湯浅健二の「J」ワンポイント
2025年Jリーグの各ラウンドレビュー
第1節(2025年2月15日、土曜日)
前半は、レッズの新戦力が光を放ちつづけた・・また後半は、さまざまな意味合いを内包する「勝者メンタリティー」も、感じさせてくれた・・今シーズンのレッズには、期待大じゃないか・・(ヴィッセルvsレッズ、0-0)
レビュー
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- 補強・・
このゲームじゃ、やっぱり、「レッズの補強」がメインテーマかな・・
そう、新戦力が、うまく機能していると感じさせてくれた、マチェイ・スコルジャ率いる浦和レッズ。
もちろん、「能力」や「パーソナリティー&インテリジェンス」が大原則だけれど・・
新戦力が「うまく機能」したコトのバックボーンには・・
マチェイ・スコルジャの、彼らに対する「戦術イメージング創り」の浸透プロセス(心理マネージメント)も、絶対的に重要な「隠し味」だったと思うわけさ。
そう、戦術イメージングの「シンクロ」・・
それが、殊の外、うまく回っていたからこそ・・
金子拓郎にしても、松本泰志にしても、ダニーロ・ボザにしても、そして言うまでもなく、マテウス・サヴィオにしても・・
ボール奪取プロセス(守備)への、積極的&攻撃的な取り組み(強烈な闘う意志!)が、光り輝いていたっちゅうコトさ。
あっと・・
その意味じゃ、既存戦力のチアゴ・サンタナにしても、ボール奪取プロセス(守備)への取り組みが、何倍にも高揚したっちゅうイメージをもった。
ということで・・
そんな、チーム全体にみなぎる、ボール奪取プロセス(守備)への積極的&攻撃的な「意志の炸裂」こそが、「補強」がうまくいっていることの、基本的な「評価ベース」なんだよ。
イレギュラーするボールを足であつかう、不確実なファクターが満載のサッカーは、意志の(自由にならざるを得ない)ボールゲームだからネ。
とにかく、まず、今シーズンのマチェイ浦和レッズが、一味も、二味も、サッカー内容をアップさせている最中だっちゅうコトが言いたかった。
もちろん、完璧な、リーグ優勝候補としてね。
そこには、内容(ボール奪取への強い意志!!)がともなった着実な(!!)勝負強さもあった。
それこそが、勝者メンタリティーの絶対ベースということだね。
もちろん、その他のメンバーとしては・・
交替出場した前田直輝(彼は相変わらず良かった)と、原口元気だけれど・・
特に、原口元気については、攻守にわたるボールがないところでのアクションの量と質(意志のチカラ)で、課題を克服できていないという落胆の方が大きかった。
自分から、仕事(攻守ハードワーク)を探せないようでは、期待の高まりようがない。
フ〜〜・・
まあ、彼らだけじゃなく・・
わたしは、まだまだ、中島翔哉の「ホンモノの復活」を願って止まないんだよ。
昨シーズンでは、一瞬、人とはレベルの違う「輝き」を放ったわけだからネ。
また、ケガや手術で出遅れている、松尾佑介、大久保智明の復活はにも、期待したい。
とにかくサッカーでは・・
「意志」の内実によって、攻守にわたる、ボールがないところでのアクションの量と質に、雲泥の差が、現れてくるんだよ。
優れたプロコーチは、まさに「そこ」を観ているんだ。
その意味で、前半のレッズのプレー内容には、さまざまな意味合いで、「レベルを超えたHope」が、山積みだった。
彼らは、今シーズンの楽しみを、天井知らずってなレベルまで引き上げてくれたじゃないか。
良かった・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。
一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。
もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは-
"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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