体的に(!)探しまくる。
 
 もちろん、サンフレッチェのチェイス&チェック(寄せ)だって、いつものように、素晴らしかった。
 
 でも、この試合に関しては・・
 
 ファジアーノ岡山のチェイス&チェック(寄せ)の方が目立っていた(意志ポテンシャルの差!?)とするのが、フェアな評価だろうね。
 
 それは、もちろん、選手個々の「意志の強さ」にあり。
 
 そう、攻守にわたる「主体性プレー」の内実が、ハンパなかったということさ。
 
 そんなポイントについて「も」、監督の、木山隆之に対して、拍手をおくる他ない。
 
 もちろん・・
 
 ミヒャエル・スキッベの、心理マネージャーとしてのウデだって、素晴らしいレベルにある。
 
 でも、これまでの「J1」での存在感からすれば、やっぱり、木山隆之の仕事ぶりは、特別な(!)称賛に値すると思うよ。
 
 とにかく、この試合では、ファジアーノ岡山監督、木山隆之に対して、同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくる筆者なのである。
 
 あっと、最後に・・
 
 ドイツ人GK、ファジアーノ岡山のスヴェンド・ブローダーセン。
 
 いや、ホントに、優れたゴールキーパーだ。
 
 ドイツ、ハンブルク出身ということだけれど・・
 
 これまでドイツは、世界的にも優れたゴールキーパーを、多く輩出してきたよね。
 
 スヴェンドも、その流れに乗って育ってきたということなんだろうね。
 
 わたしは、彼が、「Jリーグ」で活躍していることに、感謝していますよ。
 
 そんなスヴェンドだけれど、彼は、ファジアーノ岡山ディフェンスブロックの「安定度」を高揚させる「心理リソース」なんだと思う。
 
 まあ、ここでは、彼の具体的なブレーコンテンツには、入り込まないけれど・・
 
 とにかく、ファジアーノ岡山プレイヤーたちの、スヴェンドに対するハンパない「信頼」・・
 
 その信頼感が、ファジアーノ岡山ディフェンスの「安定感」を、大きくアップさせているコトが、いいたかった。
 
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 最後に「告知」です。
 
 どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。
 
 一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」。
 
 
- そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」。
 
 自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
 
 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。
 
 もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。
 
 
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
 追伸:わたしは- "Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。 "Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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