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- 2011_U22_・・とにかく勝ち点3を持ち帰れて良かった・・(バーレーンvsU22日本代表、 0-2)・・(2011年11月22日、火曜日)
- いや〜、すごかったですね〜、バーレーンがブチかましてきた気合いサッカー・・まあ後半は、日本のリードを追いかけるという何も失うモノなどない状況だったから当然ではあったけれどネ〜・・
とにかく日本は、前を向いてフリーでプレーできる(要は、スペースを攻略した)シーンを演出するのに四苦八苦していたからね〜。それって、「相手がスペースを消すサッカーを展開してきた・・」っちゅうふうに表現するんですか〜!? 分かり難いですね〜・・
あっ・・スミマセン・・眠気と闘いながら書いているもので、ちょっと気合いを入れ直さなければならなかったんですよ。 あははっ・・
とにかく、バーレーンがブチかましてきた、攻守にわたる全力プレッシャーはレベルを超えていたんですよ。
まあ彼らには、日本のようなスマートサッカーを展開できるだけの技術(スキル)的&戦術(イメージ)的なチカラはないわけだから、そこは、フィジカルで補うしかなかったということなんだろうけれど、それにしても国内的な問題を抱えているバーレーンが、あんなハイペースの「気合いサッカー」を最後までやりつづけたことは賞賛に値すると思いますよ。
国内的な問題を抱えるバーレーン・・。皆さんもご存じの通り、「中東の春」という大きな「社会的うねり」によって、様々な不安定な要因が代表チームをも呑み込んだのですよ。にもかかわらずの気合いサッカーだったというわけです。
日本にとっては、とても良い学習機会だったと思いますよ。もちろん、グラウンド状態が悪いことで、自分たちが志向する、人とボールが動きつづけるハイレベルな組織サッカーを展開できなかったというポイントも含めてネ。
バーレーンが展開した、(かなりダーティーなアタックも目立った!?)スーパープレッシング守備サッカー・・
それが、日本の学習機会「そのイチ」というわけだけれど、いくらグラウンドが悪かったとはいえ、もうちょっとゲームペースを支配できなかっただろうか・・。相手がブチかましてくる前へのプレッシングの勢いを「軽くいなす」ような余裕プレーでね。
難しいテーマだけれど、プレーペースの「メリハリ」を上手く演出すること「も」志向しはじめたら、逆に、これまでU22代表が魅せつづけた、人とボールが動きつづけるハイペースで軽快な組織サッカーのテイストが失われてしまうのかな〜・・。
とはいっても、後半22分に2点目を奪ってからは、(まあ全体としては!?)しっかりと相手の勢いを受け止め、そこから効果的なカウンターを繰り出すという余裕の展開に持ち込めていたですね。
あっと・・その守備だけれど、ゲーム全体を通じて、何度か「行かれそう」になった場面があったよね。後方からのロングフィードパス一本で抜け出されてシュートまで行かれてしまったり、ロングシュートをブチかまされたり、アバウトなアーリークロスを放り込まれて危険なヘディングシュートを喰らったり、そこから混戦に持ち込まれ、最後に至近距離からのシュートを打たれてしまったり・・。
それらは、相手のレベルを超えたフィジカルパワー&全力スプリント(強烈な意志)の勢いを抑制し切れていなかった・・とも表現できそうなシーンだったですかね。
それが、学習機会「そのニ」っちゅうことかな。
例えば、相手が(基本的にはアバウトな!)ラストパスを蹴り込んでくるシーン。そこでのパスレシーバーは、まさに猪突猛進に、全力スプリントで走り抜けていくのだから、それを予想していれば、もっと余裕をもって相手がイメージするスペースを「埋める」ことも出来たはず・・とかね。
まあ、とにかく、勝ち点3を持ち帰ることが出来てよかった、よかった。次のシリア戦では、本来の「関塚ジャパン」のサッカーを期待しましょう。
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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